当たり前のことですが、AEDは意識のない人に使ってください・・・
とは言うものの、わたくしが間接的に知っている(なんじゃそりゃ?)
あるお医者さんは、
「救命医や心疾患のある患者さんをたくさん診ている医師ならともかく、
そういう患者さんを見慣れていない医師なら、意識(反応)があるか?ないか?
正確に判断できない人はたくさんいる。
だから、一般の人が反応の有無が判断できないのは無理もないこと。
よくわからなかったらAEDを使えばいい。
明らかに意識のある人には使わないでしょ?」
というようなことを言っておられました。賛成です。
ところがAEDメーカーの人は、「必ず意識のない人に使ってください」と言います。
メーカーには製造責任があり、誤った使用法にも一定の責任を負わされてしまうからです(PL法)。
缶詰に「缶のあけ口で手などを切らないように注意してください」とか書いてないですか?
あれが無いと、注意喚起不足とか言われるようです。
さて、AEDと意識の有無ですが、過去
「意識のある人にAEDを使って、電気ショックをすることは絶対無いですか?」
という質問をされたことはありませんが、もし質問されたら・・・
厳密に言うと、
意識のある人にAEDを使って「ショックが必要です」という可能性はあります
ひっじょーーーーに稀ですが・・・
AEDがショックが必要というケースは
・頻脈であること=周波数(心停止は拍動がないので心拍数とは言わない)が高い
・波形が広い=QRS波が広い
の二つを満たすことです。
「心室細動」は、これら二つを満たし、血液循環が停まるので、10数秒以内には
意識を消失すると言われています(呼吸も)。
除細動適応となる「不整脈」には「心室頻拍」という、頻脈系の不整脈もあります。
この心室頻拍は、頻脈度合いによって血流が維持されているケースと、
心室細動と同様に血液循環が停まってしまうケース(心停止)があります。
AEDがショック適応とする周波数でも血液の循環が維持できていれば、
意識があっても「ショックが必要」ということになります。
(心室頻拍の心電図波形は、ノコギリの刃のようと形容されQRS波の幅は広いです)
AEDメーカーとしては心停止の患者さんには、確実に「ショック適応」と
判断するようにしなくてはなりません。
なので、周波数の設定値をいくつにするか?が悩みどころのようです。
一般の人は、特に知らなくても良い情報ではありますが、指導的な立場の人は
頭の片隅に入れておくのもよいではないでしょうか?
詳しくはこちらをポチっと
とは言うものの、わたくしが間接的に知っている(なんじゃそりゃ?)
あるお医者さんは、
「救命医や心疾患のある患者さんをたくさん診ている医師ならともかく、
そういう患者さんを見慣れていない医師なら、意識(反応)があるか?ないか?
正確に判断できない人はたくさんいる。
だから、一般の人が反応の有無が判断できないのは無理もないこと。
よくわからなかったらAEDを使えばいい。
明らかに意識のある人には使わないでしょ?」
というようなことを言っておられました。賛成です。
ところがAEDメーカーの人は、「必ず意識のない人に使ってください」と言います。
メーカーには製造責任があり、誤った使用法にも一定の責任を負わされてしまうからです(PL法)。
缶詰に「缶のあけ口で手などを切らないように注意してください」とか書いてないですか?
あれが無いと、注意喚起不足とか言われるようです。
さて、AEDと意識の有無ですが、過去
「意識のある人にAEDを使って、電気ショックをすることは絶対無いですか?」
という質問をされたことはありませんが、もし質問されたら・・・
厳密に言うと、
意識のある人にAEDを使って「ショックが必要です」という可能性はあります
ひっじょーーーーに稀ですが・・・
AEDがショックが必要というケースは
・頻脈であること=周波数(心停止は拍動がないので心拍数とは言わない)が高い
・波形が広い=QRS波が広い
の二つを満たすことです。
「心室細動」は、これら二つを満たし、血液循環が停まるので、10数秒以内には
意識を消失すると言われています(呼吸も)。
除細動適応となる「不整脈」には「心室頻拍」という、頻脈系の不整脈もあります。
この心室頻拍は、頻脈度合いによって血流が維持されているケースと、
心室細動と同様に血液循環が停まってしまうケース(心停止)があります。
AEDがショック適応とする周波数でも血液の循環が維持できていれば、
意識があっても「ショックが必要」ということになります。
(心室頻拍の心電図波形は、ノコギリの刃のようと形容されQRS波の幅は広いです)
AEDメーカーとしては心停止の患者さんには、確実に「ショック適応」と
判断するようにしなくてはなりません。
なので、周波数の設定値をいくつにするか?が悩みどころのようです。
一般の人は、特に知らなくても良い情報ではありますが、指導的な立場の人は
頭の片隅に入れておくのもよいではないでしょうか?
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