三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

『まつろわぬ者たちの祭り』。

2021年08月13日 | 読書
五輪の狂騒が去った今ごろのタイミングながら
『まつろわぬ者たちの祭り』読了。

 
私自身は招致段階から五輪には否定的な感想しかなかった。
都合のいい時だけ”復興”を持ちだしたり
アンダーコントロールなんて大嘘をついたり。
でも、それこそが、福島の原発事故を過去の出来事として終らせること、
核は制御可能なのだと示すことが東京五輪の目的だったと、
さらには平成天皇の退位も五輪の時期と関係していると示されると
想像以上の酷さに眩暈がする。
1964年の勢いをもう一度、なんていう幻想程度の話じゃないのだな。

そして、多くのイベントが簡単に止められてきた中で
五輪だけが特別扱いである背景も少し理解できた。
スポーツと植民地主義、ナショナリズムとの関係。
芸能だって無縁ではないので、うっかりしてはいられないけれど、
ルールや勝敗がはっきりしているスポーツの方が
強く結びついてしまうのだろう。

さて大阪にはまだ万博が控えていて
私は万博もやらなくていいと思ってるし、
何のためにやるのか、引き返すことはできないのか、
ちゃんと見ていきたいと思う。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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