ドラマW 2009年 WOWOWドラマ
日韓友好条約の調印のために韓国大統領が来日。この警戒に警視庁の8割があたっている中で、佐山総理大臣（石坂浩二）の孫娘ユリが誘拐させる。そして犯人からは30億円の活動資金の提供が求められるが受け渡しに失敗。しかし、ユリを開放したとのメールが届き、実際にユリは救出される。しかし、その後佐山総理は記者会見にて「トキワ銀行の不正」を発表。その後トキワ銀行の株価はストップ安を続ける。
犯人の秋月（三上博史）と誘拐事件解決を任された捜査一課星野警部（西島秀俊）の頭脳戦、一騎打ちが見どころです。常に捜査の裏をかいていく誘拐犯。それに一歩一歩近づいていく警部。この事件の裏には、リストラや友情などが絡み合い一筋縄では行かない味わいを醸し出しています。最後には自分の住所を警察に知らせるようなことまでする秋月の頭脳にはあきれかえるばかり。しかも、冷徹、冷酷ではなく、奥底には金では買えないことがあるということを大切にする暖かな心がある。格好良い犯人像です。
WOWOWのドラマはハズレがないですね。これも二重丸以上の名作。お薦めです。
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