ハートプラス・プロジェクト

「苦しんでいる人を助けたい」そんな気持ち=ハートがあれば、いろんな知識やスキルをプラスしませんか?

学童保育におじゃましました。

2016-03-31 20:21:22 | ボランティア活動など
最近は、学童保育という、放課後に子どもを預かるシステムがあるようですね。

子どもはおろか、嫁すらおらんので、そのへんはまったくもって疎いです・・・


さて、今の時季は、当然春休みなので、放課後ではなく、
一日子どもを預かっているような、そんな感じの活動をしているところがありまして、
ソコの代表さんが知り合いで、「子どもにも出来る救急法」を教えてくれ、とのこと。

というワケで、子ども主役で、サポートの保護者、中学生への刺激になるような、
そんなミニ講習をしに行ってきました。

時間は、2時間ほど。
子どもが相手なので、集中力が続くか?とか好き勝手やって収集つかなくなるとか、
そんな心配事はあるわけですが、まぁ頭の片隅にでも残ってくれたら、
のちのちしっかり身に付ける動機付けにもなるだろう、ということで、

とにかく、やる!


「3時になると、お腹すく子がいる」とか言ってたので、

赤十字のハイゼックス(=包装食袋)を使って3時のオヤツを仕込もう!


まず、子どもたち&保護者で、包装食袋にホットケーキミックス(粉)と水を入れて


まぜまぜ、こねこね・・・

これを結んで


後は、沸騰したお湯に入れるだけ。
約20分で、茹でるのに「蒸しパン」が出来る、という寸法。

茹でるのは、スタッフにお願いして、
子ども達には、「もしものとき、その1」ということで、
溺れる人にペットボトルを投げる練習?

わたくしは、スキューバダイビングをするのですが、経験上、沈めないときに
1kgおもりを増やすだけで、沈めるコトを知っています。
なので、1kg分浮かすことが出来れば、沈まないということになります。
人間は、そのままでも大抵の人はギリギリ浮きます。

が、ちゃんと呼吸を続けられるくらい浮くかというと、難しいし、
着ている服が濡れれば、重くなるので、長くは浮けないでしょう。

ということで、

子ども達に、1kgのオモリを持たせる → 「ペットボトルで浮かせられるかな?」と訊く
(まぁ、中学生なら分かっちゃうけどね)
→ 1Lのボトルに1kgのオモリを入れて、水に浮かせてみる
  (当然、浮くわけですが・・・)
→ 「大きなペットボトルなら人を浮かせられるね」
  (まぁ、理解できない子もいるにはいる)
→ 「空のペットボトル遠くに飛ばせるかな?」
  (「飛ばせる」と答えたガキ子どももいた。)
→ ペットボトルに水200ml入れて、マジックでマーキング(記憶に残るようにね)
  外に出て、目標物めがけて投げさせた。
  (空でも飛ぶ、と言った子には、空のまま投げさせた)
→ ペットボトルの水を捨て、空にして投げさせる。
  どっちが投げやすいか?確認させる


てなことをしていたら、予定の時間をどんどん過ぎる・・・
まぁ、いちいち気にしていてもしょうがないので、屋内に戻り

「もしものとき、その2」血が出たら、どうしよう?

・・・長くなったので、分割して書くことにします。

ちなみに、「もしものとき、その3」は、骨おったらどうしよう? です。


で、そんなコトをしまして、3時はとっくに過ぎてのオヤツになりました。
袋で、こねこねしているときは、

「ホントに出来るんだろうか?」
「やっちまったかな?オレ」

なんて、不安になりましたが、意外にも?



出来てましたわ。


次回は、「子どもにも出来る止血法」を書きます。


救急グッズ スマホ・アプリ編

2016-03-29 21:02:25 | 雑記
「助けて~」と助けを呼ぶとき

S.O.S.

ですね。


夜間など、暗いところでは「ライト」を使います。

山岳レスキューでは、

10秒に1回点灯を6回繰り返す=1分間
次の1分間は、休み
次の1分間は、さきほどの10秒に1回を6回・・・

という方法が知られています。

が、国際的で万国共通となると、「モールス信号」でのSOSが一般的のようです。

モールス信号の「S」は、「トン、トン、トン」

同じく「O」は「ツー、ツー、ツー」

ということで、「SOS」は、

トン、トン、トン、ツー、ツー、ツー、トン、トン、トン

となります。

スマホのアプリに、「懐中電灯」や「ライト」というのがあります。

こんなの



この「右上に」



この「SOS」に合わせると、「トン、トン、トン、ツー、ツー、ツー、トン、トン、トン」
の点滅になります。

もしものときに、ぜひダウンロードを。

ちなみに、ホイッスルで、「トン、トン、トン・・・」のリズムでもOKです。




救急グッズ 筆記用具編

2016-03-23 20:30:26 | 知識やスキル
緊急時、メモをしたいときがあります。

傷病者の名前をはじめとする各情報だったり、
災害時に人に伝えたり、残したりするための伝言であったり・・・


そんなときに、「書くモノ」が必要です。

普段、(ボール)ペンを持ち歩いている人もいると思いますが、
救急箱や、防災用品の中に入れっ放しにしておく筆記具は、

ボールペンより「鉛筆」 の方がいいです。

ボールペンって、インクが残っているのに書けなくなっているコトありませんか?
(ペン先のボールが動かなくなってしまっているんでしょうね)

鉛筆であれば、そんなこともありません。

が、「芯が折れたら、どうしよう?」という心配が残ります。


世の中には、機転の利く人もいるもので、こんなモノが売られています。



東急ハンズで100円でした。

また、こんなモノも売っているようです。
(これは、赤十字でもらいました)



紙巻きの色鉛筆ですね。

その他、「眉毛を描くペン」なども「布」にも「肌」にも書ける、という意味で有用です。


急病人やケガ人に「何を訊いたらいいのか?」というコトは、
あらかじめ、こんなふうに書いておくのも手です(まぁ、問診票みたいなもんです)



「付箋」=ポストイットは、貼付けることが出来る、という利点もあります。

ちなみに「血液型」は訊かなくても問題ありません。
通常、輸血が必要な場合でも、病院は自己申告の血液型が信用せず、必ず検査をします。

救急箱に「手帳」と「鉛筆」入れておいて下さい。


みんなができること

2016-03-16 20:14:59 | 雑記
赤十字救急員養成講習では、「総合実技」という災害訓練のような実技をやります。

傷病者役を何人か用意し、模擬のキズ(擦り傷、切り傷、骨折など)を付けて、
演技もやってもらいます。

のこりの受講者が、救助者で、大規模災害のため、救急隊が来れず、
自分たちで手当をし、救護所に運ぶ・・・というようなシナリオです。

まぁ・・・リクリエーションみたいなもんです(笑)


さて、実際に大規模災害が起きたとき、講習を受けた人は、救助に活躍できるでしょうか?


非常に難しいと思います。


大地震が発生し、ケガ人多数発生となれば、半狂乱の中での救助になります。
そんなときは、得てして

声のデカい人

勢いのある人


に、人はついていきます。

その人が間違っていても・・・(こんなハナシを書きましたが)


なので、その人より大きな声を出すか?それとも・・・

一人でも多くの人が正しく動ければ、大きな声を出す必要もありませんし、
いろんな意味で、効率よくコトが運びます。


つまり、みんなができること が大事なのです。


今から約20年前に「阪神淡路大震災」がありました。
そのときは、消火に向かう消防隊も、救助の要請に応えポンプ車を停め、救助にあたったようです。

その結果、火災の延焼による死亡者も相当数あったと思われ、
以後、大規模な地震により火災が発生した際、消火に向かった消火隊は、
消火優先とする方針が定まったようです。

神戸市に至っては、

「救命士も含め、消防は全員が消火に専念する。
 人命救助は、市民にお願いするしかない」

とのことです。


我々には何が出来るでしょう?


出来るコトひとつでもが増えるよう

出来る人がひとりでも増えるよう、講習や勉強会に臨みたいと思います。




講習に行くときに、いつも使うバッグに貼ってみました。



3月度 勉強会報告

2016-03-13 20:40:00 | 救急法勉強会
12日 土曜日 定例の救急法勉強会を行いました・・・が、

参加者少数、また時季的に忘れようもない出来事の日にも近く、

震災、防災、減災についてのよもやま話で終わった感じです。


我々、静岡県人は、もうずいぶんと前から「東海地震」が来る、
と言われ続けていました。

それなのに、その地震がくる前に「阪神淡路大震災」があり、
「東日本大震災」が来たワケです。

静岡の人間は2回、命拾いしているようなものだ、と個人的には思っています。
そのわりに?地震に対する備えは充分なのか?疑問に感じることがあります。


地震は、人の都合に合わせて来てくれるワケではありません。

気を引き締めていきたいと改めて思いました。