HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

アニメの曲の弾き方・ヒャダインのじょーじょーゆーじょー

2013年11月16日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Y子ちゃん(中2):
部活が入ってしまい、いつものレッスン時間に間に合わないので・・・と、わざわざ公衆電話から連絡くれて、夜7時からのレッスンになりました。
真っ暗になってしまうのに、休みにしないでちゃんとレッスンに来るのは感心です。

今Y子ちゃんがやっているのは、ソナチネアルバム6番の第三楽章「ロンド」と、Y子ちゃんが好きで「弾いてみたい」とWEBからダウンロードした、アニメ「日常」のテーマ曲「ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」という曲です。
前にもちょっと書いたことがありますが、今「アニメの曲」というのはひとつのジャンルとなっていて、決して子ども用の幼いものではなく、曲調・テクニックともハイレベルなんですよ。

さて、Y子ちゃんですが、楽譜をゲットしたのはいいけれど、どうやって弾いたらいいのか見当がつかないようすです。
クラシックピアノでは ソナチネやソナタでも弾けるレベルのY子ちゃんなのに、一見シンプルに見える、このアニメの曲の弾き方にとまどっています。
耳から聞いて、好きだと思って楽譜をゲットしたんだから、曲はわかっているはず。
けれど、それを楽譜にしたものを見て弾こうとすると、右手と左手のどことどこが一緒になるのか、どのくらいのばして、どうつなげて弾いたらいいのか・・・
一応、楽譜通りに弾いてはきているのですが、どうもTVで聴いた曲とは ぜんぜん違って聞こえる・・・
何がいけないんだろう・・・

回答: ズバリ、こういったアニメの曲や ポップスの楽譜には、細かいニュアンスやタイミングが、いちいち書き込んでないからです。
クラシック曲では、楽譜を忠実に守って弾けば、その曲を再現することができます。
しかし、アニメやポップス、ジャズなどは、楽譜に四分音符が書いてあるからといって 忠実に8分音符の2倍の長さで弾くと なんかダサい演奏になってしまったりします。
楽譜には正確な音符は書かれていないのだ、ということを念頭に置いて、自分の耳と感覚を頼りに、頭の中に鳴っている音を再現すること。
そしてもう一つ、こういったリズムの曲は、機敏な重心の移動&素早いジャンプ、次の動作への準備、それらを休みなく繰り出していく、というのがコツです。


なんか目が回っちゃうけど、Y子ちゃん、ほんの少しずつ(2小節ぐらいずつ)感覚をつかみながら、進んでいこうね。