ハートプラス・プロジェクト

「苦しんでいる人を助けたい」そんな気持ち=ハートがあれば、いろんな知識やスキルをプラスしませんか?

おっぱいの事情

2015-10-28 20:23:29 | CPR & AED
別にふざけているワケではないですよ。

先日、基礎講習(救命手当=心肺蘇生&AED他)の講習指導に行ってきました。


AEDの実技を練習しているときに、ある女性からの質問

「女の人の場合も、胸・・・(出すんですか?)」


誰しも気になるトコロです。

各指導団体やネットでの救命手当のやり方紹介でも

「配慮するようにしましょう」

などと言われていますが、具体的には?というと。

・毛布や、上着等で「スクリーン(目隠し)」を作ってあげる

・人で「壁」を作ってあげる

・傷病者に対し、背を向けさせる

などが出てきます。

しかし、これらは協力してくれる人が居てこそ、成立する方法です。


では、直接、胸に何か掛けるってのはどうでしょう?


そもそもですが、AEDを使用する事態というのは、とてつもない 緊急事態 です。

なので、救命が最優先です!

1秒でも早い除細動

パッドは心臓をはさむように貼る

パッドの貼り直しはできない


これらを守らなければなりません!


「ブラジャー」は、必ずしも取除かなくてはいけない、ということにはなっていません。
ずらしてパッドが貼れるなら、それでも可です。

しかし、上記の点を満たすために、ずらすのが速いか?ストラップを切ってしまうのが速いか?
それしだい、ということになります。(まぁ切った方が速いと思います)

では、露出した胸をどうするか?

理論的には、「電気を通さないもの」ならば、掛けたところで問題ないでしょう。

「掛けてはダメですか?」と訊かれれば「絶対ダメ」と言えませんし、そういう配慮は大事です・・・が、

以下のようなコトが懸念されます。


胸を隠すために何かを掛ける・・・そんな光景を見た人が

「そういう方法もあるんだ」で留まっていればいいですが、

「(女性に対しては)そうするもんだ!」 と思われるとやっかいです。


なぜなら、そうしない(胸を隠さない)と

「あのやり方は、親切じゃない」とか「あのやり方は間違ってる」というところまで
行ってしまいかねないからです。

また、何でもいいから掛けてしまう・・・と、例えば金属製のファスナーやボタンが
AEDのパッドに触れていた、という可能性も出てきます。


なので、基本 (ごめんなさい)「胸は出しちゃいましょう、そして出したままで」


実は、AEDのパッドを貼るために女性の服を脱がしたら、「痴漢行為をしている人がいる」
と通報し警官がでる騒動が実際にあったようです。


こんなコトが起こらないように、また躊躇なく?胸を出せるように、

多くの人の、深い理解と協力 が必要です。

(だから、講習受けてね)


さて、おなじみの「ボンダイ・レスキュー」です。

水の事故なので、胸を拭かなくちゃならないってのはありますが、
胸、出したままですね。

「はい、ちょっと下がって~」みたいなシーンもありましたが。



Resus, From Death to Life | Best of Bondi Rescue




速報?日本蘇生協会 ガイドライン2015

2015-10-18 07:56:15 | CPR & AED
アメリカ心臓協会につづき、日本のガイドラインも発表されたようです。

こちら

一般の方は、「BLS」というトコロをみていただければよいか、と。


変更点は、

胸骨圧迫の深さが 約5cm、6cmを超えない

速さ(テンポ)が、毎分100~120回

というところでしょうかね。
具体的な講習での手技はこれからになりますが、来年早々には講習内容に反映されそうな?


自分もこれから、じっくり読んでいこうと思います。

10月度 救急法勉強会 報告

2015-10-11 05:16:31 | 救急法勉強会
昨日は、月イチの勉強会でした。

3連休で、秋祭りのトコロも多く、参加者が少ないのは予想出来ていましたが・・・

2名様でしたね。
クラブハウスでやっているときからの、おなじみのお二人。


まずは・・・血液のハナシ を少々。

毎回、救急法や医学に関したコトをお話しします。
いつも同じような包帯法とか、そんなんばかりでは飽きてしまうので、
いつからか、そんなハナシをするようになりました。

そのネタを探し、自分で調べて資料を作ると、あらたな発見があって自分の勉強にもなり、
(正直)しんどいですが、講習にも活かせそうなのでやめるに、やめられません(笑)


そんな血液のハナシのあと・・・

防災・減災 の話をとりとめもなくしました。


そんななかで 「包装食袋」 の紹介をしました。

包装食袋は、高密度ポリエチレン袋で、この中に食材を入れて、レトルト食品のように、
沸騰したお湯の中に入れ、熱を通すことで「お米」その他の調理をするのに使います。

赤十字では、「ハイゼックス」などと呼び、災害救護に赴いた際に使用したりするそうです。

そのポリエチレン袋が、この度、県内 アピタ各店 で発売になりました。

赤十字静岡県支部とアピタの共同企画のようです。



サービスカウンターにて扱っており、50枚入りで300円=1枚あたり6円ですね。



基本、炊飯用に1合くらいのお米が、炊きやすいような細長い形状となっております。



中には、赤十字奉仕団のこれまでの「ノウハウ」=レシピ集が入ってます。

お米だけでなく・・・



パスタも作れるらしいです。

野菜や肉が手に入れば



「回鍋肉」なんてメニューもありました。



お菓子(スイーツって呼んだ方がいいですかね?)もできちゃうようです。


避難生活が長くなってくると、普通の食事が欲しくなってくるのではないでしょうか?
こんな準備も必要かな?と。

これから、保存の利く「缶詰」を使ったオリジナル?のレシピを考えてみようか、と思ってます。


当日の午後、NHKで東日本大震災に関した番組をやっていました。

亡くなった人の無念さ、助かった人の様々な自責の念・・・
被災地から遠く離れた静岡では、だいぶ色褪せてきた感があるように思います。

また「防災月(6月と12月にしています・・・
が救急法競技会の関係で12月は1月に変更する予定)」に話をしたいと思います。



 

ついつい目がいく・・・

2015-10-07 20:16:54 | 雑記
人様に、エラそーに講釈を垂れていると・・・


これでいいんだろうか?

と思うことはしょっちゅうで。

で、趣味の本でも買おうか?と書店でぶらぶらしていると、
この手の本に目がいってしまうのですね。



まぁ、役に立つか?はわかりませんけどね。

人の前で話すには、いろんな「話題」があるといいし、
「予備知識」も多い方がいいですからね。

少~しだけ読んだところですが、面白そうでした。



  スタッフ Q



赤十字「資格継続講習」

2015-10-05 20:36:46 | スタッフの日常
先日の日曜日

赤十字水上安全法資格継続講習の指導に行ってきました。

水安の資格継続ですが・・・室内でやります。
室内プールではありません。室内です・・・

まぁ皆さん泳げるでしょ?ってことで・・・


大事なコトのおさらい、という感じ。

そして「救命手当」=心肺蘇生&AEDも(というか、むしろこっちがメインなくらい)


さて、この「資格継続講習」ですが、テキストは各講習がひとまとめになったものです。


なので、

無駄が多い!

と思うか

得した!

と思うか?は、受講者しだい。


赤十字としては、他の講習内容も見てもらって関心を持ってもらえたら、
そちらも受講してくれるかな?という期待もあるそうな・・・


赤十字の各講習の認定者の方、3年の期限が切れる前にぜひ受講して下さいね。






 スタッフ Q