ハートプラス・プロジェクト

「苦しんでいる人を助けたい」そんな気持ち=ハートがあれば、いろんな知識やスキルをプラスしませんか?

熱中症に気をつけましょう!

2018-08-14 13:11:38 | 雑記
今年の夏は・・・「命に関わる暑さ」って・・・なんなん?
と違和感を感じる報道のされ方ですが、確かに尋常じゃない暑さです。

ということで、「熱中症」の搬送者も多ければ、悲しいことにお亡くなりになる方も。

参考までに・・・というかこちら(ポチっ)ご覧ください。


低体温で、体を温める場合は、「ゆっくり」と言われていますが、熱中症で体温が高いときは、
とにかく速く体温を下げなくてはならない、とは聞いていました。

「だったら、氷水浸ければ、いいじゃん」と誰しもが考えそうですが、
それって危険らしいですよ。
また、そのような冷やし方、抹消血管を収縮させると、震えが出て体温を上げようとする
反応が出るとか?人間の体って不思議ですね(というか、いい具合にできてるのかな?)。
それに水に全身を浸ける、となるとモニター(バイタルの監視)が出来なくなるので、
その意味でも危険です(心電図の電極とか胸に付けるでしょ?それで水に入れたら・・・)

体を冷やすには「動脈=太い血管」を冷やす。
体に霧吹きで(常温の)水を吹きかけて(扇風機などの)風を当てる。

というのが常道らしいです。


また、最近では学校のプールが開放中止という話も出てきています。
確かに体温より低い水に浸かっていて体温が上がることはないでしょうね。

夏にドライスーツ(水に濡れない)でダイビングしていてのぼせそうになった、
という話は聞いたことありますが・・・


熱中症に限らず、おかしな対処方法を聞くこともあると思いますが、
冷静になって考えてみましょう。

ネットで調べるときは「まとめサイト」より「医師」のブログの方が安心です。


AED講習会をやりました。

2018-08-05 12:52:25 | 救急法勉強会
今月は、少し趣向を変えて、夜ではなく昼間に。
時間も少し長めにとって、AEDに特化した勉強会という感じでやりました。

今では自動車教習所でもAEDは必須科目になっているので、
使い方を習った、という人は多いか、と思われます。

が、きちんと理解しているか?と言えば、そうでもないのかな?
と個人的には感じています。

AEDは「きちんと理解」していないと使えないモノなのか?と言われれば、
そういうものでは決してないし、分からなくても使えるように
音声ガイダンスがついているわけです。

しかしながら、そうではあっても聞いたことがある程度の知識で、
いざというときに使う気になるのか?というとなかなかそういう気には
ならないのでは?と思います。


ということで、「除細動」とはなんぞや?とか「AEDの能力」とか、
そういったことも説明し、一連の動作を身につけてもらうべく「講習会」をやってみました。




初めて心肺蘇生の練習をしてみると大抵の人は、「心臓マッサージ(胸骨圧迫)って大変」
なんて、言います。心臓マッサージは、「脳」という酸素を非常に多く消費する臓器に
「絶えず血液を送る」ために行うものです。
ドクターが行う開胸心臓マッサージのように、直接心臓を握ることができるわけではないので、
それなりに強く胸骨を押さなければなりません。これがけっこう力の要ることなわけです。

そんなことを体験して分かってくれればいいかな、と思っています。
「上手にやる」とか「正確にやる」とか、そんなことより「強く押す」という意識の方が大事です。

AEDも「心臓を挟むようにして素肌にぴったり隙間なく貼る」ということと、
「ショックの要/不要」と「心停止か否か」は違うということさえ覚えておけば、
あとは何とかなるんじゃないか、と思います。

AEDについて、いまいちよく分からないんだよな〜、という人はぜひ講習を受けてみて下さい。