着物も和楽器と同様、
人口の少なさに危機感を持っている業界の一つかと思います。
ゆえに、同じようなことを口走ったりする。
曰く、自由な着方で楽しんでいい、
そこから、着物に親しむ人を増やしたい、みたいな。
着物の和洋MIXは嫌いじゃないし、
twitterでいろんな人の着こなしを見て
ええなぁーオシャレやなーと思ってる。
でも、自分ではやらない。
なぜなら、和洋MIXコーデにはお洋服と同様、
高度なおしゃれセンスが必要だから。
そういうのがない私にとって、
とりあえず着物と帯の組合せさえ考えればOK!な着物は素晴らしい。
和楽器でも、和洋MIX的なことは
もうたくさん行われている。
(着物と同様、そこにはセンスが求められると思うけど。)
でも、その結果として大きな変化は現れていない。
和洋MIXコーデが市民権を得ても
観光地でレンタル着物が流行っても
和楽器バンドがヒットしても
『ましろの音』がアニメ化されても
状況を大きく変えるきっかけにはなれていない。
いろんなアプローチで挑戦を積み重ねていくしかないのだろうけど、
道は厳しいなと思う時があります。