HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ソナタ第三楽章にはいります

2017年04月19日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
ピアノの前に座ると、いつもお約束通りのセリフ「練習できてませんよ!」
そしてお約束通り、ちゃんと練習してあります(笑)

ベートーヴェンの「選帝侯ソナタヘ短調」、第二楽章。
曲自体がスローテンポでリズムが取りづらく、前半と後半でテンポを一致させるのに苦労した楽章ですが、今日最初から通して弾いて、かなり努力し、テンポの統一をはかったことがわかりました。
そして二楽章を最後まで弾き終わったら、そのまま素知らぬ顔で第三楽章へ突入。
第三楽章の半分まで練習してありました!
前回のレッスンでは「来週は第二楽章を最初から通して弾いて、そしてもしも余裕があったら、次の楽章をチラッと見てみて・・・余裕があったら、でいいですから」と チラッと言ってみただけだったのに。

この通り、言葉とは裏腹によく練習する、模範生のHさんです!
第二楽章と違って第三楽章は、テンポも速くリズムもテキパキと刻まれる曲なので、Hさんお好みだと思います。
がんばりましょう。

ソルフェージュとピアノ、じょうずに弾きましょう♪

2017年04月18日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(中2):
「こんぺい糖の精の踊り」を 先月和音を足したりポジションを変えたりして、大分ゴージャスにアレンジしたのですが、今日はそのアレンジがまだ完全にはマスターできていませんでした。
やはり中学生は 練習の時間を確保するのが難しいみたいですね。
学校のピアノでちょっと練習した、と言ってましたが、それも半分くらいまでしか時間なかったようで。
仕方ないので、今日は先週の変更や和音の変化を復習する程度でおわりました。

ピアノがあまり白熱しなかったこともあり、その他のことに使える時間がいつもよりたくさん残っていたので、今日は「ソルフェージュ」をやってみました。
「前に『ソルフェージュ』っていう小さい本、あげてたよね? 持ってる?」
「えっ。ソルフェージュ、持ってますけど・・・ソルフェージュ、やだ~、苦手~ 楽典がいい~」
「では是非ソルフェージュをやりましょう」
「え~」
と、しぶしぶ出した「ソルフェージュ」。
「音符読むだけでカンタンじゃん。何がそんなに苦手なの」
まずは最初の方の、隣り合った音レベルの課題を歌ってみます。
ハ長調の課題なので、『中央ド』の音で始まり、途中にも『中央ド』の音がたくさん出てきます。
ピアノで『ド』の音を響かせて余韻までよーく聞いたあと、
「この『ド』の音をよーく覚えておいてね」と言って 課題を歌います。
最初の方はド、レ、ミ、ファ、ソ、ぐらいの狭い音域の課題ばかりなので、音痴の音が出ることは それほどはない。(たまにはある)
さてはSちゃん、音痴の音になっちゃうのが「苦手」の理由と見た。
音符を見ながら歌うと変な音やズレた音になっちゃう課題も、「ピアノの鍵盤を見ながら、弾いてるつもりで歌ってごらん」と言うと、ちゃんとした音で歌えるのは不思議です。
さすがピアノのベテランだ。
課題を次々歌っていく途中にも、「さっきの『ド』の音出してみて」と言っては 覚えておいた『ド』の音を声に出してみます。
ほらね、できるでしょ。
こんなふうにして、エアピアノを頭の中に保存していけば、ソルフェージュにもだんだん慣れてくると思います。

レッスンを終わって、Sちゃんが
「一番最初のころに習ってた、右手だけでやる楽譜のなかに『ソルフェージュ』って言葉が出てくる歌があって、ソルフェージュってなんだろうなーと思ってた」と言いました。
「そうだ、そういうのあったね。確か『♪ソルフェージュと何とか~』みたいな歌だったよね。『♪じょうずにひきましょう~』みたいな?」
「そうそうそう。絵が可愛くて」
「そうだそうだ。♪ソルフェージュと・・・ 何だっけ」
「ピアノ、だと思う」
「あー、そうだ。♪ソルフェージュとピアノ、じょうずに弾きましょう~♪」
やっと思い出したよ。
そう、かわいいネズミ(?)みたいな二人のキャラが、ピアノの上で踊ってる絵だったよね。
あの絵とメロディー、あの本「うたとピアノの絵本・みぎて」の中で 私も一番好きな曲だったよ♪
「あの歌みて、ソルフェージュってなんだろな、楽しいのかなって思ってたけど、やってみたら苦手」というSちゃんですが、ま、そう言わず。
やってるうちに慣れてくるから。
ソルフェージュとピアノ、じょうずに弾きましょう~♪

お休みのあとも元気いっぱい。

2017年04月18日 | レッスン日記(幼児)
Cちゃん(年長):
先週は珍しく風邪(?)でお休みしてしまいましたが、今日はすっかり元気になってやってきました。
しかも、半袖に短パンと 一気に夏みたいな服装です。
「だって今日は暑いんだもん!」と、相変わらず元気いっぱい。

1週間抜けたけど、あの曲弾くのかなあ・・・どうするかなあ・・・
ちょっと興味しんしんでCちゃんの様子をみてたんですが・・・

今日は「ドレミの歌」でした!
ついに「いとまき」の時代は終わったか?!

Cちゃんなりに工夫した左手のバッキングをつけて、新しいレパートリーへと移行してました。(笑)
弾いているCちゃんの顔は真剣そのものです。
5歳なりに、いろいろ考えたり つっかえたときは何とかクリアしようとしたり、目まぐるしく頭と体を使ってるのが伝わってきます。
またしばらく、「ドレミの歌」時代が続くでしょうか。
来週も興味深く見守りたいと思います。

テキストの方は、左手(ヘ音記号)が新しいポジションに移行して伴奏をつけていく課題に入っています。
今日は真夏のように暑い日だったので、ちょっと疲れた様子も見られましたが、言われた課題はまずまず弾きおおせたので、1週間のブランクもマイナス要因にはなっていないようでした。
これなら、来週 後戻りしてやり直すことなく、先へと進んでいけそうでホッとしました。

スピード弾きはスリル満点 ♪

2017年04月18日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小4):
「天国と地獄」を 速く弾いてくる!というのが宿題でした。
メロディーは嫌でも速く走りたくなるような「運動会ミュージック」、それに左手のドソミソ、ドソミソ、という「アリベルティ・バス」がついています。
2、3回 Hちゃん一人で弾いたあと、先生も参入して連弾。
「うわあ・・・追っかけられる~」というようなスリル満点の競演です。
もうちょっとのところでつっかえると、惜しいー。
「あたしね、家でもずーっとこれ弾いてたから、指が痛くなった」と、左手1の指の爪のサイドを見せてくれました。
そうか。1の指は、ほかの指と違って横に寝た形で弾くからね。
夢中になって弾くと、爪の横が引っかかったりしちゃうんだね・・・
なんか痛々しくなったので、「じゃマルね」と切り上げたんですが。
「ねえ、もう一回弾きたい」
「え?いいけど・・・」
Hちゃんは指のことなんか気にしてないみたいで、もっともっと弾きたいらしい。
「あたしこの曲大好き!楽しー!」
嬉しそうに「天国と地獄」を繰り返すHちゃんなのでした。


次に、バーナムの「ジャンプ」を終わって次の曲を見ると、「そっくりかえろう」=左手半音階スケールの曲です。
ひと目見たとたんにHちゃんは言いました。
「あっ、これ、すごく速く弾いて 秒計りたい!」
「そっか。じゃ計ろう!」
ソッコー返されると ちょっと弱気になって
「あのー、左手だけでもいい?」
「いいよ。右手の伴奏つけたら、遅くなっちゃうもんね。」
「何秒で弾けたらいい?」
「うーん、20秒。」
先生はあてずっぽうに言ったんですが、「せーの!」で計ってみたら、15秒ちょっとで弾けた!
時々つっかえたり指番号を間違えたりして15秒だったので、正確に弾けばもっと速く弾けるはずだ。
「じゃ来週、10秒以内! それが宿題」
と課題が決定されました。
勢い系の曲が好きなHちゃん。がんばってね。

シンコペーション・飛行機とロケットのちがい。

2017年04月18日 | ヒバリ先生のワンポイント・アドバイス

S子ちゃん(小4):
先週「となりのトトロ」を完全独習で完成させてきたS子ちゃん、今週「これにした」と選んできたのは、「勇気りんりん」。
「アンパンマン」の歌ですね!
弾いてもらってびっくり。
今回も、一人で全部完成してきています。
「知ってる曲だから・・・」とS子ちゃんは言っていますが、それにしても、メロディーも伴奏も全部弾けるまでには、たくさん練習したんでしょうね。
こんなに上手に弾けているので、ここでひとつ、さらなるポイントを伝授することにしました。
それは、一般に「シンコペーション」と言われる このリズムです。

学校の音楽の時間や、合唱団の練習の時なんかに教わった人もいるかもしれませんね。
このリズム、クラシックの曲と ポップスやロック、ジャズなどの曲とでは、微妙に弾き方がちがうんです。
詳しいことは省きますが、比較のために歌詞をつけて見比べてみます。
クラシック

ポピュラー

こんな風に、ポピュラー音楽の時は真ん中の四分音符を 額面通りに伸ばさず、短く切って 弾むように弾くのです。
「クラシックの時は『ひこーき』って言いながら弾くと正しいリズムで弾けるけど、この『勇気りんりん』みたいな曲は、飛行機よりも もっとすごい『ロケット』のリズムでひいてほしいんだ。」
「ほんとだ!こうやって弾いた方が、曲の感じが出てる!」
とS子ちゃんも驚いたように言いました。
「でしょ?!それともう一つね、メロディーも左手の伴奏も、レガートじゃなく 音を全部切って弾くの」
「うわ、けっこう難しい…」
ヒバリ教室で、代々 生徒のみんなに伝授してきた、譜面に書いてないけどミュージシャンなら常識の「暗黙の了解」的約束事の数々。
今日、S子ちゃんにも少しだけ伝えました。
よしよし、こうやってS子ちゃんも着々と、ノリ感のいい「ヒバリ教室の子」になっていく…

HP HIBARIピアノ教室 

Facebook Hibari Music Lesson

Youtube HIBARI PIANO CLASS


「君をのせて」の連弾はすてき♪

2017年04月17日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小4):
先週、予期してなかった「君をのせて」をやることになって、ちょっとびびったAちゃんでしたが。
今日は 「バーナム」と2冊あるテキストのうち、ためらわず「君をのせて」が載っている曲集の方をさっさと譜面台に広げています。
ホホゥ。練習してきたのかな。

「右手」が宿題だったので、Aちゃんは右手だけでメロディーを弾き始めました。
指番号がけっこうややこしく、あけ指、よせ指、クロッシング、替え指などが次々出てきますが、ちゃんと番号を守って確実に弾いている・・・
1回弾き終わって、譜面通りに弾けていることが確認できたので、
「もう一度弾いてみて!」と言って、今度は先生がセカンドピアノをつけながら一緒に合わせてみました。
伴奏がつくと、一気に曲の雰囲気が盛り上がります。
「君をのせて」は すてきな曲です。
私も楽しい。いつ弾いても。誰と弾いても。
弾きながら、ふと隣で弾いているAちゃんの横顔を見たら、あ・・・さっきと今とでは 表情が違ってきてる・・・
1回目に一人で右手を弾いたときは、"音符を" 弾いている顔。
そして、2回目の今、先生のセカンドピアノと一緒に弾いてるAちゃんの顔は"音楽を" 弾いている顔に変わってる!
体も自然に揺れ、楽譜に強弱の指示が書いてないのにもかかわらず、クライマックスに向けて自然にクレッシェンドがついて盛り上がり始めた。
一緒に弾いてる私も その気持ちに同感だったので、Aちゃんの信号をキャッチし、二人一緒にどんどん盛り上げていきます。
クライマックスが過ぎ、ダ・カーポで冒頭に還ったときは、また静かな音色になったAちゃんに合わせ、私も静かに音を添えます。

こうして、二人一緒にぴったりと気持ちを合わせて音楽を演奏するのは、とても楽しく気持ちのいい瞬間です。

「上手に弾けたねー!こんなに気持ちよくメロディーが弾けたんだもん、左手もつけて、両手で弾いてみたいよね?!」
・・・と、やや強引な誘導により、来週は両手で(半分まででいいからさ)やってくることになりました。

で、先週「あたらしい本もらえるようにがんばる」スタンスだったバーナムですが、どうやら「君をのせて」に押されて手薄だったらしく、期待の「2曲完成」にはとうてい届かない状態ということが判明しました。
なので、一気呵成(いっきかせい)は狙わず、順番通り11番の「難問題」を完成してくる、という地道なペースに落ち着きましたとさ。

はれの日とくもりの日の違い

2017年04月15日 | レッスン日記(小中高生)

Lちゃん(小2):
「バーナム」がどんどん進んで、きょうは「グループ4」の1番からです。
「グループ4」では、臨時記号として♭が使われてきます。
まずは「はれの日」を弾きます。
次に、同じ音符で ミの音に♭がついた「くもりの日のさんぽ」を弾くと…
なんか暗いね?
それもそのはず、ミの音を♭にして弾くと、さっきの「はれの日」とは一転、ハ短調という暗い曲調になってしまうんですから。
Lちゃんの弾く音に、先生がハ短調の伴奏を一緒に弾くと、暗さ倍増。
Lちゃんもびっくりしたような顔をしています。
「暗いね〜?」
先生が言うと、Lちゃんも心から同感!といった表情で「うん!」と大きくうなずいてました。
「グループ4」もサクサク進み、9番まで終わって、来週は10番からです。

この間、ふと思いついて先生が作った「となりのトトロ」の楽譜をあげていました。
今日はそれを楽しく弾いて、そのほかにも「おしょうがつ」を両手で上手に弾いたりと、Lちゃんのピアノはめきめき上達中です!

てんとう虫のサンバ 完成!

2017年04月15日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(中1):
先週、力作のアレンジを聞かせてくれた「てんとう虫のサンバ」。
「グリッサンドは、『ここぞ!』の1回だけにしよう」とか、あといくつかの小ワザをアドバイスしていて、今日はその仕上げ演奏です。
先週よりも、さらにピリッと引き締まったアレンジになり、最後のグリッサンドも引き立って、完成!
先週 約束した通り 録音しました。

もう1曲のアレンジ課題は「春らしい曲を 春に弾こうね」と取っておいた「結婚しようよ」です。
なんかいかにも伸びやかで明るくて、春の喜びにあふれてるような曲。
フォークギター調のバッキングを、左手の「オルタネーティング・ベース」で再現します。
「オルタネーティング・ベース」というのは、コードの ルートと5thを交互に弾くやり方です。
これが使えるようになると、いろんな所に応用できて、アレンジの幅が広がるよ!
また、来週からは新しく「ダンシング・オールナイト」も課題に。
この曲では、1小節内に シンコペーションでベースを3つ入れていくパターンを取り入れることにしました。

Nちゃん、着々とアレンジの技術を身につけていってます。
そういえば、Nちゃん 中学では吹奏楽部に入ったんだよね。
これまで身につけた音楽のセンスを生かして、もっともっと音楽の世界を広げていってね。

軽騎兵序曲

2017年04月14日 | クラシック曲
Mちゃん(中1):
中学で バドミントン部に入ったというMちゃん。
さっそく しごかれているようです。
中学生は大変だね…

さて、今日の曲は「軽騎兵序曲」です。ー
先生「軽騎兵って、何のことだか知ってる?」
Mちゃん「知らない… 兵隊さん?」
先生「そうじゃない?『軽』騎兵、っていうのは『軽装備の兵隊』ってことみたいよ。下っ端の兵士たちなんじゃないかなあ。いざ戦い、っていう時は まっ先に突撃させられることになってる。そしてまっ先にやられる。」
Mちゃん「えー… オトリ?」
先生「そうかも。大将とかえらい人は、頑丈な装備を着けて、後方のもっと安全な所にいるのよ。」

そういえば、前にロンドンに行った時、 有名なバッキンガム宮殿の衛兵と その交代の馬上の行進見たけど、その時 ガイドの人が、この衛兵たちがとても若い、ということを言ってた。
衛兵さんたちは、日本でいえば高校生ぐらいの年齢なんだって。そして小柄な人たちが選ばれてるんだって。
小柄なのは、馬に乗るので 馬への負担が少ないよう、体重が軽い人、という意味。そして若いということは、まだ位(くらい)の低い人たちで、いざ戦いとなった時は、まっ先に身を呈(てい)して突撃する人たちなんだって…(泣)
「軽騎兵」はオーストリアの曲だけど、イギリスでもオーストリアでも、まっ先に行かされるのは、若い下っ端たちなんだね…(泣)(泣)

先生はYouTubeを開いて、「ほら、こんな感じよ」とMちゃんに画像を見せました。
画像を見て、オーケストラの演奏をきいて、Mちゃん、「軽騎兵序曲」のイメージが少しだけつかめたでしょうか。
来週までの完成を楽しみにしてます。

こんぺい糖の踊り すてきにアレンジして♪

2017年04月11日 | クラシック曲
Sちゃん(中2):
「練習してきましたよ!」
久々に余裕で広げた楽譜は「くるみ割り人形・こんぺい糖の踊り」です。
Sちゃんは小さいときからずっと、クラシックバレエをやっているので、「くるみ割り人形」も「こんぺい糖の踊り」も、よーく知っている「おなじみの曲」です。

Sちゃんの言葉通り、宿題の曲は両手で一通りちゃんと弾けています。
実は、先週この曲を選んだ時、先生が提案して、右手も左手も、楽譜に書いてあるよりも1オクターブ高く弾くことにしてありました。
「その方が、オリジナルのチェレスタの感じが出ると思わない?」
「ほんとだ!高く弾いた方が、こんぺい糖の感じが出てる!」
とSちゃんも賛成して、今日はキラキラと高い音で弾いてきています。

「もうできてるね。それじゃあこうしようっと♪」
先生はエンピツで、Sちゃんの楽譜に音を足していきました。
右手のメロディー、楽譜では単音なのですが、そのメロディーひとつひとつの音に音を重ね、和音になるようにしていきます。
「こんぺい糖」の、ガラスのようなクリスタルのような、ちょっと不思議な音色。そのオリジナルの和音に、ちょっとでも近づいた響きを出したい。
「え~っ、え~っ、難しくなっちゃうじゃないですか~~」
焦りまくりのSちゃんですが、「弾いてみてごらんよ」と言われて 音を探ってみます。

ちょっとミステリアスな、クロマティック(半音)な和音で。
オクターブ上で。
「そして、ペダルもずーっと踏んでみてよ」
ペダルも踏んで。

ほうら、どうよ?
超~こんぺい糖になったじゃん。
「はい、確かに・・・」
そんじゃ、このスタイルで、来週仕上げてこよう。で決まりです!
楽しみだ~☆☆☆

天国と地獄 スピード出して

2017年04月11日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小4):
先週は体調不良でお休みしてしまったので 2週間ぶりのレッスンですが、病気だったのがウソみたいに元気で登場したので良かったです。
「大人のピアノ教本2」の「天国と地獄」。
ドソミソ、ドソミソ、というアルベルティ・バスで伴奏しながら 軽快に弾く課題です。
右手だけ、とか左手だけ、ならけっこうスラスラ弾けるんだけど、両手一緒になると、どうしてもつっかえてしまう・・・
やりにくいフレーズを取り出して、少しずつ部分練習をくり返し、大分スラスラと弾けるようになってきました。
「天国と地獄」は、昔から運動会の定番曲。
すごい速さで演奏されると 走るスピードも速くなるような気がしますよね。
「あたし、『天国と地獄』を超スピードで弾ける人って天才だと思う」とHちゃん。
「そうでもないよ。その証拠に、これをすごーく早く弾いてくるのを宿題にしよう」
と先生。
「えーっ、ムリムリムリ」と言いながらも、この「天国と地獄」、そしてその併用練習として出ている「ハ長調の音階」を、速く弾いてくる、というのが本日の宿題になりました。
がんばりましょう。

「トトロ」1週間で完成!

2017年04月11日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小4):
先週、知っている歌がたくさん載っている「あたらしい本」をもらって帰ったS子ちゃん。
今日、レッスン室に入って
「本、忘れた・・・ でも、ソラで弾けるから」
と 困った様子もなくピアノの前に座り、「となりのトトロ」を弾きました。
あたらしい本をもらって、たった1週間の間に、両手で最後まで、すっかり暗譜して弾いているのです。
「すごいねー! 全部できてる。よく練習したね」
「うん、まあ」
S子ちゃんは、本当に嬉しそうにニコニコしています。
「毎日弾いたの?」
「うん。だから、本 忘れてきちゃった・・・」
そうだよね。ずーっと弾いてたから、ピアノのところに置いたままになっちゃったんだね。

上手に弾けてたので、先生も参加。
前奏をつけて、それからS子ちゃんの弾くのに合わせて連弾しました。
「録音しようよ」
先生が言うと、S子ちゃんはびっくり。
「えーっ。こわいよ・・・」
「準備する間、練習してて」
そうして、二人での連弾を録音しました。
あたらしい本で、いきなり1曲目が合格してしまったので、来週はもう次の曲です。
本を忘れてきてるので、「トトロ」にマルをつけてあげることもできないし、次の曲も決められません。
「なにか、自分でやれそうなのを見つけて練習してくる」ということにしました。

「バーナム」もスイスイと弾けて、もう「グループ2」の最後まで終了しました。
来週は「グループ3」からです。
超順調のS子ちゃんです。

ピアノタッチが一気によくなった♪

2017年04月11日 | レッスン日記(小中高生)
K子さん(大人):
月に2回のレッスンです。
初めにハノンの7番、そして8番を弾いたんですが、前回に比べ格段の進歩で 驚きでした。
これまでいつも、あせる気持ちとは裏腹に 指に力がはいらなかったり フォームが固くなったり、ということを直されていたのですが、今日は落ち着いて1音1音、しっかりと鍵盤をとらえて弾けています。
また、指もひとつひとつ、気持ちが行き届いて、しっかりと大きく動かして弾いています。
それに、手首の回転や移動もリズムに乗ってスムーズに行われていて・・・
「すごい!まるで、ピアノの上手い人みたい!」
と思わず叫んでしまいました。(ヘンな誉め言葉・・・)
それほど、K子さんの「ハノン」は流暢で、まるで初心者じゃないみたい。
先月までとは格段の差になっていたのです。

弾き終わって、K子さんは聞きました。
「あの、音が真ん中ぐらいで弾いてる時は楽なんだけど、うんと高い音になったり、反対に低い音になったりすると、すごく手が不自然になって、弾きづらいんですが・・・」
そういう時は、上体の重心も手と一緒に移動して、なるべく常に手がまっすぐの状態で弾けるように、と説明したんですが、もうK子さんは無意識に、手の移動を行っていましたよ。
ただ、無意識なので 動きも小さいし「やっていいのかしら・・・?」というような感じでした。
これからは意識して重心の移動を考えてみてね。
音がおどろくほど自然に、なめらかに弾けるようになるし、ミスもぐんと減るはずです。

K子さんのピアノタッチが 一足飛びにレベルアップしたので、次回がますます楽しみです。

新しいバーナムもらえるかな

2017年04月10日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小4):
先週、春休みのダラダラを満喫していたAちゃんですが、今週は学校も始まり、何とか新学期の生活になってきたか、宿題の「アルプス一万尺」が合格できました。
「さあ、次は何の曲にしようかな〜」と曲集をパラパラめくっていたら、あら?
一番終わり近くの「君をのせて」の楽譜の「ファ」の音が、青色の色エンピツでマークしてあるのが目に入りました。
「君をのせて」のページを広げて よーく見てみると、最初から最後まで、右手のファのはすべて、青く塗ってあります。
「これ、やってみたんだ?」
Aちゃんにきいてみると、
「うん・・・家で、挑戦してみようとしたんだけど・・・」
と言うのです。
「よしっ、これをやろう」
「え〜、難しいよ〜。色塗らなければよかった〜」とびびりがちのAちゃんですが、試しに弾いてみた感じでは 何とかやれそうです。
右手だけ、がんばってやってくる、ということにしました。

「バーナム」は、「グループ5」の11番、「難問題」です。
この本の 最後から2番めの曲であり、一番長く 難しい「音階」の曲です。
Aちゃんは そろそろと弾いてみながら「前にやった指番号、思い出した」と言っています。
それはえらい!
先生は言いました。
「『難問題』は、指番号さえ正しく使えば、絶対弾けるんだよ。これができたら、次は12番の『元気いっぱい、さあひこう』でこのピンクの本はおしまい。そうしたら次の本、あげられるんだけどな〜」
「えっ、次の本!次は何色?」
「ひみつ〜。もらえばわかるよ」
「緑?緑でしょ?!」
「さあー? もう、前から用意してあるんだ。Aちゃんにいつでもあげられるように」
「えっ、いつから用意してあるの?」
「もう、今年の初めくらいから 用意してあるよ。でも、なかなかAちゃんにあげる日がこないからさー」
「はは・・・(^_^;)」
次の瞬間、Aちゃんは言いました。
「じゃあ、もし、来週『難問題』と『元気いっぱい、さあひこう』両方やってきて合格したら、新しい本もらえるの?」
「もちろんあげるよ?」
「やったー\(^o^)/」
こうして、まんまとAちゃんの「バーナムやる気」に火をつけることに成功しました。
でも、この「やる気」、来週まで持続できるかなあ・・・

アレンジ「決めワザ」は1回だけで!

2017年04月09日 | ヒバリ先生のワンポイント・アドバイス

Nちゃん( 中1):
中学生になりました!
Nちゃん、そして保育園時代の同級生Mちゃんが揃って 中学1年生になり、1コ上で 中学2年生になったSちゃんと合わせて、ヒバリ教室には 3人の中学生がいる、ということになりました。
「中学生が3人だよ!なんかハイレベルな教室になったって感じだね〜」と先生が言うと、Nちゃんの返事は
「そうですね。年齢層が上がったって感じ」
・・・ってなんか、中高年の教室、みたいに聞こえない? 一気にしぼまないか? (^_^;)

それはそうと、数日前、偶然に道でNちゃんに会ったら、「ピアノすごくがんばってます!かっこよくできるようになったから、楽しみにしててください!」と言ってた。
どんなんだろ。楽しみ・・・

「赤いスイートピー」、ほんとに春色って感じで、ふんわりと素敵に弾けてました。
仕上げに 細かいところに少しだけ手を入れて、完成です。
「ね、録音しよう」と先生。
「えっ、録音ですか?!どうして?」
Nちゃんは 録音初めてです。
「あのね、Nちゃんがやってるのはアレンジでしょ。楽譜に書いてないことを次々増やしたり変えたりしてるから、今せっかく素敵に弾けてても、あとになったら忘れちゃうかもしれないじゃない?だから、録音してとっとくの。」
「あっ、そうなんですよー。あとで弾くと、違ったふうになっちゃったりするから、録音してもらったらありがたいです」と、さすがに特待生は言うことも大人だ。

「赤いスイートピー」を録音して、もう1曲は「てんとう虫のサンバ」です。
前回考えたように 前奏がついて、リズミカルなサンバのバッキングがついて…
歌の部分もノリノリで、ふと見ると、Nちゃんは 小刻みに体全体で「ノリ」を刻みながら弾いています。
すっごくいい感じだ、と見るや、次の瞬間 低音部から高音部に向かってグォ〜ン!とグリッサンドだ!
「楽しみにしてて」と言ってたのはこれだったか。
弾き終わって「すごいね!グリッサンド使ったんだ」
「吉田拓郎さんのライブコンサートみたら、キーボードの人がこういう風にやってて、かっこよかったから『アレやりたい!』と思って」
なるほど、それを参考にしたんだね。すごいすごい。
そこで先生のアドバイス。
「グリッサンドはインパクトすごいから、使うとみんな『おお〜』って驚くよね。
だけど、今みたいに1番、2番、セーニョの時、全部にグリッサンド使うと、だんだんみんなが慣れて驚かなくなるし、逆に「またか」ってなっちゃうの。だから、グリッサンドはここぞ!っていう最後の1回だけにしよう」
" 決めワザ " は、最後の1回だけ。これがポイントです。
その他 イレギュラーリズムの処理などをアドバイスして、来週は「てんとう虫のサンバ」も録音しよう、ということにしました。
仕上がり、楽しみにしてるからね。