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「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」 本郷功次郎、江波杏子

2014-12-17 | 映画


大映特撮映画DVDコレクション Vol.8 1850円+税

1966年作品。
昭和ガメラ・シリーズの第2作。第3作の「ギャオス」と肩を並べる名作です。
本作では「ガメラは子供が好き」の設定がなされておらず、妙な子役俳優の活躍(?)を観ることもない、大人の怪獣映画となっています。当然ながら、少年合唱団のガメラマーチもありません。

戦時中にニューギニアで発見した巨大なオパール。これを日本に持ち帰るが、実はこれはバルゴンの卵であった。帰路の船内で赤外線を浴びた卵は急速に孵化、神戸港で船を沈めて上陸する。バルゴンは長い舌の先から冷凍液を噴出、さらには背中のプリズムから虹色の殺人光線を放つ。この殺人光線にひかれてガメラが登場、大阪城を前に怪獣の決闘が始まる。





「大魔神」の1作目と本作が並映の形でGWに公開されました。当時、怪獣ブームのまっただ中、映画館で観るという贅沢な娯楽を楽しんだ小学生の同級生を羨ましく思った想い出があります。
バルゴンの造形は、常識外のバランスを崩したような大きな顔が特徴。しかしながら、これは大きな重い尻尾で均衡がとれています。そして、大きな口からにゅらにゅらと伸びる長い舌。この先から、どういう訳が分かりませんが 冷凍液が出てくる。これを浴びたガメラは凍ってしまいました。ガメラの火炎が冷凍液に負けた瞬間です。
しかしながらバルゴンは 水に弱い という弱点がありました。人間は人工雨でバルゴンの活動を弱めながら、琵琶湖へ導こうとする。名神高速をのっしのっしとカバのように歩くバルゴンのお馬鹿加減、これも良しです。

良い映画を観ました。

隔週刊 大映特撮映画 DVDコレクション 2015年 1/6号 [分冊百科]
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デアゴスティーニ・ジャパン
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