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「60歳で小説家になる」 森村誠一

2013-02-26 | 本と雑誌

60s

幻冬舎新書 182ページ 760円+税

リタイア(定年退職)後に執筆を始め、60~70代で文学新人賞受賞者が急増している。ビジネスマンの現役時代にタネを仕入れ、時間が自由になる定年後に第二の人生としてデビューしている。
森村誠一さんは東京都内のシティホテルのホテルマンとしての勤務のかたわら小説を書き始め、これが売れ出してプロ作家となった経歴を持っている。また、他の作家を多数養成してきた経験も持っている。この森村誠一さんが 定年後に小説家デビューを果たすために何をすべきかをまとめた本。

メモ
・会社が社員に求めるものは労働だけではない。人格支配を強いる。
・同時多数皿回しをしていて、Aの皿はそろそろ回しにいかなければならい、Bはまだ大丈夫という勘が、自動的に働くようになってくる。
・文章の二大機能に、知識・情報の伝達と情緒の創造がある。
情緒の創造 のほう、こういう文書は書いたことがない。ビジネスマンは書く機会がありませんよ。

一般の社会人にはこの本は 小説家になるためには役立たないように思います。短編を何回か書いてみてことがあるが、いまひとつしっくり来ない とかいうようにその気になって行動を開始した人には なるほどと思えることが書いてありそうです。 少なくとも、今まで努力したことのない私には意味の分からないことも多くありました。

行間広く、文字数が少ない新書です。こんな行間が広い新書本は初めてです。森村誠一さんなら、時間あればもっと充実した濃い内容が書けたように思います。残念です。


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