「ART歌舞伎 花のこゝろ」映画館上映を観てきました。
ART歌舞伎は
コロナ下で劇場公演ができなかった昨年に
歌舞伎俳優・中村壱太郎が中心となって作られた映像作品。
通常の歌舞伎と異なり、
音楽に津軽三味線、二十五絃箏、和太鼓、琵琶が使われたので
やっぱり観ておこうと思って。
「三番叟」の鈴振を津軽三味線と二十五絃箏で
超高速アレンジした曲が面白かった。
この間のパナクティ公演で、鈴振を義太夫と津軽で弾き比べる企画を
やったところだから、なおさら面白く。
あの時、私が津軽で弾いた鈴振でさえ、師匠に「速い!」と
言われてたから、こんな速いの聴いたら大笑いかなー。
でも、アレンジするなら、これくらい振り切らないと面白くない。
後半、琵琶語りが入って、具体的な物語になるんだけど、
全編通してもっと抽象的でも良かったなと思う。
幸せだった女が物狂いになる、
その原因まで説明しなくても作品として成立したんじゃないか、
というのは個人的な好みも含めての感想。
でも、舞踊も映像も、さすがの美しさでした。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
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