黍生山の村夫子 (きびゅうやまのソンプウシ)

黍生山の村夫子が「蜂を追っかけた」とか「山が笑った」とか言ってます。

願わくは

2012年04月10日 15時56分27秒 | 日記
水源 明治用水
仕事で久し振りに豊田に出掛けた帰り余りに陽光うららかなので豊田の桜の名所「水源」に廻って見た
此処は明治用水の取水口がある文字通りの水源である
ところが週日だと言うのに駐車場は満車大渋滞である
即諦め車中より近くの桜を写メして自宅へ
しかし一度「桜を見よう」と決めてしまったので実に消化不良である
代わりの場所を色々考え混みそうもない鞍ヶ池の山頂に廻って見た


ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ (山家集)


芭蕉が愛して止まなかった西行法師の歌ですが鞍が池の桜はそんな感じでした
この歌実は色々艶っぽいらしいですね


坂口安吾は満開の桜のしたは恐ろしいらしいですがバカも今日初めて?そんな感じがしました
?を付けたのは去年もそんな感じがした様な気がするのでもしかしたら「毎年初めてそんな気がした」って思っているのかも


訪れる人もまばら一人で静かに西行法師になったり坂口安吾になったり
昨日からバカにとって大問題が発生したのだが桜を見ていたら「俺は今まで何を見ていたのだろう」と少し反省心が楽になりました


山頂では早くも躑躅が咲き出していた
今この春を楽しまなくていつ楽しむと言うのだって思うけどバカはいつも楽しんでばかりで少しも頑張っていない様な気がするんだよなあ