あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

「なんでも相談」チラシ/定職がない若者/実情と問題の共有が必要

2010年01月21日 | 日々の活動



浜通り医療生協ニュース1月号には、「なんでも相談」チラシを折り込み、配布し始めたところなのですが、きのう、きょうと連続して職場に相談者がおとずれました。

このチラシそのものは半年前に作成し、組合員のおもだった人たちには渡っていましたが、ニュースに折り込んだのは初めて。

お二人ともそのチラシを手に持ち、「これを見たんですが、ほんとうになんでも相談していいんですか?」と。

立場はぜんぜん違うお話でしたが、いずれも定職がない20代、30代の若者がかかわる相談でした。

あってはならない「派遣村」が一昨年来、全国問題になった際、いわき市内でも派遣切りや整理解雇があったことは公然の事実で、市労連や小名浜地区労への労働相談がふえていました。

どこで相談したらよいものかと親子で悩み苦しむ実態を目の当たりにした思いです。「仕事がなかなかないけど、自分たちの努力不足が原因で、なかなか他人様に言えなかった」と言うのです。

この実情と、どこに問題があるかを考える共有の場をもっともっと広げないとなりません。









ポカポカ陽気の大寒/議会報告会/政治の変化を前向きに

2010年01月20日 | 日々の活動


今年でいうと、1月5日の「小寒」から「寒の入り」で、2月3日の節分までの約30日間の「寒の内」に厳しい寒さが続き、その間のきょうが寒さの絶頂期の「大寒」でした。

中国の黄河中・下流域の季節に基づいているので、日本とはややズレがあるといっても、季節を感じる基準としては日本でもずいぶん根づいている感じはします。

とはいえ、きょうはいわきでもかなりポカポカ陽気でした。なにせ職場の部屋の中より、外にいるほうが暖かく感じられるぐらいでした。



年末の集まりに続き、私が育った高坂町の党後援会による議会報告会がありました。
市議のみぞぐち民子さん、県議の宮川えみ子さんに続き、私からは第25回党大会の様子を代議員の発言や来賓のあいさつ、傍聴した外交官の感想などにふれつつ、農村でも地域でも職場でも大学でも弁護士のなかでも、共産党の働きかけによって党が組織的に大きくなっているところでの大きな変化を報告しました。

党大会から帰って、日・月・火と仕事に追われた、という日々でしたが、ともかく、政治の変化を前向きに促進する役割を発揮しようと思います。

共同組織委員会/組織づくり/映画「おとうと」など

2010年01月19日 | 日々の活動


県内で民医連に加盟している事業所を持つ法人の「共同組織委員会」の会議が郡山医療生協の組合員センターでありました。

車で市外へ出ることはなかなか機会がなくなりましたが、国道49号線を走っていると、市内でも山間地の道路わきなどには雪が積もった気配。



この冬、少なくとも私の居住地近辺では、おととい、チラホラと雪が短時間舞ったぐらいなので、同じ市内で「降り積もる」景色には驚きです。

会議では、今年度の共同組織強化月間、医療生協でいうと「生協強化月間」のとりくみの交流をしました。



終えるやただちにいわきへもどり、わが法人の毎月定例の組織づくり委員会。
強化月間のまとめとともに、今年度目標達成へ向けた具体的手立て、3月に予定する「春まつり」の準備、映画「おとうと」のチケット普及などを確認しました。

小沢さんの4つの疑惑/企業・団体献金即時禁止、政党助成金撤廃

2010年01月18日 | 日々の活動



小沢さんが説明しなければならない疑惑は少なくとも4つあります。

世田谷区深沢の土地を実際には04年に購入したのに、政治資金報告書では05年に購入したという虚偽記載。

4億円の土地購入資金はゼネコンからのヤミ献金。

西松建設の偽装献金疑惑と「天の声」として公共事業受注に関与。

新生党と自由党を解党した際の残余資金の原資のはずの政党助成金の処理。

小沢さんはどれも説明することをまったくしていません。
それどころか、「国民も理解してくれたと思う。だからこそ、政権を与えてくれた」と言っています。
陸山会の土地購入疑惑は総選挙後に出てきたもの。

小沢さんの言い分は、「時空を超えた荒唐無稽ないいのがれというほかありません」(志位委員長の第25回大会閉会あいさつ)。

政党助成金については、政党が解党する場合、国庫に返すように総理大臣が命令を出すことになっていますが、解党直前にどこかに寄付してしまえば、返還をまぬがれます。

公共事業にかかわる疑惑はいうまでもなく、国民の税金を食い物にする疑惑です。
「税金のムダ使いをなくす」以前の問題です。

ともかく、こうした政治土壌をつくったのは自民党ですが、その土壌を肥やすしくみが企業・団体献金と政党助成金ではないでしょうか。

企業・団体献金の即時禁止、政党助成金の撤廃を共産党しかいえない政治土壌をごいっしょに変えましょう。


生協支部新年会/地域がかかえる課題/駅伝

2010年01月17日 | 日々の活動



医療生協の支部新年会がありました。

新年初顔合わせなので、支部長の新年のごあいさつに続き、私も組織部長としての新年のごあいさつ。

昨年の総選挙で政権交代が実現した力が「政治を変えたい」と願う国民の意志だったこと、医療・介護をめぐる願いの中身、政権を担うことになった民主党がそれまでの自民・公明政治とは根本的に違う政策を掲げていたこと、その後の予算編成ではその約束を果たすにはほど遠いこと、加えて「政治とカネ」の問題、財源的には軍事費も大企業優遇も聖域にしているままなこと、ここにメスを入れることこそ、政治を変えるかなめであって、これが医療生協としても住民に働きかける課題であることを話しました。

みなさんは、市立病院を民間譲渡した市政への疑問、包括支援センターの仕事を区長になるまで知らなかった事実、センターの職員が訪問してきても「若い女性が何しに来た」と言って話を断る高齢者世帯が少なくないことなど、地域がかかえる課題を真剣なまなざしで話されました。

健康チェックをし、手作り昼食後には健康体操。



会場のまん前の交差点は、第53回小名浜地区一週駅伝競争大会のコース。昨年も70チーム以上が参加したらしく、今年も全チームが交差点を通過するまで、横切るほうの車は待たされているようでした。


党大会最終日/結語/明るく楽しく笑いと涙/役員選出

2010年01月16日 | 日々の活動


党大会も4日目の最終日。

志位委員長による大会の「結語」がありました。

初日の討論を含め、62人の発言、それまでに大会決議案に寄せられた意見を受けてのものです。

発言は、明るく楽しく、笑いあり、涙ありで、すべてが新しい政治の探求、半年後の参院選への決意、党の成長・発展にとりくむすばらしいものばかりでした。

そして採択された決議を実践する中央役員も選挙によって選出されました。

一人ひとりが紹介されるたびの各地域からの拍手もさることながら、志位さんや不破さん、参院選比例候補のみなさんへの会場いっぱいの拍手は感動ものでした。




休憩中に福島の代議員たちと撮った写真。私と岩渕さんの間に紙智子(かみ・ともこ)参院議員、友さんの左上に今度の参院選比例候補の大門みきし参院議員、大門さんの右手にややかくれて昨年総選挙で議席を勝ち取った高橋ちづ子衆院議員。

きょうもまた、大学4年間お世話になった先輩と出会いました。いまは京都で「国政事務所長」。簡単に言うと、今年の参院選で京都の参院地方区候補者・成宮真理子さんを当選させる責任者です。党内にもいろんな職務があるものです。

閉会後の帰り際には大学後輩の仁比そうへい参院議員とばったり。がっちり握手。写真を撮り損ねました。



自宅に午後8時ぐらい着。これは熱海駅から東京駅へ向かう「こだま」。






苦楽をともにした学生時代の同志

2010年01月15日 | 日々の活動



党大会3日目。日の出を見た反対側の景色。

きょうも23人の全国からの発言に感動です。

こういうところに来てうれしいのは、学生時代にいっしょに苦楽をともにした「同志」に会えたことでした。

初日には、会場入口で「おう! 長谷部!」と呼び止められ、振り向くと、党京都府委員長。私が学生時代は左京地区委員会で京大学生党委員会を担当していたのでした。

休憩時間には、同学年で文学部だった彼氏とばったり。京都南地区委員会委員長を務めています。



井上哲士参院議員もまた私が学生時代の4年間、ずっといっしょでお世話になった先輩です。


討論/来賓あいさつ/品川さん/反共がくずれる

2010年01月14日 | Weblog





党大会2日目。宿のまん前の海岸からの日の出がみごとでした。

大会決議案ときのうの中央委員会報告に対する討論が中心で、全国各地から34人が発言しました。

どれもこれもたいへんな苦労をされているだろうに、いきいきとした活動の様子には勇気をもらえる話ばかりです。

何より私が感動したのは、この日誌でもしばしば紹介した品川正治さんの言葉です。

品川さんは経済同友会終身幹事ですが、「平和・民主・革新の日本をめざす全国の会」(革新懇)代表世話人としての来賓あいさつでした。

「経済界に身をおきながら、こういうところでお話しするのはめったにない」と言いつつ、「行き過ぎた大企業依存、行き過ぎたアメリカ依存、その根底には反共というものがありました。このことがいま大きく変わり始め、反共がはっきりくずれていこうとしています。共産党にも、ものすごく大きな期待がかかり始めた」という言葉にはものすごく励まされました。



休憩中、福島の若者代議員がつかまえた志位委員長との撮影に便乗。

第25回党大会/ウォーキング/核廃絶の最大の障害

2010年01月13日 | 日々の活動


共産党の第25回大会に福島県党の代議員として参加です。

会場はJR伊東線の伊豆多賀駅から坂を登って約30分の標高約170mの山中にある党施設の伊豆学習会館。私は初めて登りました。

両手を軽く握り、腕を前後に振るウォーキングスタイルで登ると、たいそうな運動量です。
そういえば、事前にもらっていた注意事項には、「徒歩で上がる場合、かなり汗をかきます。着替えのため更衣室を設けています」とありました。



初日の志位和夫委員長による報告は、休憩をはさんで3時間余に及びましたが、国民のみなさんとともに新しい政治を探求する話には、引き込まれるばかりでした。
写真は休憩時。おとなりは磐梯町議の佐藤貞夫さん。

オバマ大統領の昨年4月のプラハでの核廃絶演説の一方で、11月の東京での演説では「韓国と日本を含む同盟国の防衛を保証する強力かつ効果的な核抑止力」と語ったこの「核抑止力」論こそ、核兵器のない世界への最大の障害だ、と喝破したことは印象的でした。

党大会/「永井の昔ばなし」/地域に育った生き方・考え方の原点

2010年01月12日 | 日々の活動



あしたから4日間の日程の第25回日本共産党大会に参加します。

日本各地の人たちの話を聞けるのは、メディア報道を除けば、30年ほど前の大学時代の日本民主青年同盟(民青)全国大会と、全日本民医連事務局で仕事をしていた十数年前の民医連総会以来です。

それだけに楽しみにしていて、先週金曜夕刻に突然寒気を感じてからというもの、万全を期しました。こういう体験もそうないと思います。




『永井の昔ばなし』(永井小・中学校PTA編、夏井芳徳校注、いわき新書3)を読みました。

「永井」というのは、いわき市の面積の18%を占める三和(みわ)町の阿武隈山地の山村です。現在の人口は、上永井・下永井あわせて800人に満たないと思います。いわき市の人口は34万人強です。

そうした地域の人たちが、1983年にまとめた作業の復刻です。

おそらく、全国津々浦々にこうした話は伝承されているのだと思います。

そしてそこには、「極めて厳しい状況下での選択や行動を余儀なくされた」登場人物がおり、「私たちの地域の歴史やかつての社会の様子」が反映され、なにより、「そこから自分自身の生き方や考え方の原点を探り出」す何かがあるはずだと私も思います。