三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

杉本文楽。

2020年06月19日 | 鑑賞
『春を告げる町』について書くのが難しすぎて
あんな駄文に数日かかって忘れてたけど、
Eテレ「にっぽんの芸能」で放送された
杉本文楽「女殺油地獄」も録画鑑賞しました。

杉本文楽の特徴は
舞台に手すりがなく、
人形がより自由に動けるということだと
最初の解説で紹介されていました。
が、映像で見た限りでは、その演出効果が
いまいちよくわからなかった。
あの殺しの場面は本行でも
かなりダイナミックな動きだと思うのだけど。

最初に三味線3挺の序曲(鶴澤清治師作曲)、
前半が素浄瑠璃、後半が両床、という演出はよかった。
どうしても、文楽は人形がメインになりがちなところ、
最初の序曲から三味線にスポットが当たるのはうれしい。
あの太棹の三味線の魅力に
もっと気づいてほしい!!
もちろん、語りと三味線があっての魅力もあるけれど、
三味線だけを押し出していく試み、
これからどんどん増えると楽しいと思う。
あの三味線の音を好きになる人は
きっともっと居るはず。
ただ出会っていないだけの人がいるはず。
そんな人たちに届いてほしい!


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►演奏予定
 6月24日(水) 三味線三昧@京都・天Q
 詳しくはこちら
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。

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