ハートプラス・プロジェクト

「苦しんでいる人を助けたい」そんな気持ち=ハートがあれば、いろんな知識やスキルをプラスしませんか?

はなちゃんを救う会

2016-06-30 20:01:08 | 雑記
各地で、同じような症例の子がいて、募金活動が行われていたりします。

この子は、わたくしの地元でもありますので・・・


「はなちゃんを救う会」


ほんのわずかですが募金させていただきました。

静岡県内中部地域を主に募金活動しているようです。

よろしかったら、おねがいします。

マンネリとの戦い?

2016-06-26 05:14:51 | 雑記
救命・応急手当の講習を受けてみたところで、実践する機会ってそうそうあるもではありません。

「三角巾の包帯法を覚えたのだから、忘れないように定期的に練習しよう」
と思ってみても、なかなか続きはしません(体験済み)。

この時季、毎年小学校で先生に講習をやっているのですが、
毎年のことなので、「まぁこんなもんだよね〜」な雰囲気が漂います。

みなさん、「まぁ何とかなるでしょ」「できる、できる」と思っているような感じ?

それはそれで、頼もしいです。

他の講習でもそうですが、講習を受けた直後は、
「いいこと聞けた」「刺激になった」といった満足感を持ってくれているようですが・・・


これで満足してもらっては、ちょっと物足りないなぁ、と思うのですね。

難しいコトではありますが、維持向上させようという気持ちを持って欲しいと。
ただ、それを実行する機会って無いのが実情なんでしょうけどね。

勉強会も続けて来てくれている人は何人かいますが、
多くの人は「いま何してるのかな?」って感じです。

まぁマンネリってことですね。

上達を実感できているとき、知らないことをたくさん知るようになっている時間、
分からなかった問題が解けるようになった瞬間、そんな期間は、モチベーションも続くんでしょうけど。


大袈裟な言い方をすれば、救急法は「命を救う術」です。

命より大事なことはあるのかな?そんな風に考えてもらってもいいかなぁと思います。








搬送をあなどるなかれ

2016-06-16 19:50:28 | 雑記
先日の、勉強会では少しだけ「搬送」をやりました。

ケガをしている人や、急病の人には、まず「応急手当」となるわけですが、
赤十字救急法の中では、搬送も応急手当の範囲に入っています。


人を運ぶ・・・ケガや病気の手当より簡単そう

確かに難易度は低いかもしれません。


人を一人で、あるいは何人かで担いで、または担架を使って運ぶということは、
その人(乗せている人)は、動けないわけです。
となると、きっと軽いケガではありません。

搬送は、どんなに気をつけてもカラダを揺らしてしまいます。
傷口、カラダにさわります。
なので、しっかりと手当をした上で行うものです。

動かすのが先というケースもあるでしょうが、
それは搬送というよりも避難と言った方がニュアンスとしては正しいかな?


指導員になる研修を受けているとき、講師から

「もし搬送による揺れで固定したところがはずれてしまった、
あるいは、傷病者を落としてしまった、ということになれば、
それまでしてきた手当が、すべてパーになってしまう!

と言われたことが、今でも鮮明に思い出されます。


結果として無事に運ぶことが出来た、ではなく

絶対に安全に運ぶ という意志がみられる搬送を身につけてもらいたい、と思います。



2016.6月度 勉強会報告

2016-06-12 05:24:44 | 救急法勉強会
6月度の報告です。

6月と12月は、防災関連の月にしています。
ということで、地震に対する備えなどの確認を軽~くして、
それから避難所生活になった場合に知っておいた方が良い「小技」を・・・

新聞紙でつくる「スリッパ」と「ペーパーバッグ(ゴミ箱)」

これがペーパーバッグ。



自立式で上げ底です。
これからの季節、枝豆の殻入れにぴったりです(笑)。

普段の生活に取り入れることで身に付くコトもまた事実ではあります!


次に・・・普段の勉強会ではあまりやらない「搬送」をやりました。

よく防災訓練などで行われる「担架」を使った搬送ですが・・・

ダレもが思いつくこの持ち方



これは、おススメできません。
(でも、多くの人がこれが正解だと思っているんですよね)

赤十字では、この「前後左右」に人を配置する持ち方を教えています。



ナゼならば・・・

上の四隅を持つ持ち方は、ダレか一人つまずいたりして手を離してしまうと、
傷病者が確実に落ちてしまうから
最悪、持ち上げるときにバランスがとれなければ、そこで落とします。

一方、前後左右であれば、一人が手を離すだけであれば、持ちこたえられる、
または、頭部から落とすことは避けられる、ということになります。

実際に、カラダを動かせない人を担架に乗せる手順と、運ぶ際の決まりは他にもありますが、
基本、担架での搬送は

・前後左右を持つ
・左右の人は、上半身側に寄って持つか、上半身側に人を多く配置する
 (当然、持つ人は多い方が良い)
・進行方向は、傷病者の足の方向
 つまずく可能性の高いのは、先頭を歩いている人。
 先頭の人が転んで手を離して、落としてしまうことになっても頭から落とすことは無い
 頭側を持っている人=リーダーは、搬送中に傷病者の顔を見ることが出来る
・ただし、階段を上るときは頭が進行方向
 極力、水平を維持するのが原則だが、それは難しいので頭部が下がらないようにする
・救助者は、背の高い人が頭部を、低い人が足の方を持つようにする
 頭が下がると、恐怖心がうまれるので。
 また、頭部の方を持つ人がリーダーになる(搬送中に全体を見れるので)
・リーダーが(例えば)「右足から前へ進め」と言ったら、リーダー以外は右足から、
 リーダーは、左足から前へ進む
 左右へ傾く揺れを前後で相殺するため

となります。

以上のことを、搬送する人全てが知っていないと、スムーズにことが運びません。
そして、災害時は大変な混乱の中での対応です。
声が大きい人や勢いのある人の言うことにつられてしまうものです。

自治体や町内会などの防災担当者は、一度きちんと講習を受けてもらいたいと切に願います。



この他、毛布と2本の棒を使って「担架」を作る方法、毛布だけで運ぶ方法をやりまして、
「ロープワーク」です。

定番の「もやい結び」とか



お母さんより、早く出来るようになりました (^^)

自分のカラダに巻き付けての「もやい結び」とか



輪をふたつ作る「ニーベルノット」「二重もやい」「腰かけ結び」



これらの結びは、「ハーネス」の代わりとして、いざというときに救助に使われる結びです。



どれか一つ、自信を持って確実にできる結びを身につけてほしいところです。


防災の月は、こんなことをやっています。
毎回、こんなことができればいいのですが、手当って範囲が広いので、
こればっかりやるワケにもいかず。
できたら、皆さんにおウチで練習してもらいたいなぁ、と思います。



講習で忙しくなってきました

2016-06-05 20:34:25 | ボランティア活動など
毎年今の時季は、県内の小学校の先生たちへの講習があります。

新年度が始まって少し落ち着き、これから体育の授業でプールが始まる前、
ということで「救命講習」を受けてくれます。

毎年のことなので、ほとんどの先生は、「大体できる」というレベルということもあり、
こちらとしても、けっこう楽です。

そんな先生方でも、「AEDのパッドは貼り直せませんよ」とか
「右の鎖骨にかかってはいけませんよ」ということは忘れてしまっていたりします。

なので、やっぱり反復・継続が大事なんじゃないかなぁ、と思うのですね。

あとは、教える側が「なぜ、そうなのか?」をしっかり伝えることも大事なのかな?と。


指導員も勉強しなきゃ、ですね。