『春を告げる町』について書くのが難しすぎて
あんな駄文に数日かかって忘れてたけど、
Eテレ「にっぽんの芸能」で放送された
杉本文楽「女殺油地獄」も録画鑑賞しました。
杉本文楽の特徴は
舞台に手すりがなく、
人形がより自由に動けるということだと
最初の解説で紹介されていました。
が、映像で見た限りでは、その演出効果が
いまいちよくわからなかった。
あの殺しの場面は本行でも
かなりダイナミックな動きだと思うのだけど。
最初に三味線3挺の序曲(鶴澤清治師作曲)、
前半が素浄瑠璃、後半が両床、という演出はよかった。
どうしても、文楽は人形がメインになりがちなところ、
最初の序曲から三味線にスポットが当たるのはうれしい。
あの太棹の三味線の魅力に
もっと気づいてほしい!!
もちろん、語りと三味線があっての魅力もあるけれど、
三味線だけを押し出していく試み、
これからどんどん増えると楽しいと思う。
あの三味線の音を好きになる人は
きっともっと居るはず。
ただ出会っていないだけの人がいるはず。
そんな人たちに届いてほしい!