カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

ISその後

2018年12月13日 23時57分13秒 | 海外

北朝鮮問題が膠着する今ですが

世界を見渡すと、いろいろな紛争がみられます。人間がいるところで問題のないところはありませんが、その中でも最大限になるであろうことは、次などでしょうか。

  • ISなど中東情勢

ここで詳しく述べています。

  • 朝鮮半島の状態
  • 米中の貿易対立

中国は、必死になって韓国やカナダに対する報復をしますが、その後ろにいるアメリカには常識的な反発をするだけで、大きく逆らえません。

中国が安心して攻撃できるのは、韓国・カナダですが、これは世界中に無数の「敵」がいる中で韓国が安心して日本を攻撃できるのに似ています。あくまでも「仮想敵国」なんでしょう。

  • 英国のEU離脱も差し迫った段階  

「ISから完全解放」アバディ首相が勝利宣言:毎日新聞 2017年12月9日


1年前の記事とは言え

また「この記事は有料記事です。」となっているとは言え、イラクのアバディ首相が言っているので、少なくともイラクにとって重要な転機だったのでしょう。

イスラム国(IS・ISLE・ISISなど)に関しては

不可解なことが多い中東の中でも、もっとも「不思議」なことの1つでした。

言うまでもなくシリアでは、シリア政府軍(アサド大統領・イランやロシアの支援か)と反政府軍(アメリカを中心とする多国籍軍)およびクルド人などの国境を越えた人たちに加え、イラク(イランの支援か)などがからんでおり、ISとの、またIS内部での、「無慈悲な」対立があります。(「無慈悲な」は北朝鮮がよく使っていた言葉であり、ちかく復活するかも知れません。

そのISがシリアでも「支配の終焉は、時間の問題」とされています。

ISに関しては、ロシアをちょっとふり返るだけでも・・・・・・

  • 2011/03/15 シリア内戦始まる
  • 2014/06/29   バグダディがIS樹立を宣言
  • 2015/09/30 ロシアがシリア空爆を開始(駐在開始)
  • 2017/12/07 ロシアが対IS勝利宣言
  • 2017/12/11 シリアを訪問したプーチンが撤退を表明
  • 2018/06/09 国益がある限りシリア駐在(撤退しない)  

決して

ロシアは自分に不利なことや前言をひるがえすようなことを言いませんが、6ヶ月の間に「撤退する」→「撤退しない」へと豹変していることがお分かりでしょうか。

独裁国家(ロシア・中国・朝鮮半島など)では

その発言を注意深く追いかけないと、平気で矛盾することをしばしば起こし、決して「変更した・前言をひるがえす」などとは言わないものです。

国民へ報告する義務がある国でも正確でないことがあるのに、国民へ報告する義務さえない国もあれば、義務があるのに平気でウソをつく国もあります。

そこで情報を整理し、検索する技術が望まれます。

国家は「必ずウソをつく」という前提ですね。

尤も「整理し検索する」時点で、何かのバイアスがかかっていることも多いので、そこから導き出された結論にも注意する必要があります。

「一般的な常識」になっていることでさえ、あやしいのです。

社会には

世論誘導

フェイク・ニュースを指摘する本人がフェイク

ということもあり

「正誤」や「正誤の度合い」を視聴者が「自分で判断する必要に迫られているのです。

いつまでも何かに頼ってはいられなくなったのです。

昔から変わらないとも言えますが近年顕著になっています。

世の変化は徐々にしか現われないもので、遠くから見ている人だけがわかるはずなのに、興味を示さなければ何にもなりませんね。

いち早くこれを察知する人が、先読みできる人とは言え、先ははどうなるか分らないので「打率」は高くありませんが、これこそ「自分で判断」するしかないことなのでしょう。

何かに頼っていると、積極的な人生につながりません。

いいか悪いか分かりませんが、組織に埋もれることなく、仕事が終わったら「自分なりに発信」して積極的に生きてみませんか(笑)。

自分なりに検索するのも、その一歩でしょう。  


どうなる? 「イスラム国」崩壊後の中東:読売新聞 2017年10月28日 

ISの歴史をふり返っていて、かなり細かいところまで掘り下げております。  


さてさて、皆様はどう思われますか。


韓国の醜聞530 集団ヒステリーか魔女狩りか

2018年12月13日 11時29分42秒 | アジア

今の韓国を見ていると

集団ヒステリーを思い出します。

魔女狩りといってもいいでしょうが、とにかく独特の思考形態をもっており、しばしば小学生高学年ではないかと揶揄されます。 

冷静に考えてみると、韓国では・・・・・・

  • 朝鮮戦争のあと65年経過したのにまだ「休戦中」
  • 北朝鮮という中国とはまた違った種類の「脅威」
  • 北朝鮮からの軍事脅威にさらされ続けた「異常さ」
  • 北朝鮮は言葉も同じはずの同族でしたが「無知だった」

これゆえ

2年ほどの軍隊経験が義務づけられています。

ただし特別な才能をもっている人はこれを免除されるようで、これを狙って必死になっている人がいるとのこと。

兵役の免除あるいは延期を商売にしている人がいて、行ってもいないのに専門学校に在籍したとする偽装の業者もあるらしく、独特の合法を装おう「偽証明書」の世界です。

私たち日本人は

「ひどい韓国」と「さらにひどい北朝鮮」の両方が朝鮮半島にあることを知っておくべきでしょう。

ともに韓族であることに変わりはなさそうですが、私たちと姿が比較的似ているので「同じはずだ」と錯覚してはいませんか。

韓族は、日本人とはまったく違っていると思ったほうがいいのでしょう。  

朴槿恵・文在寅の時代から

韓国は不可解な中国・北朝鮮へ限りなく無批判に接近してきました。韓国・中国・北朝鮮では「偽装」が常識であると考えておきたいものです。

その原因は別として

それほど「緊張感ただよう韓国社会」なのです。

そこには、理解できない側面があるのかも知れません。

だからこそ彼らが「国際社会」で活動するには、「儒教を捨て、視野をひろく」しなければなりませんが、それが簡単ではないほど社会に深く染み付いているようです。

韓国が普通の国になるのに、あと100年はかかりそうです。 


今の時代とて、いざ社会悪に対処するとなると、依然として魔女狩りの時代と大差ない。革命的なあるいは少なくとも我々には不穏千万と思える思想に対しては、悪霊を追い払うのと同じようにおまじないの類を唱えて厄払いに熱中することがままあるではないか。何か嫌な問題が起これば、誰が悪い彼が悪いとやり玉に上げる。ルーズベルトしかりヒットラーしかり、スターリンしかり、まさに魔女狩りさながらではないか。 P.8 クライド・クラックホーン「人間のための鏡」サイマル

訳者が格調高いのか、著者がいいのか知りませんが、50年も前の著作とは思えない「人間のための鏡」からの引用でした

そう言えば 

    • トランプが「メディアは魔女狩りをしている」とし
    • トランプ自身が「魔女狩りをしている」との批判も 

 どちらが正しいのでしょうね。

今の時代では、アメリカの「魔女狩り」願望者たちトランプを大統領に選んだに違いありません。

トランプの登場が、「大統領とは何か」「魔女とは何か」をもう一度考え直すきっかけになったのかも知れませんね。

    • トランプの出現で、オバマの品位が見直され
    • 文在寅の出現で、朴槿恵の価値さえ見直され
    • 翁長の出現で、悩める仲井眞の姿も見直され

こう考えるのが、多様性の象徴なんでしょう。

これは、多様性がまったくない朝鮮半島を知ることで得られる視点でした。

外国を知ると自分をより深く知ることになり、類人猿を研究して初めて人類をよく理解できるのです。

室生犀星(むろう さいせい)も言っております。 

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの 


魔女狩り

魔女狩り(まじょがり英: witch-hunt)は、魔女とされた被疑者に対する訴追、裁判、刑罰、あるいは法的手続を経ない私刑等の一連の迫害を指す。魔術を使ったと疑われる者を裁いたり制裁を加えることは古代から行われていた。

ヨーロッパ中世末の15世紀には、悪魔と契約してキリスト教社会の破壊を企む背教者という新種の「魔女」の概念が生まれるとともに、最初の大規模な魔女裁判が興った。そして初期近代の16世紀後半から17世紀にかけて魔女熱狂とも大迫害時代とも呼ばれる魔女裁判の最盛期が到来した。

現代では、歴史上の魔女狩りの事例の多くは無知による社会不安から発生した集団ヒステリー現象であったと考えられている。Wikipedia 

東北地域の北など見られる「イタコ」や、沖縄などで見られる「ユタ」などには、いい悪いは別として、「魔女」と似た位置づけがあったのかも知れません。批判力がある人ならば、別に問題はありませんが、べったり信じ込むタイプの人ならば「あぶない」のかも知れませんね。 


「愛国」という名の"集団ヒステリー"・・・・・・ 

旭日旗らしき図案が入った1着の服を、直ちに「日本軍国主義の象徴」だと断定して大騒ぎするという〔中国の〕マスメディアの報道、その報道に煽り立てられて、ほとんど条件反射的に憤慨して、趙薇さんを「売国奴」や「民族の変節者」だ、と罵倒する市民たちの反応、1人の若い女優のちょっとした不注意を「民族の尊厳を傷つけた精神的犯罪」とまで断罪した学者先生たちの情緒的な言動、そしてインターネット上で彼女を「生き埋めにすべきだ」と攻撃本能を剥き出しにする愛国青年、さらに多くの市民が、1人の女性に対する悪質な暴行と侮辱を、あたかも正義の快挙でもあるかのように支持する、という信じ難い社会現象の発生……。

これらに共通して見られるのは、彼らを常識から大いに外れた過激な言動へと駆り立てる、1種の集団的な異常精神というべきものではないだろうか。

ここで特に注目すべきなのは、趙薇事件において多くの中国国民が示したこのような異常反応のすべてが、いわば「愛国」という大義名分のもとに行われたということである。 

つまり、「愛国」という旗印を振りかざし、「民族の罪人」を糾弾するという大義名分があるからこそ、マスメディアが持つべき公正さを、学者が持つべき節度を、そして普通の市民たちが持つべき良識を全部かなぐり捨てて、集団的熱病にでも取りつかれたかのように、1人の若い女優に対する人民裁判式の総攻撃を容赦なく発動し、ヒステリー的な大発作を起こしたのである。 

それはすなわち、1990年代以来、中国全土で猛威を振るってきた「愛国攘夷」という国民運動の正体である。:P.111-112 石平(せきへい)「私はなぜ中国を捨てたのか」ワック株式会社

中国でこの集団ヒステリーを支えているのが、言論統制・報道規制で異論を排除するシステムでした。

国民に多様性がないどころか、政府自らが、あおり、報道規制して、一定の価値以外を排除しているのでしょう。この現象のことを「中国共産党の一党支配」と言います。

多様性がないと言うのは、実に怖いことなんです(笑)。

尤も、多様性があり過ぎて、好き勝手にやればいいというわけではありませんが。

さてさて、皆様はどう思われますか。


同じ頃に就任した首脳たち

2018年12月13日 05時18分30秒 | 生き方

日本も大変ですが

世界中を見渡すと、もっと大変かも知れません。

決して足もとを疎かにしているわけではありませんが、全体的な視野をもちながら、足もとを見るほうがよかろうかと思うのです。

いわば

「広い視点で」

「着眼大局、着手小局」その1 その2

もし法治国家ならば

  • 「惰性」はいけませんが、暴力を伴なう「死守」だけはやめたいものです。
  • 「死守」の背景に他者を無視・冒涜する「うぬぼれ」がないでしょうか?
  • 同時に「被害者・加害者」であるかも知れないのに、加害者性を忘れて被害者性だけを特筆していませんか?
  • それとも最悪の「惰性」「死守」ですか? 

同じ2017年前半に誕生した代表的な政権といえば 

あくまでも目安に過ぎない支持率ですが、次のようになっています。

36% 米 トランプ(2018/09現在) 
48% 韓 文在寅  (2018/11現在
23% 仏 マクロン(2018/12現在 

各国に固有の事情もあり、数値で比較して「誰が危ないか」が言えるものではありませんね。

トランプ

この2年弱のあいだ、危険水域ではないとしても「安定した支持率を継続中」で、依然として弾劾説がくすぶっています。

外交でもうまくいったとは言えませんが、それ以上に内政で問題を起こしております。とくにトランプ政権で側近がしばしば交代するのは、「困ったもの」ではとらえきれないほどの「異常事態」でしょう。

信頼して指名した結果として上院を通過できたのに、短期間に終わった人が多すぎることから、①トランプの「指名責任」、②上院共和党の「認可責任」、はどうなっているのかといったところです。

前にも書きましたが

新しい側近発表 ≒ 新車発表

側近の解雇辞任 ≒ リコール発表

2018年末も続くトランプ側近の発表ですが、またまたこの人たちも近い将来、辞任する運命にあるのでしょうか。

印象としては、一方的な「解任」が減り、協議の上での押しつけ「辞任」が増えたようで、トランプと意見が一致する人はこの世には存在しないようです。

こういう人を束ねて行くのが政治家と言えます。不幸なことに、自分に反対する人の全人格を否定しがちな「政治家ど素人」トランプには、それができなかったのです(笑)。

共産主義者は一般に、批判」することで政権を取りますが、いったん政権を取ると豹変して「批判」を許さないよう法律を変えがちです。残念ながら私は、トランプにそれをみてしまうのでした。

文在寅

あの高支持率から一気に低下しつつある段階でして、韓国では一色を欲し異論を許さないので、相当危険な段階と言えそうです。

まだ危険水域には至っておりませんが、悪い予感をさせます。

外交的にも大失敗し、内政でも大混乱が見られます。

外交では、あれほど無批判に北朝鮮へ接近していたにもかかわらず予想されたとおり「南北問題が膠着状態」にあり、日本とも朴槿恵政権以来ずっと戦後最悪を更新し続けております。

内政では、特に国内状況を見極めずに最低賃金を上げたため雇用率低下につながったり、民主労総(民労総)に至っては労働組合が支持基盤であるはずの左翼与党「ともに民主党」の洪永杓院内代表でさえ「言葉が通じない。労働組合による建物占拠は米国ではテロ行為(朝鮮日報 2018/11/18)」と嘆いています。

マクロン

期待があった高支持率から危険水域(30%未満)に達したようで、特に内政面で燃料税率を上げるなどの不祥事が災いして、閣僚の辞任が相次いだようです。

まさか英に続いて仏もEU離脱というわけではないでしょうが、この大混乱が発展して極右翼「国民連合(2018年6月、党名を国民戦線から変更)」が政権をとるような事態になれば、仏もEU離脱になりそうです。そうなるとドイツ一極支配となり、イタリアやスペインなども離脱に踏み切る可能性が高くなります。 


いずれも、外交がうまくいったというわけではありませんが、内政で大失敗したことが支持率の大幅低下につながったようです。 


閣僚「続々辞任」でマクロン政権に激震!:2017年06月25日 

マクロン仏大統領の支持率、25%に低下 世論調査:afp 2018年11月18日

サンデーモーニング(2018/12/09)でも64%→25%としていました。 

さてさて、皆様はどう思われますか。