先日、都道府県対抗男子駅伝が開催された。
・・・元祖「雀の玉子」・・・
テレビ観戦しながら「雀の玉子」をつまもうと思ったら、知らぬ間に菓子鉢が空になっていた。家内や孫達、前々から別のお菓子があるのにテレビの前に置いた自分専用の菓子鉢に手に入れ、『これっ 美味しいなあ』とチョクチョクつまんでいたのは知っていた。
自分が最も好む大粒で表面の味付けがしっかりしている「雀の玉子」は、車で15分のスーパーでしか手に入らない。早く買ってこないとレースが始まるしと、車で5分のスーパーへ行って、元祖といわれる100年以上も歴史がある大阪の冨士屋製菓の「雀の玉子」を買ってきた。
中学生の時に初めて食べた「雀の玉子」。昔は滅多に買えなかっただけに感慨深かった。
味わいながら、駅伝をテレビ観戦した。
・・・都道府県対抗男子駅伝・・・
女子同様、県番号の30番以内に入れば上出来と思って気楽に観戦した。結果は30位だった。
県番号30で、女子が30位、男子も30位。3つの数字が並ぶなんて確率的にあり得ない駅伝結果となった。
走りっぷりを是非見たかったのは、青山学院大で箱根駅伝山登りの5区で区間2位ながらも区間新で走った「若の神」と呼ばれている若林選手と、全日本中学陸上1500mで1位だった中学生の田中選手だった。
実業団・大学の強豪が集まった最長区間を走った若林選手は、区間18位と健闘した。ただ、箱根山登り5区を区間新の区間1位で走り「山の妖精」と呼ばれている新潟の山本選手(城西大)に抜かれたのは残念だった。リベンジしたかっただろうに・・・
2区中学生区間に出場した田中選手は、15人をごぼう抜きという圧巻の走りで区間賞を獲得した。下位なのにテレビカメラに走る姿が映し出された。しかも3km区間で区間2位の選手に18秒差・約100mもの差をつけた。これだけの逸材、進学先は県内じゃない気がする・・・
・・・駅伝の楽しみ・・・
47都道府県のエントリーリストを手元においてテレビ観戦した。
駅伝はひいきのチームや選手を応援するだけが楽しみではない。映し出されるトップ争いする模様や注目選手の走りっぷりやごぼう抜きする選手を見てワクワクさせてもらった。
それだけではない。チーム毎の総合順位が重視されがちだが、区間毎の順位をみるのも興味深い。世間では区間賞の選手しか注目されないが、総合順位が下位のチームであっても区間成績が上位の走りをしている選手がいたりした。また区間賞でない選手でも、区間賞の選手と数秒差のタイムで走った選手も多かった。レースをみながら、そうした情報を見比べてみるのも楽しかった。
テレビに映し出されたのは中継時の一瞬だった選手が大半だったが、それぞれが郷土の期待を背負って走っているんだと思うと感慨深かった。災害の影響が多かれ少なかれあったであろう石川の選手。郷土を励まそうと終始最後尾ながらも頑張って走り切る姿をみた。
・・・放送局の違い・・・
総合順位・区間順位の両方が速報表示され、しかも簡単なリモコン操作で表示されるかどうかは放送局によって異なる。
今回の駅伝では、NHK総合では満足できる情報が簡単に得られたが、サブチャンネルに切り替えると表示内容が変わってしまった。
自分が見たい情報を簡単操作で満足させてくれるのは、残念ながら「箱根駅伝」だけ。データ放送内容を充実し、リモコン操作も簡単にしてもらったら、もっと駅伝を楽しめるのにと思う。