我が夫婦と長男家族が一緒にする家族恒例の誕生祝は、いつも誕生月毎にまとめて行う。今月は家内と3歳を迎える孫の二人を予定している。
昨年、家内は体調不良で大好きなケーキも殆ど食べられなかったことを思い出し、家族恒例の誕生祝とは別に、こっそりと「家内だけの誕生ケーキ」を用意した。
夕食後のひととき居間でテレビを見ている家内に、「コーヒー飲もう!」と真っ暗にしておいた「食堂」に誘った。そこで、電燈色のスイッチを入れると、食卓に飾ってあった「バースデーケーキ」が浮かび上がった。
「エー 誕生日のケーキやん! 名前まで入れてくれて! 買ってきてくれたん!」と、サプライズにビックリ。
「夕方、タバコ買いに行って帰ってくるの遅かったけど、あの時、買ってきてくれたん?」 「ケーキ、どこに隠してあったん?」と矢継ぎ早の問いかけが・・・
「タバコ買いに行って帰って来た時、遅かったなあと言われ、知人と出会って立ち話してたんやと言ったのは咄嗟の出まかせやったんや。ケーキ屋さんまで行ったから時間がかかったんや。ケーキはさっきまで倉庫の冷蔵庫に隠しといたんや。」
「ローソクは数が多すぎるのでやめて、バラの花が描かれたお菓子にしたんや!」
ささやかなケーキだったが、久々に会心のサプライズができた。家内も喜んでくれた!!!