
チャーリーさん(メンズ)がヒバリ教室でやってる弾き語りは、楽譜を買ってきて その通りに弾いたり歌ったりするのではなく、自分で自分のキーや歌い方で歌い、それに合ったピアノ伴奏を自分でアレンジする、というスタイルで、言ってみれば「上級スタイル」かもしれないです。
チャーリーさん歌の実力はバッチリなので、ピアノさえそれに合わせて弾ければ 鬼に金棒なんだけどね。
チャーリーさんが今レッスンしているのは「桃色吐息」という歌です。
1980年代リリースの曲ですが、それから現在に至るまで多くのアーティストにカバーされていて、今回チャーリーさんは 徳永英明バージョンの演奏を参考にして練習中です。
ポップスの演奏は「フィルイン」を上手に使うと、アレンジにメリハリがついて素敵になります。
フィルイン(Fill-in)とは、メロディーの区切りの合間に ちょっとしたフレーズを投入することで、単に「フィル」と言ったり「オカズ」と言ったりします。
譜例は 徳永英明バージョンのフィルインをヒバリが書き取ったもので、歌詞の区切り区切りに、短いメロディーフレーズが挿入されています。
チャーリーさんはとても頑張って弾いてきたんですが、ボーカルはプロでもピアノは初心者なので、フィルインを入れるたびにリズムが止まったり、何度も弾き直したり、肝心の歌が止まったりしてしまいます。
フィルインは、単なるオカズなので、フィルインに全エネルギーを注いで肝心の歌が後回しになったら元も子もない。
まずはメインの歌を、自分のスタイルでしっかり歌うこと、そしてフィルインは、歌詞の切れ目とかで余裕があった時に、ちょこっと入れればいいのです。
また、必ずしも何かメロディーを弾かなきゃ、というんじゃなく バッキングのリズムを ちょっと変化させるだけでもいいのです。
たとえば,右手のバッキングを ターンタ、ンターン…とかで続けていたなら、メロディーの区切りの所で ンタタン、タターン、とか、ちょびっとイレギュラーを投入すれば、それで充分フィルインになります。
こういうリズムの変化を「リズムフェイク」といいます。
チャーリーさんには、次回はもっと気楽に、リズムフェイクをメインにしてみて、とアドバイスしました。
なにしろ、せっかくのイケボが途切れたり、スカスカの声になったりしたらもったいないからね
HP HIBARIピアノ教室
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