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2016年作品。
稲葉圭昭原作の「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」の映画化。
北海道警察 刑事 諸星要一(綾野剛)は強い正義感を持つが、成果が出せていなかった。先輩刑事の村井から「刑事は点数、点数稼ぐには裏社会に飛び込み『S』(スパイ)を作れ」と教えられ、忠実に実行を開始する。暴力団と関係を作り、道警のために違法な捜査や検挙を実行していく。
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北海道警察が拳銃の摘発件数をあげるために、暴力団と裏取引で拳銃を手に入れるなど、成果至上主義で歪んだことを繰り返していく。この渦に飲み込まれるように若手刑事が道警のために手を汚していく。そのうちにこの刑事の正義感も歪みだし、拳銃の摘発のための資金獲得のため覚醒剤の取引も始めてしまい、自分自身も覚醒剤を使うようになる。
北海道警察のとんでもない実話「稲葉事件」、これをテーマとして作られた作品。
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拳銃偽装摘発、やらせ逮捕で件数を道警が件数を達成また新記録を更新していく。その現場で活躍していた刑事が逮捕され、彼の協力者が自殺もしくは死亡する。一方で道警の上層部はおとがめ無し。こういう事件があったことを本作で初めて知りました。米国映画では良くある悪徳警察、警官ものですが、日本でこういう実話があり映画化されるとは思いもよりませんでした。
ある刑事の26年間を2時間の映画に上手く収めています。詰め込み感無し、中だるみ無し。テンション高いままスタートからゴールまで突っ走る映画です。
楽しめます。
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