トランプのウクライナ疑惑ですが・・・・・・
「バイデン氏捜査が軍事援助再開の条件と伝えた」 ウクライナ疑惑で証言訂正:afp 2019年11月6日 9:54
多くの人がそうであろうと思っていたことがありました。
トランプの弾劾捜査で、2人もの証言があり、さらにトランプが不利になりましたが、相変わらずトランプは否定し続けております。
この否定は、まるでプーチンと見間違うかというほどで、同じ独裁者ですね。
我が家の古代遺跡から「軍事援助」を検索してみました。
1960年代の初めごろ中ソ関係が悪化し、ソ連は中国に送り込んだ技術者や専門家を全員引き上げ、軍事援助や物資援助も全面的に打ち切ってしまった。そのため、中国の経済運営は未曾有の危機に直面した。
中国と同じ社会主義陣営に属していた東欧諸国さえソ連に追随し、中国との往来を断ってしまった。しかし、そんななかでも朝鮮だけは中国との交流を維持し続けたのだった。中ソ両国間の板ばさみとなりながらも、金日成が中国を見捨てることはついになかったのである。もちろんソ連の顔色を窺いながらであったが、それでも朝鮮は中国との門を閉ざすことなく、中国への食糧援助や物資援助をこっそりと続けたのである。
こうした経緯は中国でもほとんど知られていない。
その後の中国は、毛沢東が文化大革命を発動したため、それまでよりさらに国際社会のなかで孤立を深めてしまった。国内では、何千万人という紅衛兵が毛沢東のライバルを次々に批判し、外に向けては、アメリカやソ連など洋の東西を問わず、敵とみなして非難し続けた。
この攻撃は間もなく、朝鮮と金日成にも飛び火する。遼寧省、吉林省の朝鮮との国境に近い地域では、若い紅衛兵たちが金日成を名指しで「修正主義者」、「ソ連の手先」だとの批判を繰り返したのである。金日成は当初、これが中国政府の指図だと思い込み、激怒したのだったが、中国外交部が、周恩来の指示を受けて金日成に対する釈明を行い、再発防止を約束して事態はようやく収まり、その後、中国の国内情勢がさらに悪化していっても、金日成は決して毛沢東支持の立場を変えようとしなかった。 :綾野(中国の研究者・軍人)「中国が予想する"北朝鮮崩壊の日"」文春新書 2008年5月20日第1刷発行
その後、鄧小平の登場で、徐々に中国は北朝鮮と距離をおき始めたものの、金日成は警戒をもちながら中国支持を続けたとのことです。1989年6月の「天安門事件」で中国が世界から孤立した時も金日成は中国支持を表明しました。
1990年代に、①中国と韓国が国交を樹立、②黄長燁(ファン・ジャンヨプ)の韓国への亡命を中国が認めた、という大きな事件があり、中国・北朝鮮関係はぎくしゃくしました。
このように、独裁政権の国家関係はうつろいやすく、どう変わるか分からないのです。
さてさて、皆様はどう思われますか。