
うたのおばさん!(前回の続き)
ソレじゃないの?!
「🎵メリーさんのひつじ、ひつじ、ひつじ」のルーツは。
日本のみんなが歌ってる、そのメロディーと歌詞。
楽譜や本で習ったのではなく、みんながいつの間にか知っていて口ずさんでいる歌。
「わらべうた」とか「伝承童謡」というジャンルがあって、それはふだんの暮らしや遊びの中で自然に歌いつがれてきたものです。
たとえば 🎵かーごめ、かごめ〜 とか🎵なべ、なべ、そっこぬけ〜 とかね。
「メリーさん」も、そういった「伝承童謡」の一つに入るのではないかと私は考えます。
ただ、昔のわらべうたの伝承と 決定的な違いが一つある。
それは「音メディアによる伝承」です。
昔のわらべうたは口から口へと歌い継がれ、その過程で少しずつ変化したり、地域によって違ってきたりもあったことでしょう。
それが、第二次世界大戦後 ラジオの娯楽・教育番組という「音メディア」の登場によってガラッと変わり、全国に同じ歌が、またたく間に広まるようになったんではないでしょうか。
NHKのラジオ番組「うたのおばさん」は、現在の「おかあさんといっしょ」の前身、ラジオ版!ともいうべき番組でした。
当時は幼稚園や保育園に行く子はまだ少なく、みんな家で「うたの おばさん」の放送を楽しみにして聴くという、まさに「ラジオの黄金期」であったとのことです(Wikipediaより)。
もしも、もしもだよ?
その「うたのおばさん」の番組中で「ひつじ、ひつじ」が歌われていたとしたら…
歌を聴いた子どもたち、そのお母さんたち、みんなが「ひつじ、ひつじ」を歌って、それが「みんなの記憶」として歌い継がれてきた…いま現在 こんなに多くの人が、それも全国で、同じ歌詞の「メリーさんのひつじ」を歌っていることの最も納得の行く説明となるんじゃないでしょうか?
そう思って「うたのおばさん」の番組でメリーさんのひつじを歌ったという記録や音源がどこかにないかと探したけど、残念ながら見つけることはできませんでした。
でも、「うたのおばさん」が「ひつじ,ひつじ」を歌ったんじゃないとしても、ラジオのどこかの番組やショー、バラエティ、人形劇…とかで、「ひつじ、ひつじ」が歌われて、それが作者不詳の伝承童謡として、みんなに伝わってきたんじゃない?
私は「ひつじ、ひつじのルーツはラジオ」に一票!
みんなはどう思う?
明日はいよいよ、最終的なまとめに入りたいと思います。
じゃあね!
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