HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

哀れな人々・転調がんばろう♪

2013年11月07日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小4):
「リトルマーメイド」の中の「哀れな人々」という歌がお気に入りで、難しい楽譜にもかかわらず がんばって弾いています。
譜読み、指使いなど すごく努力して、ようやく半分くらいまで弾けるようになりました。
ところが・・・なんという無情でしょう。
この半分くらいのところで、楽譜はいきなり転調して、半音上げられているのです。

これまでがんばってきた部分は ハ短調でした。
♭が3つついているので、とてもとても大変なのを苦労して、ここまで弾いてきたのです。
それが、次の小節からは ニ短調で弾かなければなりません。

今まで弾いてきた音符も、指使いも、次の小節からはひとつも生かされず、また新たに、ニ短調の譜読みをして、指使いを覚えていかなければならないのです。
「でもね、Sちゃん。今まで♭3つだったのが、次からは♭1つになるんだよ。音符も、手も、楽になるんだよ」
「メロディーだって、今までに弾いたのとおんなじなんだから。音符が変わっても、知ってるメロディーなんだからわかりやすいよ」
こういって、先生は気持ちを引き立てようとするのですが、
「難しい・・・」と思ってしまったSちゃんの気持ちは、なかなか元気に取り組もう!という方向にエンジンがかかりませんでした。

2週間ぐらい、そうして遅々としていたので、今日はちょっと強引に、
「がんばって続きを弾いてごらん」と レッスンの場で弾かせてみました。
最初の1ブロックを、励ましながら何とか弾くと、次からは 同じメロディーがしょっちゅう出てきたり、伴奏の和音も同じものが繰り返し出てきたりしているのが分かり、だんだんと安心して弾けるようになってきました。
そして、とうとう、最後のフィニッシュまで無事にたどり着くことができたのです。

「できたじゃない?!」
Sちゃんは、達成感いっぱいの顔でうなずきました。
「もう、一人で来週まで練習してこれるね?」
Sちゃんはもう一度、力強くうなずきました。

これで大丈夫。
来週はきっと、自信持って最後まで弾く、Sちゃんの演奏が聴けると思います。

ブルース入り・おどるポンポコリン♪

2013年11月07日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
M4ちゃん(小3):
子どものポップスの本を使って、耳なじんだ曲を ピアニスティックなアレンジで弾く練習をしています。
先週、「君をのせて」が仕上がって、さて、次は何の曲にする?となった時、なかなか自分で曲が決められなかったので、先生が
「じゃ、先生が 本をパラパラやってるから、M4ちゃんが『ストップ!』って言って。その時のページの曲にしよう」と言いました。
そして、パラパラ→ストップ! で 決まった曲が「おどるポンポコリン」だったのでした。(^○^)

今日は「ポンポコリン」最初のレッスン。
「ここのところまでやってきた」とM4ちゃんが指さしたのは、最初の1コーラスの終わりまでです。
この楽譜集は、歌を1コーラスなり繰り返して2コーラスなり弾いたあとに、間奏というか インスト演奏、みたいなアレンジがつけられていて、なかなか凝ってるのです。
M4ちゃんが予習してきたのは、その「インスト部分」の前まで、ということなので、順当な練習量であります。
イントロを弾いて、メロディーに伴奏をつけて、そして弾き方のタッチやニュアンスなどを少しチェックしたりアドバイスしたりして、今日のレッスン部分は終了しました。

来週も、今日やったところの復習をしてくる、ということで、まだ先には進まなくていいよ、となったのですが。
この中間部のインスト演奏って、どんなメロディーがはめ込まれてるんだろ?
「ちょっと見せて。どんなのか、弾いてみるね」
先生が M4ちゃんに替わってピアノの前に座り、初めて見る その「インスト部分」を弾いてみたら・・・
なんと!
「ブルース」だったんだよ!(@o@)
ブルースっていうのは、ジャズのひとつのスタイルで、12小節から成り、CもGもFも全部7thコードにして、メロディーにも♭いっぱいの「ブルーノート」がふんだんに使われてる・・・というもの。
「うっひゃー。M4ちゃん、これ、発表会のとき、ゲストの人たちがバンドで弾いてるような、すっごいかっこいい曲だよ」とM4ちゃんに教えると、M4ちゃんは びっくりしたような、とまどったような、でもかっこよくてうれしい、といったような、いっぱい入り混じった顔で笑いました。
よーし、せっかく引き当てた「ブルース入り・おどるポンポコリン」。
この機会に、がんばってブルース、弾こうじゃないか。

10人のインディアン

2013年11月07日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(年長):
この間から、高いドのポジションで弾く「ゆかいなまきば」を弾いています。
一気に音符の範囲が広がり、手のポジションも変わるので、けっこう高いハードルを越えなければなりません。

前回は、「ドドドソララソー」の部分のみHちゃんが両手で弾き、そのほかの部分は先生が弾いて、交代交代に楽譜を埋めました。
来週は 弾く場所を交代しようね、と言っていたのですが、今日、一回先週と同じパート担当で弾いたあと、
「じゃ、場所を交代しようか?」と言うと Hちゃんは一人で、全部のパートを懸命に弾いてしまったではありませんか。
真剣に音符を見ながら、右手の位置、指番号、左手の位置、指番号、そして両方のリズム・・・などを一生懸命 確認して、着々と弾いていき・・・
とうとう最後まで、全部両手で弾きました。

次は「10人のインディアン」に進みます。
左手が重音になって リズムをきざんでいくので、最初 譜面を見たときは「むずかしそう!」と気おくれしたようなHちゃんでしたが、実際に楽譜の通りに弾いてみると、思いがけず簡単に弾けて、しかも迫力があるので気に入ったようです。
来週、これを宿題、ということにしました。