HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

パイレーツ・オブ・カリビアンできあがりー\(^o^)/

2013年11月27日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Aちゃん(中2):
秋になってからずっと練習してきた、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」から「彼こそが海賊」が ついに完成しました!

始めから終わりまで、分厚い和音の連続、速いテンポ、加えて変格拍子。
とってもとっても難しい曲だと思います。
特に、女の子の手で、フォルテで厚い和音を叩き続けるのは ものすごく負担です。
でもAちゃんは、比較的しっかりと大きい、しかもよく拡がる手を持っているので、この過酷な曲を「好き!」という熱い気持ちを動力として みごと弾きこなしました。
最後の方は、練習量が多い最初の方に比べて不安要素もあったようですが、
「まちがえても音が抜けてもいいから、最初から同じテンポでガンガンいくように」とのアドバイスを守り、思い切って弾ききりました。

ふうー。
がんばった・・・

「やったね。せっかく、こんなに上手に弾けるようになったんだから、忘れないようにね。レパートリーとしていつでも弾けるようにしておこうね」
と言うと、Aちゃんは
「『私たち』も、今でも弾ける」と言うのです。
「私たち」は、夏休みの発表会で弾いた曲で、その後は1度もレッスンはしていません。
「ほんと!?」
「うん、弾ける」
じゃ聴かせて、とリクエストし、Aちゃんは「私たち」を弾いてくれました。
その音色は豊かで ピアノがのびのびと「鳴って」いて、びっくり。
夏に弾いたときより今日の方が、ずっと素敵に弾けている!

Aちゃん、発表会の後もずっと、楽しんでこの曲を弾いていたんだね。

「じゃ、これでレパートリーが2曲になったんだね。『私たち』と『パイレーツ』と」
うん、と嬉しそうにうなずいたAちゃん、来週からは再び西野カナがいいな、とのことで「さよなら」を練習始めます。

ハイドンソナタホ短調

2013年11月27日 | クラシック曲
Hさん(大人):
ハイドンのソナタ(ホ短調)の第一楽章が、最後まで弾けるようになりました。
冒頭、いきなり鋭く始まる左手のフレーズと、右手が掛け合いのように絡み合いながら、緊迫した曲調が高まっていきます。
右手のフレーズは、ほとんど 第一拍目が休符、という Hさんの苦手なパターンなのですが、その「空虚」な八分休符が、緊迫感をより一層高めているので、効果的に弾くにはぜひともこのリズムをマスターしていただきたいところです。

これまでのレッスンで「フレーズが短いので、すぐ出番が来ます。左手・右手どちらも、すぐに出られるように用意しておいて」と伝えてきました。
左手の最後の音と同時に右手を上げ、間髪を入れず打鍵しなければなりません。
聴いている人もドキドキする流れですが、弾く人も 一瞬も気を抜くことができず緊張の連続になります。

でも、Hさんは本当によく練習していて、このドラマティックなソナタ楽章を、最後まで暗譜で弾いているのです。
これまであまり弾いたことのない、荒々しくテンポも速い曲。
暗譜も大変だと思うのですが、いつも暗譜してレッスンに臨むHさんはすごいですね。
テンポも随分速く弾けるようになり、私としては新しいHさんのチャームポイントを見せていただくような気持ちです。
もう、細部はできています。
あとは、繰り返し何度も何度も弾いて、不安なくのびのびと曲を弾き進められるように。
完成は目前です!