着任早々の総集会で、「老人会を何とかしてほしい」との意見。後日、老人会役員に伺うと、何年も前から加入を個々にお願いし後継者確保を図ったり、区長に対策を要請してきたが進展がなかった。役員をしている会長・会計の二人は、ともに90歳前後で車の運転もできなくなったので、内々に解散宣言をしたとのこと。「そんな状況なので、是非、何とかしてほしい」と要請され、取り組むことにした。
そこで、60歳前後の人を指名し特別委員会を設置・検討したものの、自主的組織であり加入を強制できないとの結論となった。このため、総集会でこうした状況を説明し区民に参加をお願いするにとどまった。
その後、「12地区で、当区だけ老人会の灯が消えてしまうのは、ほっとけない」と痛感し、走り回った結果、同じ想いを持った有志10人が集い、発起人となって新たな組織を作ることができた。
新しい組織は、『楽しいから参加する』、『多くの人と交流できるから参加する』、『自分のためになるから参加する』ことを基本とした自主的組織で、区民であれば年齢に関係なく誰でも参加できる組織とした。名前も、老人会ではなく「青春クラブ」として平成25年4月からスタートすることとなった。
新ルールで区長が終わったものの、成り行きから青春クラブの事務局を担当せざるを得なくなってしまった。でも、地区のために貢献することは、田舎暮らしをも充実させてくれるはず。