世の中の決まりに
賛成するにも意味があり、反対するにしても十分な意味があるはずです。
問題は
全体としてどう考えるかでしょう。
死守するのではなく、相手の話もよく聞いて、総合的に判断しなければならないのです。
この意味では、トランプは批判される経験がない政治の素人であり、周囲がみんな賛成すると思い込み、批判の声には耳を貸さないどころかそれらを切り捨てる傾向が見られ、たとえ一部の人たちが熱狂的に支持を偽装していたとしても、全体として「欠陥」だと言えます。ただし・・・・・・
たとえ「欠陥」であったとしても、それはある意味から「欠陥」なのであり、この世での存在価値はどこかにあるはずで、世が世ならば「欠陥」ではなくなる可能性があります。
特に公の場合、代わるべき人が現われるまでは・・・・
「私たちにはトランプが必要」…米大統領、仏デモで偽ニュースをリツイート:afp 2018年12月5日 9:47
トランプが
知らないまま、偽サイトをリツイートしたようです。
普段から、自分に賛同しない「米メディア」をフェイク・ニュース発信社として軽蔑することが多く、これが大統領にふさわしくない言動の1つでした。
すでに分っていましたが
- 「メディアが魔女狩りをしている」と言いながら、自分が魔女狩りしている
- 「メディアがフェイク・ニュース発信社だ」と言いながら、自分がフェイク・ニュースを発信している
これが「批判される経験がない」政治素人のトランプの実体であり
偽サイトをリツイートするのは当然だったのです
一般的に言って
- 発信する手段が一握りの人たちだけだった長い時代を考えると、誰でも簡単に発信者になれるというのは、実に革新的でした。
- しかしネットには、一旦発信するとそれを取り消すのが難しいという性質があり
- 誰でもが発信できるようになると、金目当ての意図的なフェイク・ニュースも見られるようになり
- その人の真贋みきわめ技術が要求される時代となり
- パスワードなどの重要さが再認識されたのですが
- それでも使いやすさを求める人が増え、金儲けの仕組みができあがり利用者が増えてくると、そんな重要さも軽んじられ始め
- 有名になると、よっぽど注意していないと「はめられる」か「自らが罠に陥ってしまう」のです。庶民性を装おうにも限度があると言えましょう。
サイバー顧問のジュリアーニ氏、ツイッターで失態 「反トランプ」サイトに自ら誘導:afp 2018年12月6日 14:27
これは
「仕組みが分っていない」と一蹴してしまうには惜しいほど「教えられるところが多い」ようです。
この見方に反対する人がいたとしたら、その人は「人を騙すほうに肩入れし過ぎている」に違いありません。
表現の仕方によっては賛成か反対か分らりにくいこともあり、また意図的にそれを狙っている人もいるので、ツイートやリツイートにはご注意を(笑)。
トランプの偽サイト問題も含めて
「何が信じられるのか」は永遠のテーマですね。
使いやすさと安全性は両立しないようであり、これに費用がからんできます。
それぞれの人が自分の信念に従って利用するしかなく、その点で優れた商品が残ることになり、そしてそれを越えるさらに優れた商品も生み出されるのでしょう。
こうして限りなく優れていくように見えますが、限られた条件下にある商品ですから、何か大きな欠陥が見つかってしまい、「歴史は繰り返す」が叫ばれてしまうのでした。
ある「賢いとされる集団」が社会を支配する場合
- 改善が許されず
- 現状維持に走る社会となり
- 社会全体が等しく貧しくなっていき
- 言論や報道の規制で全体が低く抑えられ
- 気がついた時には一部の人だけに富が集中し
- しかも格差が大きすぎる社会だと知るに至ります
これが共産主義を目指す社会の欠陥でした。
この欠陥に気づいた国もあれば、まだ気づいていない大国もあります。長い間の支配から脱出するには2~3世代が必要なんでしょう。
もし「格差がどうしても避けられない」とするなら
- 改善があり得る社会
- それぞれの人が能力を発揮できる仕組み
のほうが、よさそうなのです。
さてさて、皆様はどう思われますか。