HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ハノンで「アクセントずらし」

2019年02月24日 | ヒバリ先生のワンポイント・アドバイス
Tさん(大人):
月に2回、レッスンに来ています。
このところ、お仕事がとても忙しくて、家でピアノが練習できない状態が続いているそうです。
練習できないのは辛いですね…
Tさんは真面目な努力家なのにね。なおさら 練習できないのは残念です。
でも、まあ、嘆いていてもしょうがないので、今日もハノンを使ってエクササイズする時間を多く取ることにしました。
まずは 24番です(今日は24日だから)。
3、4、5の指を強化する練習ですね。
3、4、5は けっこう動きづらい指。
弱い指を鍛えるには、たとえば アクセントの位置を変えて弾く、などが有効です。
24番では
ミレミド、ミレミド、ミレミド、ラファソミ、というのが1小節目ですが、このアクセントをずらし、レから小節が始まる「弱起」のパターンにして弾いてみます。
すると
ミ、レミドミ、レミドミ、レミドラ、ファソミ となり、譜面通りだったら2拍目で目立たなかったレの音が、アクセントをずらすことによって拍のアタマとなり、それを弾く指が意識して打鍵されることになるのです。
ついでに 電子ドラム&伴奏もつけて、8ビートやスィングリズムに合わせて弾けば、なかなかリズミカルで練習効果も上がります。
「アクセントずらし」、みなさんもやってみてくださいねー

Tさんが今取り組んでいるのは、本当はショパンのコンチェルトなのです。
前半部分がほぼ出来て来た状態なので、この先へ少しずつでも、進められたらな…と願ってはいるんですが、無理は望めないので、ほんの1つだけのパッセージでも、心を込めてやってみてください、と申し上げておきます。


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