前から気になっていた岡田利規の作・演出、
そして前から好きな森山未來出演、
ということで観てきました。
能の形式をベースにした2つの作品「挫波」「敦賀」。
ワキ=観光客が現れて場所の説明をする→
前シテとのやりとり→アイ=近くに住む女の語り
→後シテの舞、という流れ。
明るい未来図の夢だったはずが、いつの間にか
夢の中身が変わり、人々から批難される存在と
なってしまったものたちの物語。
「挫波」は、ザハ・ハディドの設計した幻の国立競技場がテーマ。
物語の舞台は2018年だけれど、それを五輪をめぐって
しっちゃかめっちゃかになってる今現在のタイミングで観ていることに
何とも言えない気分になります。
とにかく、後半、ザハの幽霊として現れる森山未來が圧倒的。
もうこれを観られただけで満足、てくらい素晴らしい。
「敦賀」のテーマは、高速増殖炉もんじゅ。
これは、前に「福島三部作」を観たときにも感じたけれど、
今の視点で容易く過去の夢を批判することの暴力性を考える。
こちらも後半の「核燃料サイクル政策の亡霊」の踊りが迫ってきて
だんだん切なくなってしまった。
全体を通してとても良かったけど
最終的に森山未來!!に尽きた。。
本番前日だけど行って良かったーー
さて、明日に向けて集中。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
7月4日(日) 女流義太夫勉強会 栞呂会 第5回 @千日亭
7月11日(日) パナクティで聴く娘義太夫 vol.2 @スペース・パナクティ
7月30日(金) 三味線三昧@京都・天Q
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