三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

津軽三味線の定義。

2015年07月03日 | 三味線のはなし
津軽三味線とは太棹の三味線で曲弾きを即興で弾くこと。

とは
津軽三味線研究家の大條和雄さんによる定義。

ポイントは
即興というところにあると
大條先生は言っています。


では、即興とは何か。
これ、私の卒論のテーマ。
という話はどうでもいいんですが、
即興の定義、これは難しい。
音楽事典のグローブでは、ジャンルによって即興の定義は違う、となっていて、
さすが天下のグローブは違う、と西洋音楽史のO先生は頷いていました。

では、津軽三味線における即興とは?

私の答えは、
パターンの組合せによるもの。
何種類かの短いパターンを
どう組み合わせるか、どう繋ぐか、
その中に、オリジナルのパーツを組み込んでいく、
というのが即興の実際ではないかなと。


ただ、この即興についても、
初代竹山師が大変興味深いことを語っているので、
その話は今度。



【参考文献】

津軽三味線の歴史
大條和雄
文芸津軽社 1993


手製本みたいな、相当レアな本だと思います。
学生時代に東京で津軽三味線のイベントがあって
その会場で販売されていたのを
お宝発見!の勢いで買った思い出があります。




◆津軽三味線対決◆

2015/7/25/sat
カフェ&バー天Q(京都・千本中立売)
start/19:30 投げ銭制
出演:はたこーじ,itaru,万響

コメント
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