ハートプラス・プロジェクト

「苦しんでいる人を助けたい」そんな気持ち=ハートがあれば、いろんな知識やスキルをプラスしませんか?

家にあるもので・・・

2019-08-25 05:20:03 | ボランティア活動など
夏休みの「学童保育」にお邪魔しました。

主催者の

「大人たちがいないときでも、
 子供たちだけで対応できるような
 逞しい子になって欲しい」

と言う願いのもと、子供たちに「救急法」の指導(大袈裟)を・・・


今回は、家にあるもので「手当て」をすると言うことで。

用意したもの

新聞紙
ガムテープ
カッターナイフ
ハンカチ(バンダナ)
レジ袋


新聞紙をなるべく細く(=硬く)丸めてガムテープで留める=棒状になります

 ・・・するとチャンバラが始まります
 ある意味、子どもの正しい反応です・・・ ・・・

これを2本まとめてガムテープで固定すると幅ができ「板状」になります。

この板状の新聞紙を二つ使って前腕を挟み、ハンカチで固定



レジ袋の横?サイド?脇?を切ります
(手でも裂く事ができます)。

で、その腕を吊る。



骨折の手当てでした。

実際は、変形に合わせて「タオル」などを挟んで、骨折部位に圧力がかからないようにします。
まぁ、今のこの子たちには、こんなやり方があるんだよ、と言うことが
頭の中に残ればいいのかな?と思います。



小さな子も頑張ってます。
自分たちでもできるんだ、ということがわかればいいのです。



広いスペースを悠々と使いながら、遊びながらも、きちんとやっていました。

高校生くらいになったら、ちゃんと講習受けて欲しいな、と。



専用のものがあれば、そちらの方が効率的かつ効果的ではありますが、
原理原則を知っていれば、身近なもので応用できます。

しかし、それを咄嗟にできるか?となると経験があるか?ないか?
というところが重要になるのでは?と思います。

講習を受けたら終わり、ではなく、そこからが「始まり」です。

そんなところにも思いを馳せて欲しいなぁと思います。

水の事故 多発中

2019-08-18 15:39:10 | 雑記
残念ではありますが、この夏休み期間中、水の事故が多発しています。
(1年で振り返れば、総数は例年並みかもしれませんが)

水の事故は、遊泳中よりも釣りや魚とりなどの方が圧倒的に多いです。
泳ぐことを目的としているアクティビティより、泳がないことを前提としている方が
事故となりうることは、当たり前といえば当たり前です。

水に近づくならば、水に入った、落ちた、そんなケースを想定しないといけません。

そしてプールより、川や海での事故の方が多いのも事実で、
自然環境では、知っている人には当たり前でも、知らない人は、
全くの想定外の事象に遭遇したりします。
そんなところで事故になったりします。

また、「変化」のあるところは要注意で、監視もその辺りを見ます。

水深の変化しているところ
流れの変化しているところ
岸の地形が変化しているところ
水質(透明度など)が変化しているところ  などなど・・・


さて、ここ数年で水の事故には「浮いて待て」というのが徐々に浸透しつつあります。

人間は、標準的な人であれば、体の2〜3%は水面に出して浮く事が出来ます。
海水であれば、もう少し浮力が効きます。

なので、この3%ほどを口、鼻に充てれば、呼吸もできますよ、ということです。

ここで手を挙げてしまうと、その分の浮力が無くなります。
大声を出すと、肺の空気が減り、やはり浮力が減ります。

自分の存在を知らせるのも大事ですが、
それは程々にして、浮くことに徹するのが大事です。


大事なのは、「呼吸」をするための「浮力」の確保です。

その「浮力」ですが、最近は、海水浴場でも「ライフジャケット」を貸し出してくれる
ところがあります。ありがたいですね。

このライフジャケット、浮力はありますが、万全か?というと・・・


まず、体に密着するくらいにしっかりと付けてください。
体とライフジャケットの間の隙間が大きいと、ライフジャケットは浮いていて、
体が水の中、ということになりかねません。
また、そこで体の向きを変えようとしてもライフジャケットが抵抗になって、
うまく動けないこともあり得ます。
(なので、体に合ったサイズのものを着用するというのが大前提)

股下の紐も必ず付けてください(無いのもありますが)。
バンザイ状態で水に落ちると、体が抜けることもあり得ます。


そして、ライフジャケットの浮力が効くのには、ある程度の「水深」が必要です。
稀に「泥酔者が、用水路に(うつ伏せに)転落して溺死」という事故を聞いたりします。

水深が30cmもあれば、人は溺死します。

そんな浅い水深で転倒した場合、大人であれば瞬間的に、腕を立てる、体勢を変える、
息堪えするなどできるかもしれませんが、小さな子どもには無理か、と思います。

また水深があったとしても子供の体重に対して浮力が大きいライフジャケット
(特に背中の浮力が強いと)では、うつ伏せに浮いた場合、
仰向けになるのが大変です。

想像してみてください。背中に浮き輪を付けてうつ伏せに浮いて、
すんなり仰向けになれますか?

というわけで、泳ぎができる子には力強い味方になり得ますが、
水がうまく掴めないような小さな子はたとえライフジャケットを付けていても、
親御さんの手の届く範囲で遊ばせるようにして下さい。



本日、朝方、地元のライフセーバーのところにお邪魔して、少しばかり
一緒にトレーニングさせてもらいました。

海水浴場では、彼らの言うことも、きちんと聞いて受け入れて下さい。




台風10号の余波が少し残っていました・・・サーファーにはいいコンディションでしたね




ネタを仕入れています

2019-08-14 17:41:08 | 雑記
講習は、詳しいけれど、分かりやすく・・・そんな風にできるといいな、
と思っています。

受講者の望む講習のレベルは、人それぞれでしょうが、
「足を運んで良かった」と思われる講習にしたい、と思います。


ということで



医者向けなのか?医学生向けなのか?
それとも一般向けなのか?

おそらく?全部かな、と。


受講者は、わざわざ読まなくていいですよ(笑)

指導員が読んでおきますから・・・