ハートプラス・プロジェクト

「苦しんでいる人を助けたい」そんな気持ち=ハートがあれば、いろんな知識やスキルをプラスしませんか?

2023.4月度 勉強会報告

2023-04-08 17:47:24 | 救急法勉強会
今回は・・・写真を撮ることが出来ました。

「過去に三角巾は触ったことはあります」という方が初参加でした。
「何か、訊きたいことはありますか?」と問うと

AEDの片付け方を知りたい

との事。

「はて?」と思ったのですが、講習実技をやっていると、確かに一回一回片付けて
(というか、元の状態に戻して)練習をします。

で、「どうやって片付けるのか?」と思ったようです。

我々は当たり前に思うことも、違う立場の人から見ると見方、感じ方が違うのですね。
改めて気づかされました。

AEDを使用した場合ですが・・・

基本 救急隊にそのまま渡せばOK です


救急隊が持っている除細動器とコネクタが合えば、本体を置いていくこともありますが、
そうでなければ本体ごと救急隊が持って(装着したまま)病院へ行くことになります。

病院で外されたAEDは、当日もしくは翌日には返却されるでしょう。

電極パッドは、使い捨てなので戻って来ません。とお伝えし、納得してもらいました。


その後、ケガの手当の基本から。

まず「止血」です。

止血の基本は「直接圧迫止血」です

なんですが、止血は血液に触れてはいけないので、ビニール手袋、ゴム手袋
もしくはビニール袋が必要で、キズに当てるガーゼも欲しいです。

すぐに出てくるならば、問題ありませんが、普通はすぐには出てこないですよね
(ドラえもんじゃあるまいし)。

準備ができるまでの間

・周囲を血液で汚染させない
・少しでも出血量を抑える
・血が苦手な人は少しの出血でもパニクるから安心させたい

というときのために「止血点止血法」という止血の仕方があります。
血管の修復効果は、直接圧迫止血より小さいため、ずっと続けるものでもありません。
というわけで、日赤の講習では削除されましたが「繋ぎ」のための止血として、
全く無効ということでもないでしょう!

なので、教えます!

上腕で止血(肘から先の出血に)





血流が止まったかは、脈をみて確認します。

肘の内側で止血(肘より先の出血に)「



その他「脇の下」「指」「鼠蹊部」「膝の裏」を。

そのあとは、三角巾の包帯法です

頭頂部のケガ



実は、頭頂部の包帯ってけっこう難しいものです。
これが、サクッとできるとカッコイイです(そう思ってください)。

他の部位もやりましたが、いろんな部位の包帯がサクサク出来るカッコイイ人になりたい方。
ぜひ、身につけましょう!