『はつかいち』 ぶらり

安芸の宮島の地・・・廿日市を見たまま紹介―独自の好奇心アンテナを張り巡らせて、ビビッと反応したものを紹介します。

津田八幡神社の奉納絵馬

2010年08月14日 | 「佐伯地区」ぶらり


津田八幡神社に奉納されている絵馬で図柄から琵琶の名手であった平経正を描いたものと思われる。
干支が丁丑とあるので明治10年(1877)に描かれたもののようで、絵師は龍山岸峻であるが龍山についての画歴などについては管見の限り定かではない。
ただ明治3年(1870)に奉納された宮島の千畳閣に掲げてある虎の図には龍山昇峻(厳島平成絵馬鑑)とあり、年代と名前が良く似ているので同一人ではなかろうか。津田八幡神社絵馬の字からみると昇峻とは読めず岸峻と読むべきではなかろうか。

コメント
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