谷崎潤一郎を読んでいる。
彼の作品には、地歌や上方舞が時々出て来るのだけれど
この文章の中で問題にされているのは義太夫である。
合邦とか鮨屋について、ストーリーがあまりに無茶苦茶だと
散々な言われようである。
ご指摘ごもっとも、ではあるけれど
正直、私は時代物のストーリーの強引さは
ある種のファンタジーだと思って受け止めている。
現実的でないのは仕方ない。
むしろ、私が受け入れがたいのは世話物の方だ。
なぜ、その男と心中しようと思えるのか。
ほとんど理解できない。
つまり
今度の新口村の忠兵衛も
あの短い20分くらいの詞章だけでも
つくづくダメな男であることがわかってイラっとする。笑
話としては確かに有り得ないけど
政岡忠義の方が断然いいなと思うのである。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
9月19日(火) 千静のうた絵巻 vol.2@道頓堀ミュージアム並木座
9月29日(金) 三味線三昧@京都・天Q
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