紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

田舎暮らし 畑を離れて外界へ 久々の独り言

2015年10月12日 | 田舎暮らし&家族

家庭園芸する日は、時折、畑の外から声をかけてくれるご近所さんと話をするぐらいで、大半の時間は野菜・果樹など畑を相手に過ごす。そうした世界では自然が相手なので、のんびりとした時間が過ごせるし神経を使うこともない。でも今日は、外界中心の1日となった。

朝一番に、家内と2つの直売所を回り安納芋を補充。直売所の登録会員は家内なので、名札や会員用帽子を着けてバックヤードから入る。自分は荷物持ちで付き添う。店では、何人かの出荷者や店員さんと挨拶や二言三言の会話をかわす。所要時間・約40分。

帰宅直後、義母の店へ。義母にと持っていった安納芋5個とみかん30個、お店に来ていたお客さんに味見にとみかん2個を渡すと話が弾む。予定より遅れて和歌山の花問屋へ出発。花問屋では、買いに来た花屋さんや店員さんとも挨拶や二言三言の会話。道中では、海や漁船やポルトヨーロッパなどの景色が目に入ったり、前を走るポルシェに見とれたり。所要時間・約3時間。

昼食後、青春クラブの役員さん宅を車で回りピックアップ。役員4人、2日後に開催のグランドゴルフ大会の景品を購入するためスーパーへ。参加者1人当たりの景品金額を約1000円と決め、手分けして購入。帰路、マクドナルドにより100円のコーヒーやソフトクリームを楽しみながら青春クラブの打合せ。グランドゴルフ大会の準備や来週の青春クラブの旅サークルでいく国華園の菊花展出発時刻を打合せ。所要時間・約2時間。

田舎暮らしの大半が自然相手なのに、今日は多くの人々と関わりながら久々に人間世界で過ごした気がする。自然相手で1日を過ごすと、体が疲れても心が穏やかで童心に帰ったような気がする。人々や普段と異なる景色に出会う外界で1日を過ごすと、心身の疲れを感じつつも、いろんなエネルギーをもらえる気がする。自在に楽しめる田舎暮らしに感謝しなきゃと思っている。


秋祭り 孫達の目的は露店だけ 街道で神楽の舞だけは・・・ お風呂で祭囃子とは・・・

2015年10月10日 | 田舎暮らし&家族

昨日、孫3人にせがまれて神社のお祭りに行ってきた。神社に来たのだからと、彼らにお賽銭を渡し皆でお参りを済ませたあと、彼らの目的である露店へ。彼らは、笛・太鼓、神楽、神輿には興味がない。お目当ての露店での買物が終わると、神楽も神輿も神社に到着していないのに帰ることになってしまった。

神社へ向かう途中、街道で舞う神楽

境内で子どもの笛・太鼓

 隣村の秋祭りは明日11日。笛と太鼓の練習場所が、なぜか我が家のすぐ近く。連夜、20時頃から23時頃まで練習している。お風呂につかりながら聴く「ピーヒャラピーヒャラ・ドンドンドン」の祭囃子、つい聞き惚れて長湯してしまう。リラックス効果が倍増する贅沢なひとときも、今宵かぎり。


極早生みかん 外出から戻るとコンテナごと置かれていた

2015年10月10日 | 田舎暮らし&家族

出から戻ると、コンテナに入ったミカンが庭先に置かれていた。コンテナに押された刻印の名前をみれば誰が持ってきてくれたかわかる。よくみると、収穫はじめの極早生みかん。しかも、大きさが自分好みの2Sサイズ中心。早速、お礼の電話をすると「傷物やけど・・・」という。

みかん農家は、JA選果場への出荷にあたり、家庭選果機で大きさを仕訳し表皮のきれいさなどは目で見て判断した上で、規格(大きさの分類)・品質(表皮のきれいさ、擦り傷の具合など)毎に分類する。その基準を周知するため、シーズンはじめには選果場でサンプルが表示され農家は「目慣らし」する。家庭選別したみかんは選果場で審査員に採点される。その採点結果と出荷量、および選果場の光センサーで測定された糖酸度や規格割合により、市場などでの売上金の配分割合が決められる。農家は通知簿となる採点結果や糖酸度結果を受け取り、次の出荷の参考にする。

電話であった「傷物やけど・・・」という声は、こうした家庭選別の過程でチェックされたミカンを意味する。頂いたみかんを見ると、「その傷物」の中から「目立たない傷物」だけを選んで持ってきてくれたことがわかるので、「そんなことない、エーみかんやんか・・・」と返答。

みかん農家が家庭で食べるみかん、それは傷物。M・Lなどの手頃な大きさで表皮がきれい、且つ糖度が高いみかんは商品価値がもっとも高い。美味しいみかんは、糖度が高く酸度が低いみかんで、大きさや表皮のきれいさとは無関係。美味しいみかんは目で決められない。味覚が決める。


色づき始めた柿 我が家の柿は野鳥のエサじゃない!

2015年10月09日 | 家庭園芸&直売所

野鳥って賢い。赤くなってきた柿だけをつつく。一度、嘴でつつくと柿の熟成がすすむ。その柿めがけ何羽も入れ替わり立ち代り訪れ、蝕んでいく。そんな目にあっている柿が数個。あわてて、被害が大きくならないようにとネットで防護した。

周辺はみかん農園ばかり。そのみかんも色づき始めているが、彼らは数少ない柿を選ぶ。今のみかんは、せいぜい糖度が10度台、酸も高いはず。柿はみかんよりも糖度が高いはずだし、何より酸味がない。それを彼らは知っている。

彼らに言いたい。「我が家の柿は、エサじゃない!」 「ネットの下から潜って入ったら、ルール違反やぞ!」

 


今日は秋祭り ご近所さんから「なれ寿司」でなく 「早寿司」を頂いた

2015年10月09日 | 田舎暮らし&家族

今日は秋祭り。「なれ寿司」を作らなくなって久しいが、昨日、家内がお店で「なれ寿司」を買ってきた。毎年、秋祭りの時期になると、なぜか食べたくなってくる。秋祭りに「なれ寿司」を食べるという地域の伝統が体に染みついているのかも知れない。

今日、ご近所さんが「早寿司」を持ってきてくれた。「なれ寿司」ではなく「早寿司」を作ったとのこと。

どちらも、アセの葉でまくことやご飯に鯖をのせることでは変わりはない。でも違う。大きな違いは、なれ寿司は味付けの基本が塩で、木の桶に入れ重しをのせて5日以上漬け込む。長くおけば発酵する。早寿司は味付けの基本が寿司飯で、木の桶に入れ重しをのせ2日ほど漬けこんで食べる。また、なれ寿司の1本は、早寿司の何倍もの大きさで作るのが一般的。

和歌山のラーメン店に置いてあるのは「早寿司」。ただ、アセの葉で包んだものはなく、折詰の仕切りにあるようなプラスチック製が使われている。アセの葉で包まれた早寿司は風味も情緒も違う。

ご近所さんから頂いた「早寿司」。お店で売っているより大きく、しかも重しで圧縮されているのでご飯がギュッと締まり、3個も食べればお腹いっぱい。食べ方は、早寿司だと大きくてもそのままかぶりつく。なれ寿司だと切って食べるのが昔からの食べ方。

一方、お店で買ってきた「なれ寿司」、家庭で作る大きさの1/3ぐらいと小ぶりだが、切って食べるのが当たり前と思いこんでいるので、それを4等分してお皿に。

ご近所さんが作った早寿司。10個、頂いた。

アセの葉をはがしたご近所さんが作った早寿司(左側)と、お店で買ってきた「なれ寿司」を4等分した1切れ(右側)。

 


高齢者の集い 秋祭りの定番 郷土料理 「なれ寿司」を弁当に

2015年10月07日 | 家庭園芸&直売所

高齢者の方は出歩かないので、ご近所の方との会話もない。そこで、昔なじみのご近所さん達が集まってワイワイする機会があればと、年2回、青春クラブ主催で地区住民を対象に「高齢者の集い」を開催している。ただし、「地区公民館への送迎は家族の責任で」「参加費は食事代として1000円」ということにし、家族の送迎の都合もあるので11時~14時にした。集まった高齢者や送迎の家族の方から、何度もねぎらいと感謝の言葉をもらうと「今度もやろう」と思ってしまう。

今日10/7は、10/9の秋祭りに備えて神社や各地区で「幟」をたてる。昔から秋祭りになると各家庭では「なれ寿司」を作ってきたが、最近では作る家庭も減ってきた。そこで、作った昔を懐かしんでもらおうと、いつものスーパーにお弁当を注文するとき、「なれ寿司」を入れてもらうよう頼んだ。さらに、お年寄りなので「固くないもの」「油ものは少なく」などもお願いした。

楽しんでもらおうと、ジャンケン大会の景品として「ぶどう・梨・りんご・バナナ・お米・牛肉など」を全員に渡せられるよう用意した。ジャンケン大会で勝った人から好きな景品を選んでもらうようにした。「どれも欲しいものばかり」との声を聞くと、嬉しくなってくる。

<写真>注文する弁当は、いつも少量多品種の盛り付けができる容器を指定。9つに仕切られた左手前が「なれ寿司」。1本の「なれ寿司」を4等分してもらい、2切れを入れてもらった。ご飯が足らない人のためにと、ちらし寿司も1マスに入れてもらった。好評だった。

 


神楽がお祓いに我が家へ 秋祭りプレイベント

2015年10月06日 | 田舎暮らし&家族

地元神社の秋祭りは10/9。それに先立って管内・約2500の各戸・各事業所を4日間かけて1軒1軒をお祓いして回るのが地域の伝統行事。人が集まっている処では舞も披露する。神社の出先なので祝儀も有難く頂く。

子どもは獅子に頭をカチカチと噛んでもらうと、健康に育つとか頭がよくなるとかという言い伝えもある。でも、幼児は逃げたり泣いたりでお祓いできず、親御さんの願い通りにできないことも多い。

この神楽、管内11地区が順番に受け持つことになっている。毎年9月に、各字の区長が社務所に集合して抽選し担当地区を決める。当たれば翌年から抽選を引かなくてよいが、11地区が一通り回れば、その翌年からは11地区で抽選が新たにスタートする。一番くじの「神楽」を引けば、主役となる青年達の協力や地区住民総出の手助けがないと責任が全うできないし、地域の伝統行事も存続できなくなるので区長の重圧は半端ない。毎年、秋祭りの時期になると3年前に引いた一番くじの神楽、その時のいろんな想い出が蘇ってくる。(2012/10/15ブログに掲載)

お祓いに回ってきてくれた神楽。大変だけど、あと3日、頑張ってください!


安納芋 直売所出荷を開始 売上メールに一喜一憂の日々が始まった

2015年10月04日 | 家庭園芸&直売所

2015年、今年も今日から直売所2カ所への安納芋出荷を始めた。

イモ類を直売所に出荷した場合、1週間毎の指定された曜日に売れ残り品を引き取りに行くルールで、直売所によりその引取曜日が異なっている。当日の売上状況については、随時、携帯電話にメールを送ってくれるが、その時刻も直売所により異なる。1カ所は、10時・11時30分・13時・15時・17時・18時30分の6回、もう1カ所は、12時・15時・17時・19時の4回で、いずれも当日の売上累計が品種別に送られてくる。売上がなければメールは入ってこないが、当日の売上累計なので朝早く1つでも売れると、その後の時間帯に全く売れなくても毎回の定刻にメールが入ってくる。

今日の初出荷にあたり、直売所毎の引取日までの日数と売れ数量を予測し、所定のビニール袋に入れ、バックシーラーを使って閉じ、バーコード付の品種名・税込み価格・出荷者名を印刷したシールを貼って出荷した。

今日、どちらの直売所からも1回目の定時から売上メールを受信。以後の定時メールでは売上が伸びなかったことも多かったが、定時になると家内とメールの着信音とその結果にソワソワ。今日は、2カ所から延べ10回のメールを受信した。着信する度に、家内と一喜一憂したり、売れ具合についていろんな憶測をしてみたりの1日となった。家内との会話も格段に増えた。1カ所は予想以上に売れたので、急遽、夕方から明日の商品補充の準備にとりかかった。

1袋がほぼ200円台、たくさん売れても1日数千円と少額ながらも、メール着信情報を予想したり、その結果に理由づけしてみたり、ゲーム感覚さながら家内と一喜一憂する楽しい日々が今日から始まった。

商品補充に備え、計量・選別し、価格別に仕訳した安納芋。


富有柿 初収穫 でも毒味するみたいで・・・

2015年10月04日 | 家庭園芸&直売所

我が家にある甘柿の富有柿、受粉樹に植えた不完全甘柿の禅寺丸、全体に色づきかけてきたと思っていたら、その中に真っ赤な柿が1つ。1つだけポツンと早く赤くなるのは、何か異変があったはず。外見ではヘタの部分に黒い箇所がみられるぐらいで害虫や野鳥の食害らしき後もなく、切ってみても傷んだところがなかった。

なぜ早熟したのか不明となると、食べるのも恐る恐る。食べてみると、やや甘さが弱いぐらいで味覚も異常なし。でも、突然変異のように1つだけ早熟すると、食べても秋の味覚を楽しむというよりも、毒味するような食べ方になり食べた気がしない。でも、これがこの秋の柿第1号に変わりない。


わかやま国体 ご近所さんの応援に行ってきた

2015年10月04日 | 家庭園芸&直売所

ご近所の息子さんが国体のソフトボールで出場すると聞き、青春クラブのサークル「野球観戦の会」メンバーとしてご家族の方と応援に行ってきた。

国体競技は県内アチコチの会場で開催されていて同じ競技でも試合会場が分散されていたり、設備の関係で一部競技は他府県で開催されており、いろんな競技をみようとすれば移動が大変。都会と違い公共交通は本数も少なくロス時間が多いので車が必須。でも北部に位置する和歌山市の競技会場から南部に位置する新宮市の競技会場までは片道で約3時間もかかる。ちなみに我が家から大阪府にある関西空港まで車で約40分、1時間半あれば甲子園球場、2時間あれば京都市内まで行ける。改めて紀伊半島の大きさを痛感する。

幸い、ソフトボール会場は車で40分の紀の川市だったので助かった。惜しくも試合に負けたが、ご近所の息子さんの見事なクリーンヒットが見られて満足。会場では、ソフトドリンク無料サービスがあったりカレー専門店もあったりでビックリ・・・ 国体は40~50年に1回、次に開かれたとしたら「天国」からと思うと、頑張って車で走り回らなくっちゃ。

 

団体競技は、プレーの1つ1つで一喜一憂させてくれるだけでなく、みんなで助け合い励まし合う大切さも教えてくれる。

 

先日の開会式セレモニー、県内の偉人紹介で「弘法大師」紹介に宗派が違うのになぜか感動。もちろん、花岡青洲・南方熊楠濱口梧陵にも・・・


夏ナスなのに秋ナス・・・

2015年10月03日 | 家庭園芸&直売所

6月から始まったナスの収穫。糠漬けやナス料理を堪能してきた。例年だと、8月中に枝を剪定して秋ナスとして収穫したり、夏場に秋ナス苗を植えたりして秋ナスを収穫する。

今年は夏ナスの枝も落とさず、そのまま放置。お盆以降、雨の日が多かったせいか散水したり追肥など手入れも何もしていないのに、ナスが実り続けている。この時期のナスは、例年、皮が固くなるので漬物には向かないが、今年はなぜか表皮も柔らかく6月に収穫したナスと品質が殆ど変わらない。夏場の異常気象がもたらした嬉しい悲鳴のはずなのに、これだけナスの収穫が続くと日々の漬物糠の管理が適当になってきたり、ナス料理にも辟易するようになってきた。

ナスの苗が頑張ってくれても、体や脳や味覚が例年の季節感を覚えていて拒否反応しているのかも知れない。なのに頑張っているナス苗をみると、かわいそうで引っこ抜く気になれない。今は、収穫したナスの大半は欲しいと言ってくれる親類や知人に持っていく日々が続いている。


我が家は 孫の駆け込み寺? 試行錯誤するばかり

2015年10月01日 | 田舎暮らし&家族

別棟に住む長男家族。孫が4人で、7歳・男、5歳・男、3歳・女、1歳・女。

ほぼ毎晩、夕食後に3人が連れだってやってきて「おばあちゃん、アイス」と、食後のデザートを楽しみに来る。おばあちゃんも、冷蔵庫のアイスクリームを欠かさないよう補充している。だから、やってこない日は「なんでやろ」と気になってしまう。我が家で遊ぶ時も、相談の上なのか、2人または3人で連れだってやってくることが多い。

ところが、時々、1人でやってくることがある。静かにソロリと入ってきた時は逃避してきた時。親に叱られたか兄弟げんかしたに違いないことが分かっているので、余程の状況でない限りやってきた理由も事情も聞かない。事情はともあれ、不機嫌であったり落ち込んでいたりの孫、逃避してきた孫、「どうすれば、その心を癒せるのか、立ち直らせるのか」が難しい。

チョコレートなどのお菓子や飲み物を用意すると、たいがい機嫌が上向いてくれる。そこで、とりとめのない話をして落ち着かせると「誰それが悪い」ともらすことがある。相手の言い分もわからないので事情は聞き流す。

こちらから、最後に言うことは「ママも忙しいから、言うこと聞いてくれないと大変なんや。助けてあげなアカンやろ」「お兄ちゃんやから、みんなにチャンと教えてやらなアカン立場やで」「ケンカする子は嫌い。仲良くする子はおじいちゃん大好きや。賢い子やないとコンビニも連れて行かれへん」などなど。落ち着いてきたら、別棟の玄関まで付き添い送る。「〇〇〇、ゴメン」とか言いながら入っていくと、ホッとする。

孫にとっての駆け込み寺みたいな今、どう癒せばいいのか、どうすれば孫の成長につながるのか、試行錯誤するばかり。