HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

びりとブッチィーのクラウニングシアター

2013年11月17日 | その他日記
毎年この時期に行われる 世田谷区の「こども劇場」主催のイベントを見にいってきました。
会場は近くの小学校の体育館です。

今年のパフォーマーは「YEN TOWN FOOLs 」というクラウン(道化師)の二人組ユニットです。
キャラクターは「びり」と「ブッチィー」。

山高帽に赤い鼻、ダブダブのズボン、ぼろっちいジャケットと、正統派の「クラウンスタイル」の二人。
その芸はというと・・・
しなやかな身のこなしのパントマイムやアクロバットやジャグリング、軽やかなダンス、それにトランペットやウクレレ、ドラムなどの楽器も演奏し 歌も歌える、それはそれはすばらしい、ほんまもんのクラウンでしたよ!
やっぱクラウンはすごい!
すごい芸術でした!

もちろんドタバタ芝居や大騒ぎもするので、見物の子どもたちは大喜びでした。
失敗ばっかりして うまく服を着ることができないクラウンに、客席から
「そっち引っ張るんだよ!」
「そこにあるよ!」などと教えたり、
チョコレートが食べたいのにだまされて チョコをもらうことができないクラウンに
「そっちの手だよ!」
「後ろ後ろ!」と大声援したり、客席は沸きに沸いていました。

小さい子どもたちには、今日のパフォーマンスの 真の価値まではわからなかったとおもうけど、本当にクォリティーの高い芸術は、小さな子どもから大人まで、みんなの心に響く感動を残したことと思います。
そして、笑いの陰にかくしたペーソスや感動、下積みの努力など、それこそが いつまでも余韻を残す本当の「すばらしさ」であると思います。

ハロウィンコンサートの反省

2013年11月17日 | レッスン日記(小中高生)
先月の末に、大人のための「チャティーハロウィンコンサート」が無事おわってから、もう1カ月近くもたちました。
ヒバリ教室の大人の生徒さんたちは、子どもたちと違って「月2」とかでレッスンに来てる人が大半なので、発表会やコンサートの反省も 大分あとになります・・・

今週は、キノパパさんとTさんが 発表会後 最初のレッスンがあり、遅ればせながら発表会を振り返り、今後への方向も考えました。

キノパパさん:今回出場した「生徒」の中では最年長だったキノパパさんですが、心はいつも 少年のように(少女のように)清らかです。
発表会にも何度も出演していますが、今回は 途中 最も盛り上がったクライマックスの部分でミスタッチをしてしまい、
「どうしようかと思いましたが、もうそこは捨てて先に進みました」とのことで、さすが長年の経験が落ち着いた対処を導いたようでアッパレです。
「それと、いつも頭の中が真っ白になってしまって 自分の音は耳に入らないのですが、今年は初めて、ほんの1~2小節ですが、ピアノの音色を聴くことができました」
キノパパさん、立派です。
年々、ピアノの音色にふくいくたる香気が増してきたキノパパ。
こうしてずっと、美しいピアノの音色を大切に育ててほしいです。

Tさん: 2度目の発表会だったのですが、去年より今年の方が、緊張の度合いが少なかったかも・・・とのことでした。
心に沁み込むような、切ないメロディーが好きというTさん、これまで自分で練習して弾いた曲、そしてこれから弾いてみたい曲など 曲目のリストがいっぱいあるようです。
今日は、そんなリストの中から、以前に自分で練習して弾いたという「風の谷のナウシカ」をワンポイントレッスンしました。
「ナウシカ」は、静かな荒涼とした谷に 吹き渡る風を思わせる曲。
淡々とした感じの中にも、絶えず繰り返すアルペジオや 民族音楽を彷彿とさせるようなリズムもあしらわれています。
それらを 絵を描くように立体的に表現するには、左手のしなやかな「アタック」と「リリース」、そしてそれをなめらかに導く「重心の移動」がものを言います。
なかなか身に着けるのは難しいけど、あこがれの美しい曲たちを弾くためにがんばりましょう。

追記: キノパパも、Tさんも、今年のソロの登場の仕方-「MCがしゃべってる間にスタンバイしちゃう」は 緊張が緩和されてとてもよかった、という感想でした。
来年もコレを採用することに決定。