ハートプラス・プロジェクト

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赤十字の講習が新しくなります

2019-03-31 17:44:37 | 知識やスキル
明日より新年度

ということで、赤十字救急法の講習内容が少し変わります。

全体的には、時間が短くなり、少しだけ簡単?負荷が軽くなる?そんな感じです。
が、新たに、というか復活というか

止血帯 の実技が始まります。

20年近く前の講習ではやっていたのですが、止血帯は、そこから下(末梢)の
血流が滞るため最悪「壊死」ということも起こりえます。

手足を取るか?命を取るか?(当然、命を取りますよね)という選択を
迫られたときに、使う止血法です。

大事といえば、大事ですが、一般市民に「手足を取るか?命を取るか?」
という状況なのか?判断できるのか?という問題がありました。
要は、止血帯使うほどでもないのに止血帯使ってしまったら?ということですね。

止血帯は一般市民の手当としてはリスクが高いということで、教本から消えました。

それがこの度、復活です。
理由としては、ガイドライン2015のファーストエイドに準じたということです。

他にもいくつか理由がありますが、そんなところです。
普通の生活をしていれば、止血帯が必要なケガなどすることはないでしょうが、
山岳事故(落石とか)、サーフィン中のシャークアタックとか・・・
人によっては、そんな状況に遭遇することもあるかもしれませんね。

そして、以前は、三角巾と棒を使った止血帯でしたが、今度は「ターニケット」
という専用の器具を使います。

すでに自衛隊では個人装備として、使われているようです。



欲しいなぁ、と思った方(まぁいないでしょうが)、ネットで購入する場合は、
気をつけて下さいね。

コレ、「レプリカ品」=医療器具ではない というものがあり、
これが本物らしく販売されています。

レプリカ品は、サバイバルゲームのコスチュームのアイテムらしいのですが、
価格は1000円ほど。一方、本物は8000円くらいします。

レプリカ品は、強度等の規格が保証されていないのだろうと思われます。

このレプリカ品を5000円くらいで販売しているサイトがありました・・・

なので・・・今のところ買わないほうがいいでしょうね。



というわけで、教える側としては、「教えたいなぁ」というものが
必須項目から抜けたりもしていますが、
新年度もたくさんの受講者、待ってます。




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2 コメント

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Unknown (片山R)
2019-04-08 22:48:51
いよいよ止血帯が復活した講習がはじまりますね。

県支部での指導員伝達研修では、様々な意見がありましたが、やると決まった以上は受講者へしっかりと伝えないとですね。

お互い頑張りましょう!
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Unknown (Q)
2019-04-10 17:33:32
コメントありがとうございます。

講習中の事故にも気をつけたいところですね。
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