げじこさん(大人):
大好きなバロック音楽、中でも大好きなバッハの、今回は「イギリス組曲」にチャレンジしています。
今練習しているのは2番の「ブーレ」。
短い曲ですが、そこはバロックの巨匠バッハの作品ですから、たくさんの関所があり、そう簡単にはゴールへ到達させてくれません。
バッハの音楽のどこが難しいって、最大の難所は、「声部がいっぱいある」ということでしょう。
「声部」って、合唱で言えば「ソプラノ」とか「テノール」とかのパートのことなんですが、これら2つとか3つとかのパートを、全部一人で担当してるようなもの、というのがバッハの時代の音楽です。
今げじこさんが練習してる「ブーレ2」は、一応 上・中・下・3つのパートから成り、それぞれのパートががそれぞれのメロディーを歌っていくんだけど、ときおり「中」パートが2つに分かれて、部分的に4パートになったりもしている。複雑。
げじこさんは、楽譜のそれぞれのパートをピンク・青・緑のマーカーでなぞって色分けし、各パートを覚えられるように一生懸命練習しているんですが
「覚えられない〜 こんなにやってるのに〜」と苦戦中。
前回「パートごとに自分で録音して、それを聞きながら他のパートを合わせて弾いてみたら?」と提案し、「なるほど!」とそれを実行してみたげじこさんですが、「自分で弾くとつまずいたり、難しい所で遅くなったりして適当になってしまうので、後で合わせることができない」という問題が浮上しました。
そこで今日は、YouTubeで「ブーレ2」の演奏を探し、その中で比較的聞きやすい動画を選んで、テンポを落として再生しながら、それに合わせて練習する、という方法を提案しました。
これなら、しっかり正しいリズム&テンポで進んでいくので、これに合わせて弾けば、自分の遅い所や逆に走ってしまう所などが如実にわかり、改善にもつながる、というアイデアです。
「なるほど!やってみるわ!」とげじこさん。
がんばれ!
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