ハートプラス・プロジェクト

「苦しんでいる人を助けたい」そんな気持ち=ハートがあれば、いろんな知識やスキルをプラスしませんか?

おしゃれは・・・

2018-01-31 20:54:51 | 雑記
清潔感とは?おしゃれとは?

これらは、相反するものでしょうか?

以前、刺青をいれているとMRI検査が受けられないと書いたことがありました。
(場合によっては、出力を落として検査したりするそうですが)


爪をただ伸ばしているだけなら、不潔感があるかもしれませんが、
磨いてツヤをだしたり、きれいに色をつけたり、ちいさな装飾品を付けたり・・・

きれいですよね。


・・・なんですが、伸びた爪でキズの手当をすることを考えると、果たしてどうなんだろう?
(講習でも見かけます、長い爪で三角巾を巻いていたりするシーン)


さて、マニキュアを塗った爪では、CRTが測れません。

CRTは「キャピラリー リフィリング タイム」
日本語で「毛細血管再充満時間」

爪を他方の手の指で押さえて、パッと離す・・・すると白っぽくなった爪の色がピンクに戻る。
この離してから色が戻るまでの時間です。

2秒までは正常で、それより時間がかかる場合は血圧低下や血行障害が起きている可能性がある、
ということで、「トリアージ」などで、手っ取り早くバイタルの状態を診るのに使われます。

さらに、「サチュレーション」が測れません(指にはめるタイプのパルスオキシメーターでは)。
サチュレーションは、分かりやすく言えば、血液が酸素をちゃんと運んでいるか?を示す数値。

パルスオキシメーターは、日本光電の技術者が開発した画期的な道具。
指先の光の透過度でサチュレーションがわかるんだそう。
その理屈はさっぱりわかりませんが、すごい機械です。

こんな感じではかります。



爪にマニキュア塗ってると・・・光を通さない・・・


オシャレは、大事です。清潔感は必須です。

何をどうするか?それはあなたしだいです。



使う、使わない、貸す、貸さない・・・

2018-01-19 04:31:54 | CPR & AED
最近、指導に行った講習で、AEDを借りようとして、ちょっとしたトラブルになった、
というようなコトを言っている人がいました。

どうも、すんなり貸してくれなかった、というような感じでした。


AEDは、万能というわけではありませんが、画期的な機械です。使ってこその機械です。

音声ガイダンスで指示をしてくれるので、使い方がわからなくても使ってみて、
とはよく言われます。


そうは言っても、よく分からなくては使おう、という気にならないかもしれないですし、
人のカラダに電気を流すわけですから、「怖い」と思ってためらってしまっても責められません。

手当は、善意であり、強制されるものでもありません(と思っています)。


では、AEDを貸すのはどうでしょう?

現在、日本には多くのAEDがあり、その数は先進諸国と比べても遜色ないと言われています。
(むしろ多いのでは?)なので、もう少し使われるケースがあってもいいのかな?とも思います。


先述した「こころよく貸してくれない」という例が実際あるのか?わかりませんが、
日赤静岡県支部で「AEDマップ」を作る際に「貸し出しの可否」を確認していたら、
「すぐそばならいいけど、道路の向こう側は消防の仕事でしょ」と回答したトコロがあったとか・・・


公共施設ならいざしらず、企業(JRだって今や民間です)や商店は、
自分たちのおカネを出して購入(またはリース)するわけですし、
目的は従業員や顧客の安全のため、ということになります。
そこには、多少の利害もあるでしょう。
安価なものならいざしらず、AEDは高価ですからね・・・

しかもパッドは、消耗品=使い捨て。この対価はダレが負担するのか?

病院では、なされたことに対する費用=治療費は患者に請求できます。

AEDのパッドは、傷病者の負担?使った人(救助者)?それとも所有者?

些細なことかもしれませんが、意外と気になる人がいるのかもしれません。


消防庁のとりまとめたデータによると、こんな数字があります。

救急隊が電気ショックを行った場合の1ヶ月後の社会復帰率 18.9%

一般市民が電気ショックをした場合の1ヶ月後の社会復帰率 43.3%
(バイスタンダー=その場に居合わせた人)


救急隊の通報から到着までに要する時間は、平成26年度の全国平均で8.6分です。
救急車が着く前に電気ショックをすることがいかに大事か分かるか、と思います。

心肺蘇生(胸骨圧迫&人工呼吸)は、普段の心拍から比べると効率の悪いものです。
生命をつなぐことは出来ますが、心臓にある酸素やエネルギーを大きくロスする前に
電気ショックをした方が予後が良いのです。


AEDは、滅多に使うことはないと思います。
なので、AEDの所有団体の皆さまには、いざというとき、ぜひ貸し出してもらいと思います。



2018.1月度 勉強会報告

2018-01-16 00:33:04 | 救急法勉強会
今年も、第二土曜日は勉強会をやっていく予定。

そして、今年最初の勉強会は・・・おとな3名、子ども1名の参加で。

お子様(小2)は、初めてだったので

「ケガしたら、どうする?」なんて話から。

キズをしっかり洗うことの大切さ。「止血」の仕方などを説明。
(小2では、まだ少し難しい話だったかな?)

出血が止まったら、「包帯」をする。
三角巾を使うことが出来るか?やってみなくてはわからない=だからとりあえずやってみる!


もう何年も勉強会に来ている2人は、そこそこ人に教えるコトが出来る程度には身に付いてます。
(だのに、なぜ競技会で入賞しないのだろう?)
ということで、この2人にデモンストレーションをやってもらおう!


こんな感じ



で、実生活で使うかもしれない、そんな箇所の包帯を。

・おでこ
・頭頂
・前腕
・肩

などを・・・

三角巾包帯法、画期的な包帯法かもしれませんが、まぁなかなか使う機会もないので、
1回だけでは忘れます。なので、来月も同じことをしようかな?と考えてます。



ドラッグストアに普通に売っている三角巾。
防災倉庫の中に、きっと入っているはずの三角巾。

そうは言っても、「腕を吊る」くらいしか使い道が思い浮かばない、そんな方いませんか?

いちど、講習に出て習ってみて下さい。



【日本赤十字社】What's KENKETSU?~3分でわかる献血のはなし~

2018-01-08 07:44:58 | 雑記
献血推進プロジェクト「Love in Action」
昨年末、ラジオ番組は終わってしまいましたが、プロジェクトは続くそうです。

iPS細胞で人工的に血液成分をつくることができる、そんな世の中が来るかもしれません。
それまでは、多くの人の善意が必要です。


【日本赤十字社】What's KENKETSU?~3分でわかる献血のはなし~