新しい年度が始まり、最初の勉強会です。
お初の参加者が1名、久しぶりの参加者1名、おなじみの参加者2名・・・
最初は、いろいろなハナシをしてから、先月のおさらい。
「巻軸帯」 の巻き方&結び方
巻軸帯とは、多くの人が「包帯」と呼んでいるものです。
「包帯」は、傷口や処置をした患部を覆っているものを、そう呼びます。
なので、三角巾であれ、手ぬぐいやタオル等でも、そういった使い方、
状態にあれば「包帯」と呼びます。
巻軸帯は、細長いガーゼや綿を巻いたものです。
「伸びない」ものと、「伸縮する」ものがあります。
それぞれにメリットがあります。
まず、伸縮タイプは
・カラダの形にあわせやすい
・関節に巻いたときに、関節が動かせる
(動かしても大丈夫なとき)
伸びないタイプは
・関節を動かせたくないときは、ある程度の動きを抑制できる
・副子などを固定するときに、しっかり固定できる
伸縮タイプの方が扱いやすいですが、どちらかといえば、
伸びないタイプの方が、カバーできる要件を備えているといえます。
ということで、巻く練習。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/8c/4c6804b77ff30099bc9603dafe13e3d3.jpg)
最初の端(正確には、「尾」といいます)は、折り返して、
そこに包帯(帯;たい)を重ねて行きます。
写真は重ねた後です・・・ ・・・
ここから腕の形にあわせて巻く工夫があるのですが、今回ははぶきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/0e/d56b9669960609b970f26d09a5079663.jpg)
巻き終わって結ぶときです。
「伸縮タイプ」の場合は、腕に巻いた包帯を伸ばして、
その下に余った部分(「頭;とう」と言います)を入れちゃいます。
伸びないタイプは、まず折り返し、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/72/a769c5c98115f40118c0588126ed3cea.jpg)
反対側にいってから、また同じように折り返します。
ここから、外側にある「頭」を、クルっとひねり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/d7/3ce5ff149ed88cdc523e9832ac773d91.jpg)
内側にいれます。
そして・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/bf/ee8ca4387939783251013abfd8de612b.jpg)
この「頭」を押さえるようにして結んでしまえば、ハサミも要りません。
ファーストエイドは、「手当」です。
その後に治療=医療的な処置をすることが前提なので、
はぶける手間は、はぶいてしまう!
ことも大事です。
次は、「子どもがバレーボールをやっているので、バレーで多いケガはなに?」ということで・・・
経験上「突き指」と足首の「ねん挫」ですが、ねん挫は、骨折と見分けがつきにくいです。
正確には、レントゲンを撮らないと分からないですし、
「CT」で分かる骨折のうち、レントゲンでも分かるものは6割とも言われたりします。
カラダを移動させているときにひねったら、ねん挫かもしれませんが、
ジャンプの着地でひねったり、他人の足の上に着地した場合は、骨折するケースもあります。
そんなときは、まず「RICEの法則」で、RICEをしている間に固定の準備をします。
ということで、固定の練習。
赤十字の講習では、骨折の手当はふつう「前腕」「下腿(スネ)」「膝」の3カ所なので、
この勉強会ならではの練習です!
足首を固定するわけなので、足首が動かせないような形の副子が必要です。
なので、お手製「段ボール・シーネ」を使いました。
段ボール・シーネを「L」字に曲げて、膝のあたりも軽く曲げて、三角巾をセット
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/4e/f46630b64ab5a6b9379af47001e6bbd8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/21/f068407ca9672c4a372f575c97e9b9f6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a0/a212dc9d161f81d5dc905c1167af140c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/91/502c8c662d93db4ba0075def088e984d.jpg)
端の始末をして完成です。
(注:練習なので靴下は履いたままですが、実際は脱がせるか、指先の部分だけ切ってしまいます)
こんなふうに参加者の希望にあわせ、講習ではやらないこともやります。
以上!
お初の参加者が1名、久しぶりの参加者1名、おなじみの参加者2名・・・
最初は、いろいろなハナシをしてから、先月のおさらい。
「巻軸帯」 の巻き方&結び方
巻軸帯とは、多くの人が「包帯」と呼んでいるものです。
「包帯」は、傷口や処置をした患部を覆っているものを、そう呼びます。
なので、三角巾であれ、手ぬぐいやタオル等でも、そういった使い方、
状態にあれば「包帯」と呼びます。
巻軸帯は、細長いガーゼや綿を巻いたものです。
「伸びない」ものと、「伸縮する」ものがあります。
それぞれにメリットがあります。
まず、伸縮タイプは
・カラダの形にあわせやすい
・関節に巻いたときに、関節が動かせる
(動かしても大丈夫なとき)
伸びないタイプは
・関節を動かせたくないときは、ある程度の動きを抑制できる
・副子などを固定するときに、しっかり固定できる
伸縮タイプの方が扱いやすいですが、どちらかといえば、
伸びないタイプの方が、カバーできる要件を備えているといえます。
ということで、巻く練習。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/8c/4c6804b77ff30099bc9603dafe13e3d3.jpg)
最初の端(正確には、「尾」といいます)は、折り返して、
そこに包帯(帯;たい)を重ねて行きます。
写真は重ねた後です・・・ ・・・
ここから腕の形にあわせて巻く工夫があるのですが、今回ははぶきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/0e/d56b9669960609b970f26d09a5079663.jpg)
巻き終わって結ぶときです。
「伸縮タイプ」の場合は、腕に巻いた包帯を伸ばして、
その下に余った部分(「頭;とう」と言います)を入れちゃいます。
伸びないタイプは、まず折り返し、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/72/a769c5c98115f40118c0588126ed3cea.jpg)
反対側にいってから、また同じように折り返します。
ここから、外側にある「頭」を、クルっとひねり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/d7/3ce5ff149ed88cdc523e9832ac773d91.jpg)
内側にいれます。
そして・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/bf/ee8ca4387939783251013abfd8de612b.jpg)
この「頭」を押さえるようにして結んでしまえば、ハサミも要りません。
ファーストエイドは、「手当」です。
その後に治療=医療的な処置をすることが前提なので、
はぶける手間は、はぶいてしまう!
ことも大事です。
次は、「子どもがバレーボールをやっているので、バレーで多いケガはなに?」ということで・・・
経験上「突き指」と足首の「ねん挫」ですが、ねん挫は、骨折と見分けがつきにくいです。
正確には、レントゲンを撮らないと分からないですし、
「CT」で分かる骨折のうち、レントゲンでも分かるものは6割とも言われたりします。
カラダを移動させているときにひねったら、ねん挫かもしれませんが、
ジャンプの着地でひねったり、他人の足の上に着地した場合は、骨折するケースもあります。
そんなときは、まず「RICEの法則」で、RICEをしている間に固定の準備をします。
ということで、固定の練習。
赤十字の講習では、骨折の手当はふつう「前腕」「下腿(スネ)」「膝」の3カ所なので、
この勉強会ならではの練習です!
足首を固定するわけなので、足首が動かせないような形の副子が必要です。
なので、お手製「段ボール・シーネ」を使いました。
段ボール・シーネを「L」字に曲げて、膝のあたりも軽く曲げて、三角巾をセット
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/4e/f46630b64ab5a6b9379af47001e6bbd8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/21/f068407ca9672c4a372f575c97e9b9f6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a0/a212dc9d161f81d5dc905c1167af140c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/91/502c8c662d93db4ba0075def088e984d.jpg)
端の始末をして完成です。
(注:練習なので靴下は履いたままですが、実際は脱がせるか、指先の部分だけ切ってしまいます)
こんなふうに参加者の希望にあわせ、講習ではやらないこともやります。
以上!
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