「数年前、町から言われて組織や体制を届け出したようだが、区民に周知されていないし、いざとなっても機能しない」との指摘があった。「南海・東南海地震が、いつ起こっても不思議ではない」と言われている折、住民の生命に関わることだけに放置できず、取り組むことにした。
自主防災組織とは・・・ 「巨大地震などの大災害による被害は同時多発的に生じるため、行政だけに頼ることは限界があります。このため、①自分の身は自分で守り(自助)・・・自分や家族でできないことは・・・②隣近所で助け合い(共助)、さらに、③行政に支援を求める(公助)、ことが基本です。自主防災組織は、地域住民が「自分たちの地域は自分たちで守ろう」という連帯感(共助)に基づき、自主的に結成する組織です。」とのこと。
副区長が12地区の消防団長で詳しいこともあり、独自の規約や体制もスムースに作れた。町に届けるとともに、班ごとには、自主防災組織の役割分担や避難場所の相談などをしてもらった。出入りが多いアパートを除き、住民の協力で全世帯の世帯台帳も作成できた。
自主防災組織を周知・徹底することで、大災害が起こった時に一人の犠牲者も出さずに済めばと思う。