HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

重音のつけ方は「3度下」か「6度下」

2017年04月22日 | コード奏法

Nちゃん(中1):
コード奏「ダンシング・オールナイト」。
ズン!ズン!ズン!という ベースでコードの音をなぞる、ちょっとエキゾチックでダンサブルなビートで伴奏します。
何か工夫してきてるかな、と思ったのですが、
「どうやっていいか、あまり自信がなかった」とのことで、メロディーをシンプルに2コーラス弾くだけの「ストレート・プレイ」でした。
「この曲のサビはどこ?」と聞いてみます。
「♪ダンシング・オールナイト~っていうところ」
「そうだね。曲を弾くとき、まずサビをどう盛り上げるかってことを考えるのよ」
「うーん、てんとう虫とかみたいに、重音にしてもなんか変・・・」
Nちゃんは「♪ダンシング・オールナイト~」のところのメロディーに、この間「てんとう虫のサンバ」で使ったような3度下の音を重ねてみましたが、きれいに聞こえません。
それは、コードの流れの違いのためです。
先生は言いました。
「重音・・・ダブル・ノートをつける時、3度下の音を重ねるっていうのは とってもきれいに響く鉄板配置。それともうひとつ、6度下っていうのも同じように鉄板の響きなの。試してみて。」
3度下の音ではコードが合わなくなってうまくいかなかったけど、6度下の音なら大丈夫。
バッチリきれいに決まりました。
じゃ、その感じでサビをダブルノートにして、あと、ところどころメロディーの切れ間があるところは、何かのリズムで埋めよう。

もうひとつのアレンジは、吉田拓郎さんの「結婚しようよ」です。
Nちゃんは吉田拓郎さんのファンで、アルバムも持ってるし ラジオも聴いてるらしい。
こちらの曲は、カジュアルなカントリー風でまとめよう、ということになりました。

Nちゃん、今日もまたひとつ、新しいアレンジの法則をおぼえたね!