Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

クライマーズ・ハイ(試写会)

2008-05-28 13:37:13 | 映画(か行)
「トラックバックとコメントについて」

堤真一、堺雅人、尾野真千子、遠藤憲一、山崎努、高嶋政宏出演。原田眞人監督作品。

1985年8月12日、乗員乗客524名を乗せた日航機123便が、群馬と長野の県境に墜落、その一報が北関東新聞社に入る。編集部で全権デスクに任命された悠木和雅(堤真一)は記者として扱う一大ニュースに対する興奮を禁じえないが、中央紙とのスクープ合戦や組織や家族との衝突を経て、命の重さに対しわき上がる使命感を覚える。(Yahooレビューより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

横山秀夫氏が実際に記者として取材した体験を反映した同名小説が原作です。未読ですが、面白そうですね。ドラマも佐藤浩市さん主演でNHKで放送され、好評だったそうです。こっちも興味あり。ぜひ観てみたいです。
社会派ドラマは好きなジャンルなので、この映画、とても楽しみにしていました。ちょっと期待しすぎたかな~という印象。まぁまぁ良かったのですが、もうちょっと面白い(笑えるという意味ではなく)かと思ってた。正直に言えば、もっと面白く出来たんじゃないかと・・・・・・。

友達は思っていた映画と違ったと言っていました。私は事故の話ではなく、事故を取材した記者と新聞社の中の話だと知っていたので、それは想像通りでした。
上に書いた通り、原作は未読なので、原作がどうなっているのか分かりませんが、1985年と2007年を同時進行で追うという形の描写で、2007年は、山(というか山壁)を登る様子でした。タイトルがクライマーズ・ハイなので、それにもかけて、大変な状況を乗り越える、といったリンクをしているのかなと思いましたが、私的には、現代の描写はかなりウザかった(苦笑)。堤さん老けメイクだけど、体型は若いまんまで、初老に見えないし・・・・・・。実際の登った状況を撮影したのでしょうか?(そんなわけないか?)今朝、群馬での完成披露の様子をニュースで流してましたが山登り大変だったみたいなことを堤さんが言ってたような。それなのに、あのシーンいらないとか言っちゃうとちょっと申し訳ない気持ちがしますが(笑)。
今よりも古い時代の話(時代劇ではなくて)の場合、必ずと言っていいほど、現代のシーンも出てきますよね。やっぱり仕様なんでしょうか。

全体的に役者の皆さん、力入ってて、演技は良かったと思うのですが、いかんせん、セリフが聞き取りにくい。試写会なので音響うんぬん言っても仕方がないのですが、堤さんと女性以外の出演者は、聞き取りにくいことが結構ありました。セリフも専門用語が多いし、高嶋さんなんかは方言も入っている感じで、全く(9割くらい)聞き取れませんでした(汗)。出演シーン少ないのに・・・・・・(苦笑)。
堺さんは、もともとぼそぼそしゃべるタイプなのに、電話でこそこそしゃべるシーンが多くてやっぱり聞き取れないセリフが多々ありました。できれば字幕つけてほしいくらいでした・・・・・・。

日航機墜落事故は、23年経った今でも忘れられない事故ですね。子どもながら、非常に衝撃を受けたことを覚えています。生存された4人の中の1人に女の子がいて、その子が当時ファンだったアイドルグループから直筆サインをもらったという報道を見て、不謹慎ながら、羨ましいと思ったことを思い出します。羨ましいけど、そんなこと思っちゃいけない、家族を失うほうがずっと辛いんだからと自分に言い聞かせてましたね。
私が大学生の頃にその子と話をしたことがあるという人に聞いた話だと、彼女はあのあと、死にぞこない、と言われ、いじめられたそうです。それを聞いた時、激怒して、それから泣きましたね。天地がひっくり返っても言ってはいけない言葉ってあると思う。彼女は看護師になって今は結婚していると何かで聞きました。幸せでいて欲しいです。

映画では墜落現場のシーンや、現場の状況の手記、なくなった人の手記などが少し出てきますが、そちらに焦点を当てているわけではないので、それを期待すると肩透かしを食らうと思います。あくまで、記者と地元の新聞社に焦点を当てています。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (らんぼ~)
2008-07-16 16:49:47
原作は読んだことがあったのですが、その時感じた緊張感はそのままでしたね。
ほんとに堤さんカッコよすぎでしたね(笑)原作の方が、ウジウジ悩んでる中年オヤジってカンジでした(笑)
あと、せっかくの山登りシーンを、細切れにしすぎたのが、ウザい原因かと(汗)
もうちょっと、打ち解けられなかった息子との関係、それを埋めるようにかわいがった安西の息子との関係を丁寧に描いてくれたら、あの息子が打ってくれていたハーケンのシーンが、より感動的になったんじゃないかな~。
それにしても、高嶋兄さんの息子が小澤さんっていうのがウケた(笑)私の中では、あの2人は同じ部類の顔なので(爆)
返信する
>らんぼ~さん (hi-chan)
2008-07-17 13:34:54
今、原作読んでます。もう少しで読み終わります。
ドラマの方が原作には忠実ですね。映画は悠木が離婚?したことになってて、息子と離れ離れになってましたね。

山登りのシーン、本で読むと別にウザくないのに、映画の時はウザかった(笑)。
原作を読むと、なぜか悠木は堤さん、燐太郎は高橋くん(ドラマでの配役)を思い浮かべてしまいます。
返信する