缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

米入りツナサラダ

2007-02-09 14:33:07 | 総菜

Insalate1400

 読者諸賢よ!
 ここに、一つの物議をかもした缶詰さんを、紹介させていただきたいのであります。
 それは、ある雑誌が企画した対談で起こったのでありました。
『魅惑の缶詰たち』(仮題)というタイトルのもとに、内外の缶詰さんが数十種類集合したのであります。
 対談は銀座の缶詰バー(仮名)で行われ、著名な料理研究家Kさんと、エッセイストのYさんが集ったのであります。



Insalate2400

 物議は、この蓋部分について起こったのでした。
 この缶詰さんは、下部はアルミ缶でありながら、蓋はアルミ箔のような薄い素材を使用しているのであります。
 その形態に疑問を抱いたYさんは、声も高らかに追求したのでした。すなわち
「一寸待って。これは缶詰の範疇に入れていいの?」
 Yさんの疑問はもっともなことでありました。缶詰と言えば、固い金属で覆われているのが普通のお姿ではあります。
 そこで私はどう答えたかというと、
「はい、缶詰ですね。缶詰ブログで紹介したことがあるので、缶詰です」
 我が缶詰ブログにおいては、缶詰さんの定義はすごく広いんであります。
 過去においては、こんなものも缶詰として扱っております、はい。



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 かくのごとし。
 不意に弾劾が起こった対談でありましたが、結末はじつにまあ、何と言うか、丸く収まったのであります。すなわち
「このサラダ、すごく美味いね!」
 Yさんのこの一言で、存在の定義に関する問題はどっかに行っちまったのであります。
 かなり酸味が利いているけど、それをオリーブオイルが中和しているという味付け。
 パラパラの米と、程良い歯ごたえを残す野菜類(イタリアでは通常、野菜をくたくたになるまで加熱する)。
 バジルを主とした、過不足のない香り付け。
 ああ、読者諸賢よ。美味い缶詰さんは、イデオロギーやレーゾンデートルを超越するのでありますなあ。





 内容量:160g
 原材料名:あれれ、表記がないけどコーン、インゲン、パプリカ、ツナ、米が入ってます
 原産国:イタリア


 追記:一昨年の記事でも、違うメーカーのものを紹介しております。