Tちゃん(小6):
メンデルスゾーンの「結婚行進曲」を練習しています。
最初の「パパパパ~ン! パパパパ~ン!」というファンファーレの部分はだれでも知っていると思うけど、結婚式でのBGMとか、CMでとか、ドラマの中で、とかで耳にするくらいで、ちゃんとした演奏を聴いたことのある人は、そんなにはいないんじゃないかな?
また、もとは「真夏の夜の夢」というシェークスピア原作の戯曲のための序曲として作られた曲、と知らない人も多いんじゃないかな?
そう思ったので、今日はTちゃんに、「真夏の夜の夢」と その中の結婚行進曲について説明しました。
「この『結婚行進曲』は、シェークスピアの作った『真夏の夜の夢』っていう芝居の中で、妖精の王さまと女王さまの結婚式の時の音楽なんだよ」
「えっ、そうなの?!」
「ほら、ここにあるかもしれないから探してみよう」
先生はI-PADを開いて、YOUTUBEで検索してみました。
「ほらっ、いっぱい動画あるけど・・・大体はオーケストラの動画だね・・・あ、ほら、ここにある。なんか昔の絵だけど」と、開いたのは 昔のルネッサンス絵画みたいな情景画です。
「ほら、この妖精の王さまオヴェロンと、女王のタイタニアの結婚式の絵よ。妖精だから、羽が生えてる」
「ほんとだ、妖精だ」
「周りで寝てるのは、村の人間たち。この人たちのまぶたに『惚れ薬』を塗って、最後はめでたしめでたしになるのよ」
と、二人で絵画を鑑賞しながら、バックに流れるオーケストラを聴きます。
「最初はラッパで、盛大にパパパパ~ン、ってやるね。次のジャーンジャージャジャジャーンの所には、太鼓がトレモロで入ってるよ。よく聴いてみて」
「あ、聞える」
そうして、今度はオーケストラの演奏の動画を見てみます。
さっきの勇壮なラッパの トランペット、そしてトレモロが華やかなティンパニ、迫力満点などの実際の演奏を見て、「こういう音をピアノで表現するように弾くんだよ」とイメージをつかみます。
「あ、ハープのビデオもある」とTちゃんが一覧から見つけたので、
「どれどれ、どんな演奏だろう」と見てみると、さっきの勇壮なウェディングマーチとは趣が違って、ハープ特有のアルペジオをふんだんに使って演奏されるウェディングマーチは、なかなか素敵でした。
「そうだ!この形で演奏するのもいいかも!」
先生は たちまちひらめいて、ピアノに向かい、今聴いたハープのスタイルを再現しながら、ウェディングマーチを弾いてみました。
「うわあ、きれい~」Tちゃんも感動しています。
「ねー、コレいいよね?! じゃ、Tちゃんの『ウェディングマーチ』は、このスタイルで弾く、ってことにしよう」
さっそく新しい方針が決まり、来週は 分厚い和音を全部アルペジオにして、ハープのように弾いてくる、というのが宿題になりました。
Tちゃんバージョンの「結婚行進曲」。
楽しみだ~♪
メンデルスゾーンの「結婚行進曲」を練習しています。
最初の「パパパパ~ン! パパパパ~ン!」というファンファーレの部分はだれでも知っていると思うけど、結婚式でのBGMとか、CMでとか、ドラマの中で、とかで耳にするくらいで、ちゃんとした演奏を聴いたことのある人は、そんなにはいないんじゃないかな?
また、もとは「真夏の夜の夢」というシェークスピア原作の戯曲のための序曲として作られた曲、と知らない人も多いんじゃないかな?
そう思ったので、今日はTちゃんに、「真夏の夜の夢」と その中の結婚行進曲について説明しました。
「この『結婚行進曲』は、シェークスピアの作った『真夏の夜の夢』っていう芝居の中で、妖精の王さまと女王さまの結婚式の時の音楽なんだよ」
「えっ、そうなの?!」
「ほら、ここにあるかもしれないから探してみよう」
先生はI-PADを開いて、YOUTUBEで検索してみました。
「ほらっ、いっぱい動画あるけど・・・大体はオーケストラの動画だね・・・あ、ほら、ここにある。なんか昔の絵だけど」と、開いたのは 昔のルネッサンス絵画みたいな情景画です。
「ほら、この妖精の王さまオヴェロンと、女王のタイタニアの結婚式の絵よ。妖精だから、羽が生えてる」
「ほんとだ、妖精だ」
「周りで寝てるのは、村の人間たち。この人たちのまぶたに『惚れ薬』を塗って、最後はめでたしめでたしになるのよ」
と、二人で絵画を鑑賞しながら、バックに流れるオーケストラを聴きます。
「最初はラッパで、盛大にパパパパ~ン、ってやるね。次のジャーンジャージャジャジャーンの所には、太鼓がトレモロで入ってるよ。よく聴いてみて」
「あ、聞える」
そうして、今度はオーケストラの演奏の動画を見てみます。
さっきの勇壮なラッパの トランペット、そしてトレモロが華やかなティンパニ、迫力満点などの実際の演奏を見て、「こういう音をピアノで表現するように弾くんだよ」とイメージをつかみます。
「あ、ハープのビデオもある」とTちゃんが一覧から見つけたので、
「どれどれ、どんな演奏だろう」と見てみると、さっきの勇壮なウェディングマーチとは趣が違って、ハープ特有のアルペジオをふんだんに使って演奏されるウェディングマーチは、なかなか素敵でした。
「そうだ!この形で演奏するのもいいかも!」
先生は たちまちひらめいて、ピアノに向かい、今聴いたハープのスタイルを再現しながら、ウェディングマーチを弾いてみました。
「うわあ、きれい~」Tちゃんも感動しています。
「ねー、コレいいよね?! じゃ、Tちゃんの『ウェディングマーチ』は、このスタイルで弾く、ってことにしよう」
さっそく新しい方針が決まり、来週は 分厚い和音を全部アルペジオにして、ハープのように弾いてくる、というのが宿題になりました。
Tちゃんバージョンの「結婚行進曲」。
楽しみだ~♪