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へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「赤い指」 DVD 阿部寛

2014-12-20 | テレビ番組


2011年 TBSドラマ。

東野圭吾の加賀恭一郎シリーズ、推理小説のTVドラマ化。
電気照明メーカーに勤める前原昭夫(杉本哲太)は、妻と中学生の息子と認知症の母親と郊外の一戸建てに住んでいた。昭夫は妻と母親の間にはさまれて、これから逃れるように帰宅が遅くなる毎日であった。ある日、妻から「早く帰ってきて」との電話が入る。帰宅した昭夫が見たのは庭で死亡している少女の姿であった。妻に話を聞くと、息子が殺したらしい。これを隠匿するために、死体を公園の公衆トイレに運ぶ。



TVドラマ・シリーズ「新参者」。これのスペシャル版として、TV放映されました。場面は加賀恭一郎が人形町に新参者として行く前の2年前の話。
息子の殺人を隠すために、両親が死体を遺棄する。さらに、認知症の母親に犯人の汚名を着せる。しかし、母親は・・・・。最後のシーンは加賀恭一郎が語りすぎの嫌いがありますが、それでも ぽろっと涙が出てしまいました。こういうお話に弱くなりました。



映画館上映された「麒麟の翼」や、またこのあとに制作された「眠りの森」と比べると、小粒でスケール感はありません。しかし一方で、息子を守るために実の母親を犠牲にしようとする父親の狂気とも言える発想と行動の怖さは、ずぼっと心に突き刺さりました。そしてエンディングでのどんでん返しには、分かっていても涙が出ました。原作も良いですが、ドラマ制作も上手いです。

見所のあるドラマです。お薦め。

赤い指 [DVD]
クリエーター情報なし
TCエンタテインメント
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