ハートプラス・プロジェクト

「苦しんでいる人を助けたい」そんな気持ち=ハートがあれば、いろんな知識やスキルをプラスしませんか?

買ってみました

2016-04-29 19:59:54 | 雑記
一般人として知らなくてもイイことかもしれないけれど、

知識は、多い方がいいのかな?と思いまして・・・



病気の知識を。

これから読みます(少しずつ)




指導員研修に行ってきました

2016-04-17 20:26:39 | 雑記
16日、赤十字の指導員研修に行ってきました。

基礎講習=心肺蘇生&AED(正確には、気道異物除去を含む一次救命処置)の内容が
少し変わります。

昨年、発表された「ガイドライン2015」に合わせた内容、手技になります。

6月までに、全ての指導員に変更点の伝達(研修)され、7月の講習から変わることになります。



14日夜から熊本を中心に九州で地震が頻発しています。
今のところ、近隣の県=おそらく九州ブロックで対応していて、
静岡県支部からはまだ行っていないようですが、長引けば派遣されるでしょう。

自衛隊(指導員の中に自衛官が、けっこういます)も、同じく近隣の駐屯地の隊員が対応しているようです。

一個人としては、いろいろなコトを考えさせられました。


いま、何かが出来るのか?と言われたら、「義援金」くらいでしょうか?

物資を送るコトは、意外と難しいようです。
ネットで「拡散」されている情報もあります。

SNSでは、出所がはっきりとしているので、正確な情報ですが、
拡散が過ぎると過剰にモノが集まってしまう、とも言われます。

不足していることには変わりなく、かといって、
必要なものを必要なところに、迅速に・・・何度、大地震が来ても毎度、混乱必至です。

遠くにいて祈ることしか出来ませんが、
日頃の「備え」も見直していこうと思います。



2016.4月度 勉強会報告

2016-04-10 05:59:25 | 救急法勉強会
新しい年度が始まり、最初の勉強会です。

お初の参加者が1名、久しぶりの参加者1名、おなじみの参加者2名・・・

最初は、いろいろなハナシをしてから、先月のおさらい。

「巻軸帯」 の巻き方&結び方


巻軸帯とは、多くの人が「包帯」と呼んでいるものです。

「包帯」は、傷口や処置をした患部を覆っているものを、そう呼びます。
なので、三角巾であれ、手ぬぐいやタオル等でも、そういった使い方、
状態にあれば「包帯」と呼びます。

巻軸帯は、細長いガーゼや綿を巻いたものです。

「伸びない」ものと、「伸縮する」ものがあります。

それぞれにメリットがあります。

まず、伸縮タイプは

・カラダの形にあわせやすい
・関節に巻いたときに、関節が動かせる
 (動かしても大丈夫なとき)

伸びないタイプは

・関節を動かせたくないときは、ある程度の動きを抑制できる
・副子などを固定するときに、しっかり固定できる


伸縮タイプの方が扱いやすいですが、どちらかといえば、
伸びないタイプの方が、カバーできる要件を備えているといえます。

ということで、巻く練習。



最初の端(正確には、「尾」といいます)は、折り返して、
そこに包帯(帯;たい)を重ねて行きます。
写真は重ねた後です・・・ ・・・

ここから腕の形にあわせて巻く工夫があるのですが、今回ははぶきます。



巻き終わって結ぶときです。
「伸縮タイプ」の場合は、腕に巻いた包帯を伸ばして、
その下に余った部分(「頭;とう」と言います)を入れちゃいます。

伸びないタイプは、まず折り返し、



反対側にいってから、また同じように折り返します。
ここから、外側にある「頭」を、クルっとひねり



内側にいれます。
そして・・・



この「頭」を押さえるようにして結んでしまえば、ハサミも要りません。

ファーストエイドは、「手当」です。
その後に治療=医療的な処置をすることが前提なので、

はぶける手間は、はぶいてしまう!

ことも大事です。


次は、「子どもがバレーボールをやっているので、バレーで多いケガはなに?」ということで・・・

経験上「突き指」と足首の「ねん挫」ですが、ねん挫は、骨折と見分けがつきにくいです。

正確には、レントゲンを撮らないと分からないですし、
「CT」で分かる骨折のうち、レントゲンでも分かるものは6割とも言われたりします。

カラダを移動させているときにひねったら、ねん挫かもしれませんが、
ジャンプの着地でひねったり、他人の足の上に着地した場合は、骨折するケースもあります。

そんなときは、まず「RICEの法則」で、RICEをしている間に固定の準備をします。

ということで、固定の練習。
赤十字の講習では、骨折の手当はふつう「前腕」「下腿(スネ)」「膝」の3カ所なので、
この勉強会ならではの練習です!

足首を固定するわけなので、足首が動かせないような形の副子が必要です。
なので、お手製「段ボール・シーネ」を使いました。

段ボール・シーネを「L」字に曲げて、膝のあたりも軽く曲げて、三角巾をセット









端の始末をして完成です。
(注:練習なので靴下は履いたままですが、実際は脱がせるか、指先の部分だけ切ってしまいます)

こんなふうに参加者の希望にあわせ、講習ではやらないこともやります。

以上!


サーフィンの五輪会場誘致に思う・・・

2016-04-09 08:21:35 | 雑記
東京五輪の追加競技ということで、サーフィンが採用されて・・・というハナシがあり、

サーフィンが盛んと言われているいくつかの地域で、開催地、事前合宿地の候補地として
名乗りを挙げている、ということのようです。

我が市も、名乗り出ているようで、一部は盛り上がっています。

野球やサッカー、その他のメジャーな競技は、常に注目もされ、アマチュアといえど、
その競技で生活が出来る環境がありますが、マイナー競技は五輪のときだけ注目され、
無責任な期待ばかりかけられ、選手たちは大変だなぁ・・・と思います。

世界的にすばらしい成績を残していても、国内では普通に働いて、
空いた時間を練習に充てる、という選手もいますし、
国内では充分なサポートが得られないので、海外に行くという人もいます。

日本は、スポーツやレジャーの地位が低いと思うのですが、
ここでは、そのあたりの考察は置いといて・・・ ・・・

わたくしは、常々

 スポーツやレジャーは、ファーストエイドとセット!

と思っています。

実は、我々が月イチでやっている「救急法勉強会」は、サーファーの要請で始まったものです。
前任者(といってイイかな?と思う)がサーフィンをしていたということもあり、
サーファーの仲間から救命手当、応急手当を教えてくれ、となり、始まったのです。

きっかけは、仲間の海での悲しい事故でした。

が、一般の人(サーフィンをしない人という意味)にも対象を広げたあたりから、
サーファーの参加者がなくなったようです・・・

仲間だけでやりたい・・・ということでしょうか?
それとも、飽きちゃったからでしょうか?


いろんな趣味に手を出している自分ですが、
例えば山岳ガイドはファーストエイドの知識は必須ですし、
ファーストエイドキットは、常に持ち歩いているでしょう。
(赤十字の講習に県山岳連盟?の人が来たことがありました)

スキューバダイビングは、プロになるためには必ずファーストエイドの
プログラムを経なければなりません。

お客さんを案内するガイドではなくとも、ベテランと呼ばれる人や、ロングトレイル、
エクスペディションと呼ばれるような「遠征」をする人は、セルフディフェンスとして
「知識」と「装備」は備えているものです。


サーフショップでは、サーフィンをする人が増えるように「スクール」を
開いているところもありますが、スクール開催時の体制は整っているのかな?と。

「救急箱」の携帯はしているのかな?と。

かつて、海で自身のボードが顔に当たりケガをしたサーファーに
絆創膏と瞬間冷却剤をあげたことがありました。


今でも、救急法に関心を持ち、受講者を集め、
講習を受けてくれたサーフショップオーナーがいます。
自分のお店主催のコンテストで、AEDのデモを見せてくれ、
と頼まれたコトもありました。

そんなお店は少数ではないかな?と思うと、スポーツで盛り上がるだけでは、
なんとなく物足りなさを感じます。

かつてこんな記事を書いたことがありました。

今やメジャーなスポーツ(の有力チーム)は、メディカルスタッフが付いているでしょうが、
それも何だか他人任せな感じもします。


かつて前任者は、

「(サーファーでなくても)海(浜)で、ケガをしたら、
 あそこのサーフショップに行けば手当してもらえるよ、そんな地域になればいいな」

と言っていました。


スポーツやレジャーを愛する人、とくに先頭に立って、

 スポーツやレジャーを広めようとする人 は、

 ファーストエイドを実践する知識と装備 を携帯して欲しい

と思います。

そのための協力は惜しまない、と考えております。

・・・こちらも勉強になりますしね。

そのためにも、日々精進!


子どもには、難しいかも「骨折の手当」

2016-04-03 07:56:51 | ボランティア活動など
そういえば、写真が無かったですね、止血法。

「助手」がいなかったので、写真撮る余裕も無く・・・
(助手募集中!笑)


さて、コレに来る数日前に、子どもが「ブレイブボード」(スケボーみたいなの)で
すっころんで、腕の骨を折った、ということで、代表から

「骨折の手当もおしえてくれ」

という要請もあり、まぁデモンストレーションくらいしかできないだろうけど
(だって、子ども30人くらいいるんだもん)、見せておけば、
そのうち勉強会にもきてくれるかな?ということで

前腕骨折の処置

を見せました。

先ずは、赤十字の講習で教える理想的なモノを。


ここで、問題。

赤十字の講習では
・副子(添え木)に「ソフトシーネ」という医療器具を使う
・副子の固定や、腕の吊りに「三角巾」を使う


三角巾を何枚も常備している家庭や施設あるでしょうか?

「ソフトシーネ」は、ウレタンフォームの中にはしご状のアルミ棒が仕込まれていて、
カタチを変えられるように出来ています。

骨折の手当では、もし曲がっていたら、曲がったまま固定するのが基本です。
その点で、ソフトシーネは非常に優れていますし、
ある程度しなるので、締めつけがキツくなり過ぎることも避けやすいです。

そんな便利なソフトシーネ、それほど高価ではありませんが、
街のドラッグストアなどでは売っていません。

また、山岳救助などで使われる「サム・スプリント」は、
山道具を売っているお店で手に入れることができますが、けっこう高価です。


しかしですね、身近なモノで似たようなモノを作れます。

先ずは、「段ボール」と「アルミの丸棒」

アルミの丸棒を適当な長さに切って、先をすこしヤスリで削って角を取り、
段ボールの間(波型の紙のすきま)に差し込みます。

こんな感じ



アルミ棒は、腕なら4mm、脚なら5mmでなんとかなるでしょう。
1mくらいの長さで1本、250~350円くらいでしょうか?

また、薄いアルミの板とスポンジを両面テープで貼付ければ、こんなモノも作れます。



板の厚さは、0.2mm~0.5mmでOKです。
ペラペラでも「折り目」をつければ曲がりません。



丁寧に、いろんな折り目をつければ、ある程度いろんなカタチを作れます。
0.5mmでも、すこし丈夫なハサミなら切れるので、「指」用に作り変えることもできます。


ということで、アルミ板を使ってデモ。

固定には・・・「ガム(布粘着)テープ」を使いました。

ガムテープで固定する際には、「ぐるぐる巻き」にはしません。
以前にも書きましたが、骨折は「腫れ」をともない、固定後にも腫れてきて締めつけがキツくなることがあります。
そんなときには「ゆるめる必要」があるので、

「手」「手首」「肘ちかく」の3カ所にそれぞれ、1周半くらいの長さのガムテープを切って付けます。
それを順番に(手→手首→肘ちかく)締めつけながら巻いて貼り付けます。

指先を見て、血行が阻害されているようだったら、剥がして貼り直す。
ぐるぐる巻きでは、簡単には出来ません。

さて、固定が終われば、「吊り」です。

三角巾が無ければ、

・着ている服の裾を引っ張って、腕を覆う
 (写真が無くてごめんなさい)

不安定であれば、

・「安全ピン」で「裾」と服の「胸部分」を何カ所か留めてしまう
 (写真が無くて、ホントごめんなさい)

 安全ピンは救急グッズです!

これで病院直行です。

「器材が無いからできない」 ではなく!

身の回りにあるモノを使う!
 身の回りにあるもので作る!


というヒントになれば、いいかな、と思います。

そして、そのときの 原理・原則 ここは間違わないで覚えて欲しいと思います。