カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

韓国の醜聞529 脱線事故

2018年12月12日 14時02分22秒 | アジア

誰でも許容範囲内なら醜聞を指摘できます。ここでは最近の「韓国の醜聞」を集め、必要なかたのために出典も提示し、あればリンク先も明示しています。とは言え「私がリンク先の主張のすべてに賛成している」わけではなく、出典明示の原則を守っているだけです。


寒波で脱線!? 大恥をかいた韓国鉄道公社社長:朝鮮日報 2018/12/10  


韓国鉄道公社の社長が、豹変したようです。

「気温が急に下がり線路に問題が生じた」から「線路転換機の回線連結に問題が生じた」に代わったというのです。

尤も「急激な気温低下で、連結部に問題が生じた」のかも知れませんが。


2004年開通の韓国KTXが2度目の脱線事故、線路転換機が誤作動か

8日午前7時35分、江陵発ソウル行きの韓国高速鉄道(KTX)車両が出発から5分で10両すべて脱線するという事故が発生した。時速約100キロメートルで走っている時だったため死者はいなかったが、同じことが最高速度区間(時速250キロメートル)で起こっていたら大惨事につながりかねない事故だった。KTXが脱線したのは2004年の開通以来2回目で、2011年の光明駅(京畿道)脱線以来7年ぶりだ。 : 朝鮮日報 2018/12/10 


韓国での鉄道事故の背景には、文在寅の

①労組対策の失敗(鉄道公社の非常任理事には民労総出身者をおき政権寄りにして安全をおろそかにした)

②北朝鮮制裁対象の例外措置があったとしても、南北鉄道連結事業に力を入れすぎてしかも失敗しつつある

などがあったとされているようで、細かい事故もたくさんあったとのことです。 


高速鉄道脱線「恥ずかしい」 徹底した原因究明・対策指示=文大統領:2018/12/10  


平昌五輪の直前に開通したようで

2017/12/22に開通して1年で脱線事故を起こしてしまったようです。

大小の鉄道事故が増えていることに危機感が少しでもあればいいのですが、それどころではなく大統領からして北朝鮮との鉄道事業にしか興味がなさそうなので、事故もやむを得ないのでしょうか。 

さてさて、皆様はどう思われますか。


中国に関する醜聞445 カナダ問題

2018年12月12日 13時02分38秒 | 海外

カナダで中国企業ファーウェイCFOの孟が拘束されました。

さらに・・・・・・


中国当局がカナダ元外交官を拘束、所属団体が釈放求める:ロイター 2018年12月12日


ロイター電では

カナダで孟が拘束されたことと今回の元外交官拘束との関係は不明としているものの、誰が見てもあきらかなように、中国共産党による「報復拘束」でした。

理由もなく、問い合せにも応えることもなく、「秘密裏報復拘束するのが非法治国家らしい中国の正しい道」でしょう。

中国の一般人が、アップル社のスマートフォンを捨ててファーウェイ社に乗り換えるとしていますが、これは中国に「報道規制」があり正確な事実を知らされていないからだと思われます。

もちろん一部の中国人は様々な手段を駆使して正確に理解した上で演技しているのでしょうが、罰則があるため従うしかありません。このように中国社会では、複雑な価値観の下で風見鶏のように判断しなければならないようです。

なにしろ北京では、NHK国際放送の内容が中国共産党の報道と異なっている場合、ただちに遮断し「砂嵐画面」にする報道規制があります。中国人には、おこった事実を知らせないでいるのです。

はたして多くの中国人が事実を正確に知った上でスマホ乗り換えをしているのか、大いに疑問なのです。 


元カナダ外交官、中国で拘束=ファーウェイ問題と関連不明:時事 2018/12/12 


旅券7通使うCFO、加検察「国外逃亡の恐れ」:読売新聞 2018年12月09日  


報道では

旅券(パスポート)の有効期限について述べておらず、7通の他にも旅券をもっている可能性があるとしています。もしもかりに複数の旅券が有効期限内ならば、中国共産党政府自身が偽装していることになり、中国政府が即時釈放を主張しているのも納得できます。

中国共産党は「悪事はバレる」という言い伝えを否定しなければなりませんが、中国ではこういうのを正当化できる上手な言い訳を編み出せるのが「出世する賢い人なのでしょう(大笑)。

釈放に応じれば、別のパスポートを使って孟が国外逃亡する恐れがあると判断して拘束したのでしょうが、これもやむを得ません。

とにかくアメリカとの貿易問題にまともに答えることがないため起こったと考えられるカナダでの孟逮捕でした。

中国がカナダに報復すればするほど、アメリカとの問題が長引くように思います。両者は無関係ではなく、密接に関連しています。

THAAD問題で中国は韓国を制裁し、孟逮捕問題で中国はカナダを制裁するのですが、これらは間接的に「反米」でした。

そしてアメリカが中国を制裁しているのです。  


禁輸・往来制限・関係凍結…中国、対カナダ「報復」のシナリオ:afp 2018年12月11日 


この件では、ここが一番充実しているように思いました。 

かつての中国共産党が起こした「報復」例から、今回カナダに対して「報復」しそうなことを挙げているので、私の補足も含めてご紹介します。

韓国へ報復

米製THAADミサイルの韓国内配備が、北朝鮮対策だとしながら実は中国を標的にしていると考え、中国が韓国へ報復しました。韓国の歴代大統領が大統領職を辞したあとほぼ例外なく報復逮捕されるのと、とてもよく似てますね。

国外対立と国内対立の違いはあるでしょうが、根は同じ「報復」であり、うぬぼれの極限状態です。

中国では、韓国内でTHAADミサイル配備の場所を提供したロッテ製品に対する「中国政府主導・中国企業の協力」による不買運動があって店頭からロッテ製品が撤去されたり、店舗前で抗議運動がありました。さまざまな嫌がらせがあり、ロッテでは百貨店の売却を考えていると報道されています(2018年7月30日)。

尖閣諸島国有化で起こった中国での激しい反日運動の時は対岸の火事でしたが、今回はそうではなく韓国に直接ふりかかった中国の不作法でした。

韓国政府は禁韓令などがWTO協定違反に近いと認定したものの正式な提訴はしていません。

もろともにあはれと思へやまざくら 花よりほかに知る人もなし 

ノルウェーへ報復

ノルウェーが、中国で逮捕されている劉暁波に2010年度ノーベル平和賞を与えたことに対して、中国共産党が報復しました。FTA交渉も中断し、ノルウェー産サケの対中輸出は激減したもようです。6年後の関係修復では、中国の「核心的利益」を損なう行動を支持しないことを約束したとのこと。

劉暁波は病院へ移され2017/07/13に末期ガンで死去しましたが、妻がドイツへ出国するのを認めた(2018/07)のは意外でした。何か裏取引があったとみるのが自然です。まあドイツもそれどころではないでしょうが・・・・・・。 

台湾へ報復 

2016/05/20台湾で独立派の蔡英文総統が政権を樹立。親中の馬英九前総統時代に中国人の観光ブームがありましたが、2016年以降、中国からの訪問者は42%も落ち込んだとのこと。

中国共産党の指示があったのでしょうが、中国メディアによる台湾攻撃報道が多くなり、中国の大手旅行代理店も台湾ツアー計画を縮小したもようです。

カナダへの報復これらから類推できます) 

  • 中国からカナダへの観光客や経済人の訪中が減り
  • カナダの製品や農産物のボイコットや輸入禁止
  • FTAの予備協議を中断
  • 中国当局が大手カナダ企業幹部の拘束

しかし考え方を変えるならば、マナーの悪い中国人、悪質な干渉を続ける中国共産党政府のひも付き留学生が減ることで、その他の手法を考えるのはいいことだと思います。

かつて「中国は貧しいから共産主義に走っていたのだろう」

とされていましたが、予測はみごとにはずれ、中国は豊かになり始めたけれども「一部の人にしか富が行き渡らない」仕組みができあがっていたのです。

決して認めることはないでしょうが、袖の下文化という非効率的な運営しかできない漢族に、重大な責任があります。

このような時期に

中国がアメリカやカナダと衝突を繰り返し、貿易が少なくなり、孤立化し始めるのは、決して悪いことではありません。

中国共産党が生き方を変えないかぎり、世の中は変わらないのです。

それにしても、異様な中国共産党は何とかしないといけませんね。

さてさて、皆様はどう思われますか。