よく知られたことですが、中国には総選挙(国政選挙)がなく、恣意的に選出された中国共産党員(全人口14億の6%程度)による支配が続いています。国家転覆を試みずに袖の下を提供しさえすれば、代わりに「ありがた~い目こぼし」があり、中国共産党に関係しているならまず罪は問われないという「立派な」一党独裁・非法治国家でした。
3年間消息不明の人権弁護士王全璋氏が「生きている」:2018年07月20日
弁護士の王全璋が
3年の失踪の後、逮捕されていたことがわかりました。王全璋は法輪功の学習者を無償で法的に援助していたということです。
中国ではこういった「突然の失踪・拉致」がしばしばあり、多くの場合、後日になって「中国共産党が拘束していた」ことが判明します。
中国共産党にとって、何か恐れていた「国家転覆に結びつきそうな不都合があった」に違いありません。普段はこれを「袖の下で泳がせておき」、何かの時に脱税・政府批判・名誉毀損で逮捕できるようにしています。
中国には「人権」という言葉さえ存在しません。何しろ中国共産党が中華人民共和国を建国したので、国民の「人権」よりも共産党員の「党権」のほうが大切なのですね。(人権 ≪ 党権)
弁護士が
「中国共産党に異論を唱える組織や人」を弁護する場合には、言論弾圧・報道規制の中国ですから、細心の注意が必要です。
1週間から6ヶ月の失踪が多く、拷問(これは日常的なこと)による傷跡が自然治癒する時間も必要なので、3年も失踪していたということは、王全璋が1~2年以上の長期間「無実」を訴えていたと推測できます。
裁判日程は不明なものの
逮捕された弁護士の王全璋を、別の弁護士である劉衛国が弁護するとのことです。
中国人弁護士の最大の関心事は「法をどう解釈するかではなく、中国共産党をどう解釈するか」であり、これを忘れていると120名以上の弁護士が逮捕される事件(2015年:後述)が起こります。
選挙のない中国共産党が中国の代表ではないのでした。
そもそも
中国に「弁護士という職業が存在する」ことが不思議なんですが、いくら非法治国家であっても裁判上で形式的に必要なんでしょうし、またそれくらいの理由しか見当たりません。
そう中国は、形式偽装の国なのです。形だけを外国から取り入れるだけの・・・・・・
中国や韓国では
- 中国では、弁護士が中国共産党と異なる意見を言うとしばしば逮捕され、その場合、その弁護士を別の弁護士が弁護します。新車発表をしてもそれがリコール対象になるように、またトランプ側近に指名・承認されてもその人がやがて解任されるように、弁護した中国人弁護士さえも中国共産党に刃向かったという理由でやがて逮捕されるのでしょう。
- 韓国では、大統領の権力を強大にしないと何も決まらない対立社会ゆえ、司法などが大統領に何かを言えるはずがありません。しかし大統領職を辞して普通の人に戻るや、たちまちにして例外なく逮捕されます。法の矛盾が好都合だと考える国会議員が多い国家ですから、改善の糸口は見えないのです。
- こういった小学校高学年のようなレベルを維持し続けるのが中国・韓国なのです。
こんな質問には、きっと意味がないのでしょうが
中国・韓国のどっちがマシ?
中国、人権派弁護士を120人以上拘束 しかし活動家は訴える「数百人が逮捕されたくらいで......」:huffing 2015年07月14日
中国や朝鮮半島の言うことは
ほとんどの場合、一方的に過ぎ、信用できません。
ただし、そんな環境のなかで人びとは生きている、と知ることが大切なんです。
もちろん「現状を維持したほうがいい」と主張しているのでないことは、言うまでもありません・・・・・・。
さてさて、皆様はどう思われますか。