赤十字の講習が新しくなります

明日より新年度

ということで、赤十字救急法の講習内容が少し変わります。

全体的には、時間が短くなり、少しだけ簡単？負荷が軽くなる？そんな感じです。
が、新たに、というか復活というか

止血帯 の実技が始まります。

２０年近く前の講習ではやっていたのですが、止血帯は、そこから下（末梢）の
血流が滞るため最悪「壊死」ということも起こりえます。

手足を取るか？命を取るか？（当然、命を取りますよね）という選択を
迫られたときに、使う止血法です。

大事といえば、大事ですが、一般市民に「手足を取るか？命を取るか？」
という状況なのか？判断できるのか？という問題がありました。
要は、止血帯使うほどでもないのに止血帯使ってしまったら？ということですね。

止血帯は一般市民の手当としてはリスクが高いということで、教本から消えました。

それがこの度、復活です。
理由としては、ガイドライン２０１５のファーストエイドに準じたということです。

他にもいくつか理由がありますが、そんなところです。
普通の生活をしていれば、止血帯が必要なケガなどすることはないでしょうが、
山岳事故（落石とか）、サーフィン中のシャークアタックとか・・・
人によっては、そんな状況に遭遇することもあるかもしれませんね。

そして、以前は、三角巾と棒を使った止血帯でしたが、今度は「ターニケット」
という専用の器具を使います。

すでに自衛隊では個人装備として、使われているようです。



欲しいなぁ、と思った方（まぁいないでしょうが）、ネットで購入する場合は、
気をつけて下さいね。

コレ、「レプリカ品」＝医療器具ではない　というものがあり、
これが本物らしく販売されています。

レプリカ品は、サバイバルゲームのコスチュームのアイテムらしいのですが、
価格は１０００円ほど。一方、本物は８０００円くらいします。

レプリカ品は、強度等の規格が保証されていないのだろうと思われます。

このレプリカ品を５０００円くらいで販売しているサイトがありました・・・

なので・・・今のところ買わないほうがいいでしょうね。



というわけで、教える側としては、「教えたいなぁ」というものが
必須項目から抜けたりもしていますが、
新年度もたくさんの受講者、待ってます。

３.１１ におもう・・・

東日本大震災

大地震で被災すると、ライフラインが寸断され、情報をえるとなると・・・「ラジオ」？

あのとき、「やまだひさし 」氏の金曜深夜の「ラジアンリミテッド」
（今でもときどき、早朝出発のスノボーなどで聴いたりします）

励ましやアドバイスなど、様々な情報を提供し、共有し・・・そんな放送が続きました。

そして、そんな日々の記録としてこんな本も出版されました。
印税全て寄付にするとかで


やまだ「共に伝え続けたい本を作る、という気概を見せてほしい」
出版社「どうすれば？」
やまだ「はじめに印税○○○万円、全額寄付！」
出版社「それだと初版で○万部刷らなければなりません！」
やまだ「刷ってください！　じゃなきゃ書かない」

　　　このやりとりはノンフィクションです (やまだひさし談)

そんなやりとりもあったそうで。

いざ、というときはラジオです。
みなさん、準備してありますか？



I'm a Radioman / やまだひさし with ラジアンオールスターズ 坂本美雨

少しずつではありますが・・・

先月は、知り合いから頼まれて、救急講座をひとつ。

ご年配の方たちが対象で、まだまだ元気ではあるけれど、
グランドゴルフの大会やボーリング大会などで、急な体調不良が起きたりするそうで
（まぁ脳貧血と思われますが）、そんなときの対処方法や、
災害の際の心得などを教えてもらえたら・・・という感じで。

来週は、市内の他のボランティア団体が、参加者を募っての講座で、講師を頼まれています。


こうやって、勉強会なり、講座なりに参加してくれた人からの依頼が来ると、
少しは広まっていくのかなぁ・・・と考えたりします。

今年は、こんな感じで自分が人を集めなくても、講座が持てるようになっていければ
いいなぁと淡い期待をしています。

そして、市の国際交流会（？）に顔を出して、市内在住の外国人にも広めたい、と考えています。
災害等で避難所で生活するようになったりすると、孤立するのは外国人やよそから訪れていた人たちです。

そんな人たちが、お客さんでなく、他の人に何かをしてあげられる存在になれば、
きっと孤立せずに済むと思われます。


そんなことを３.１１を前に考えてます。

あれから８年ですか・・・　・・・